大和高田政界に政変か。日本維新の会奈良県総支部は山下真知事を代表に据え、奈良でも地道に勢力を固めてきた。ところが来春、県議選の大和高田市選挙区(定数2)がきな臭い。同市議会議長の経験もある森本尚順市議の長男・卓矢氏が来春、統一地方選の県議選に立候補する。ところが維新は堀口由美・同市議を擁立するため森本氏は「党規違反」となる。そこで維新を脱退し、卓矢氏の選挙をサポートするようだ。
奈良の闇の連続企画のスタートは森本氏
【奈良の闇①】大和高田市議会・森本尚順議長(維新奈良 県総支部元幹事長)の “黒い人脈”を 告発
【奈良の闇】と題した連続企画はもともと森本氏と反社会的人物らとの関係を指摘したことから始まった。それ以来、福田倫也前県議の怪死、パワハラなど多くのトラブルに遭遇したものだ。

取材を始めたのは2024年春からだが、その頃から森本氏は長男・卓矢氏の県議選に意欲的とされてきた。すると同年5月に福田県議が市内の踏切で電車にはねられ死亡。維新の県議の議席が空席となった。
しかし奈良維新幹事長、松尾勇臣県議は堀口氏を推すという見方が強まった。
そこで卓矢氏は市内の祭りなどに積極的に参加。国会議員秘書の立場ながら、祭りなどであいさつする姿が目撃されている。大和地車保存会青年団の団長としてだんじり祭を取り仕切った卓矢氏。
パンフレットにもその名がある。

左下に株式会社文政の名がある。同社は森本氏の支援者として知られる。
大和高田市の指定ごみ袋製造業務は、同社がほぼ独占している状況だ。祭りのパンフレットも両者の関係性を示唆している。文政については過去記事④が詳しい。
【奈良の闇④】森本市議と 服役中役員の 会社登記事項が 変更されていた! 沈黙する 日本維新の会
会派名から「維新」が消えた

森本氏は除名処分になる前に「脱退届」を提出した。奈良維新のWebサイト上にはまだ森本氏のプロフィールが残っている。しかし市議会の会派名簿には変更があった。


先週、会派絆・日本維新の会の会派名が「絆」に改称されていた。となると関心は来春の統一地方選だ。地元政治通はこう話す。
「萬津力則議長が引退して、娘さんが引き継ぎます。維新は2人の新人候補を立てる見通し。逆に維新の看板が無くなった森本氏がどれだけ票を取れるか興味深いですね」
さらに激戦が予想されるのは県議選(大和高田市選挙区)。
地元のドン、米田県議の動向は
同市議会からは弓場義文市議が県議選へ意欲を示す。
森本卓矢氏と弓場氏、堀口氏の若手3氏が当選10回の地元有力者〝ディフェンディングチャンピオン〟米田忠則県議に挑む構図だ。
ところが米田県議の身辺にも異変があったという。
「家庭の事情で一次公認を辞退されました。二次で調整すると思いますが、ご本人が体調不良で不安を感じているとも言われています」(地元政治通)
御年86歳だけに体力面でも不安がある米田氏。
「米田先生が体調不良? 11月3日の選奨式に出席していましたよ。特に問題ない様子でしたが…」(市関係者)
米田氏が健康不安説を払拭して出馬した場合、来年の奈良県議選(大和高田市選挙区)はさらに混戦になりそうだ。



