先月、長野県・善光寺の小松玄澄貫主のセクハラ・パワハラ問題、そして「差別発言」が全国的に報じられた。小松貫主と言えば過去、女性問題などたびたびスキャンダルが報じられた人物。ところが今回の騒動は、過去のスキャンダルと全く異質な様相を呈している。
それは、この差別発言が「部落問題」に関わっているからだ。女性への露骨なセクハラ発言は、大々的に報じられるものの、差別発言についての内容は、謎のまま。ところが「差別発言」という言葉だけが独り歩きしている印象だ。では一体、小松貫主は、どんな“部落差別発言”を発したのか? 現地取材を通してその中身と核心について迫った。