年別アーカイブ: 2019年

台風19号直撃 その時あの場所は

アバター By 鳥取ループ

令和元年10月12日、関東地方に台風19号が直撃した。台風は神奈川県を横断し、箱根では24時間雨量の日本記録を更新した。

実は示現舎の拠点は神奈川県にある。そして、 示現舎は以前から神奈川県内の河川敷に不思議な部落(あくまで集落という意味の部落である)があることを把握していたのだが、なかなか行く機会がなかった。しかしここにきて、水害に対して脆弱な場所にあるそれらの部落がどうなったのか気になったので、これを期にい実際に訪れてみた。

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学術・研究:部落探訪(154) 福井県高浜町西三松

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関西のみならず全国的なニュースとなった関電役員の金品授受問題。そのキーパーソンである故・森山栄治の地元であり、解放同盟が組織された部落として西三松にしみつまつの名前も知られるようになった。

戦前は50戸の部落で、農業と商業が主産業だったとされる。

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森山栄治が 福井県から受け取ったのは “同和年金”!?

三品純 By 三品純

関電ー森山問題はこれまで高浜町の出来事を中心にお伝えしてきたが、今回は場面を変えて森山と福井県との関係を紹介したい。関電の報告書には「森山氏は、高浜町、福井県庁、福井県議会および国会議員に広い人脈を有しており、福井県の人権研究員として、原子力事業本部が主催する幹部人権研修に福井県幹部を招聘している」とある。森山が「人権研究員」の職にあったことはすでに一般メディアでも報じられたが、よく調べてみるとこの制度、実に奇妙な仕組みなのだ。

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学術・研究:部落探訪(153) 新潟県胎内市乙

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胎内市きのとには1928年に14戸の部落があったと記録されている。 『埼玉県,山梨県,新潟県での現地研修記』 にも詳細な記述があり、1990年前後でも10戸程度の部落だったという。また、同和対策事業が行われたとされている。この文献を手がかりに場所を特定してみよう。

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「同和と関電」高浜町ファクトチェックの旅

三品純 By 三品純

先週はテレビ、新聞、そしてネット上も関西電力・高浜町・助役で一色だった。当サイトも高浜町と森山栄治の過去を中心にお伝えしてきたが、以後は「同和と企業」という大きなテーマに移行していく予定だ。これからももちろん森山に関する興味深いエピソードがあれば紹介していくが、とりあえず本稿で「高浜編」は一旦、終えたい。最終章となる本稿はSNSでも話題の『前衛』(1982年8月号)「<ルポ>原発のある風景」の“ファクトチェック ”を中心にお伝えする。

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学術・研究:部落探訪(152) 神奈川県南足柄市関本“下宿”

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1934年の記録によれば、現在の南足柄市関本に7軒の部落があったとされる。地図や航空写真で事前調査しても分からなかったので、とりあえず現地に行くことにした。

手がかりは、「下宿」にあるとされ、他の関東の部落の例に漏れず白山神社があり、宗派は時宗らしいということである。

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「同和と原発」を喰った元部落解放同盟員・森山栄治の履歴書

三品純 By 三品純

関西電力役員の金品授受問題。高浜町元助役の故・森山栄治の暗躍ぶりが連日、報じられている。日本の人権問題の絶対的な存在、部落解放運動家が原発行政の中心で、財を成していたとは皮肉な話。このような事件は過去にも繰り返されてきたが、その度に「差別」「偏見」「デマ」で押し切ろうとされてきた。しかし事態はそんな居直りで済むほど甘くない。第二弾目となる今回は森山の爪痕とともに彼を取り巻いた人々を紹介していく。

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関電が恐怖した 高浜町助役は 地元同和の ドンだった!

三品純 By 三品純

「森山は地元同和の大物という話だが何か知っているか?」。「“ 人権(同和)絡み”だから森山はタブー視されてきた」。関西電力の役員が高浜町(福井県大飯郡)の元助役、森山栄治氏(故人)から多額の金品を受けていた問題で、大手メディアの記者やウォッチャーからこんな連絡を受けたのは先週末のこと。森山の住所と高浜町の同和地区を照合すると確かに“ビンゴ ”だから関心を寄せていたのだが…。単純な噂だとは思えない。億単位のカネが動き、関電のような巨大企業が恐れ、役員に金品を提供するという不可解な行為、こんな異常な現象だからこそ根拠と確信を得た。「同和が絡まぬわけがない」。こういう思いを抱いて高浜町に向かった。

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学術・研究:部落探訪(151) 新潟県村上市岩ヶ崎

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1928年の記録では、村上市岩ヶ崎には16戸の船乗りの部落がある。 大阪市立大学による『埼玉県,山梨県,新潟県での現地研修記』に 、次の通り記述された部落はこの岩ヶ崎のことと考えられる。

われわれは三面川を渡 って右岸を西に進み海岸に出る。山がす ぐ後ろに迫 っ た40戸のこの部落も未指定である。外航船の乗組員が多 くそのため婦人消防隊がしっか りしているという。部落のなかを歩いてみる。急斜面の保全工事が なされている。

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官公需を狙う吉本興業の未来図

三品純 By 三品純

吉本興業所属タレントらが反社会組織の関与する宴席への闇営業問題は今年上半期のニュースを賑わせた。また同社役員、一部芸人らの政界人脈との交流や政治発言、行政・自治体事業に参入など「吉本興業」が注目されている。関西ローカルの芸能事務所にすぎなかった吉本興業は今や「お笑い」の枠を超えて総合エンターテインメント企業に変貌した。そして同社の今後のカギを握るのが「官公需」ではないかと予想する。吉本と公共事業、その事情を探ってみた―――。

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マスコミでは分からない「香港デモ」深層レポート(基礎編)

三品純 By 三品純

香港で続く反政府デモが長期化している。デモの発端となった「逃亡犯条例」をめぐっては香港政府が正式に「撤回」したと伝えられたが、市民・学生グループの反発は収まらない。これに対して中国当局、中国側メディアはデモ隊を「暴徒」と断じて、牽制している。情報も市民生活も混乱する最中だが、一部市民たちがネットを駆使して独自に情報発信を続けて、デモ隊への理解を呼びかけている。メディアや政府を介さないリアルな香港とは? 現地の言葉、広東語にも精通し香港市民と独自のネットワークを持つX氏に“市民目線 ”の香港の実情を聞いてみた。

中国建国記念日に黒服部隊が結集する?

香港デモ隊に対して隣接する深圳(広東省)では人民解放軍が待機し、睨みを利かせている。人民解放軍が市民と対峙するという光景は我々、日本人にとっても“トラウマ ”ではないか。1989年、中国で起きた「天安門事件」。生身の人間が戦車に立ち塞がる姿は悲劇という生易しいものではなかった。あれから30年、あの陰惨な記憶と香港デモを重ねて見る人も少なくないだろう。もちろん香港市民も天安門事件を意識しているに違いない。

もし香港デモが30年前に起きていたら…。天安門事件なみの悲劇が起きたかもしれない。「中国当局は報道や通信の自由がある香港で武力鎮圧できないし、米中貿易戦争のさなかに国際的非難を受ける行動は取りたくないでしょう」とX氏は分析する。建国記念日はもう間近で、なんとかデモを鎮圧したいという思惑もあるが、さすがに“世界各国の目 ”と大方の情報は共有できるインターネットの存在も侮れない。強引な中国であっても迂闊なことはできないはずだ。

また中国側にはまだ余裕があるようにも見える。この点については香港の憲法と言われる「香港特別行政区基本法」の存在が大きいと同氏は指摘している。基本的に香港の自治、そして一国二制度というシステムは同法が根拠だ。しかし基本法の期限は28年後の2047年。中国当局としては急いて事を仕損じるよりも失効後を視野に入れ、長期的に着手すると同氏は分析している。

さて香港市民からは「五大要求」として

(1) 逃亡犯条例改正案の撤回
(2) デモを「暴動」とみなす政府見解の取り消し
(3) デモ逮捕者の釈放
(4) 警察の暴行を調査する独立委員会の設立
(5) 民主的選挙で指導者を選ぶ普通選挙の確立

がスローガンとして掲げられてきた。同氏の解説は頷ける。

「(1)は今回実現出来たとして、(2)~(4)は 行政当局がどこまで譲歩出来るかでしょう。(5)の「普通選挙の実現」について は香港返還の1997年以来の課題として、中国政府は却下し続ける一方で、従来から何度も市民デモが行われて来た一番の懸案事項。香港市民として今回の一連の 出来事は、『直接選挙が実現していないことが「諸悪の根源」である』との理屈です。とは言え中国共産党が方針転換してここで普通選挙を認める可能性は低いでしょう」

普通選挙の実現という大目標。逃亡犯条例の撤回が落としどころにならずに、デモが鎮静化しないのはそもそも根底に「普通選挙の実現」があるからだ。市民にとっては香港返還以来の悲願であるが、同時に中国としても妥協できない一線だ。いずれにしても香港市民たちの抗議は続く。

収束が見えない香港デモ。中国の建国記念日にはシンボルカラーの「黒服」で抵抗する。

X氏がデモ隊有志から入手した香港デモの日程表を見てみよう。本稿が出る25日には「捕まった“義士”の初公判」が開かれ、罪状認否や保釈が 審議される。おそらく裁判所前には被疑者を支援するデモ隊が集結すると見られる。28日の「雨傘革命五周年」については補足が必要かもしれない。2014年、香港特別行政区行政長官選挙に対し全人代常務委員会が自由な立候補を阻止する決議をした。これに学生組織「学民思潮」などが反発し、大規模なデモに発展。この際、デモ隊は警察の催涙弾を防ぐために雨傘を持参したことから雨傘革命と命名された。10月1日、 国慶節の日にはデモのシンボルカラー「黒」の“勝負服 ”で臨む予定だ。表を見る限り、当面はデモが収束しそうにない。そんな香港人たちの日常生活は?

デモが日常化した香港の今

香港は中国ではない。市民たちは「自由な香港」を求めている。

「デモ」のイメージが定着しつつある香港。しかし本来は世界屈指の観光地、商業都市と連想する人が多いだろう。日本で言えば東京都の約半分ほどの小さな面積にも関わらず富と繁栄と観光スポット、エンターテインメント、様々な魅力が詰まった世界でも例を見ない都市だ。あるいは著者と同世代に「香港」と聞けば「Gメン75香港空手シリーズ」と答える人が少なくないかも? 日本のアクション俳優・倉田保昭と香港肉体派・俳優、 ヤン・スエの格闘シーンはインパクト大。そしてご存知、ジャッキー・チェンを生んだアクション映画の本場でもある。それから香港グルメも人気で西貢区さいこうくの海鮮レストラン街は日本の旅番組でもたびたび取り上げられてきた。バブル期には買い物ツアー、そして高速船でお隣・マカオのカジノで遊興する。日本人にとっての香港はこんな豪奢なイメージではないか。

香港・中国人だけでなく、元支配層だった白人や植民地繋がりでのインド人、 メイドとして出稼ぎに来ているフィリピン人やインドネシア人まで、多種多様な人種が集まる香港。100万ドルの夜景と称賛されてきた高層ビル群をバックに今でも謎めいた魅力がある。さらに歴史を遡れば、40~50年前までは麻薬と売春の街とも言われ、その時分は犯罪や汚職が蔓延していた。こうした負の側面も香港の一つの裏の顔だ。このため「1974年に『廉政公署』という汚職取締専門の役所が設けられ、それ以降急速に政治や経済の汚職事件が減少しました」(X氏)。

また一般的に香港の治安は良好で、百貨店や商店は夜10時頃まで営業しているという。「深夜1~2時でも、帰宅する若い女性が一人で街中を歩くことも出来ます。“ 痴漢に注意! ”とか “ 被害にあったら沈黙しないで! ”というステッカーが地下鉄や公共スペースに貼られているから犯罪がゼロというわけではありませんが」(同)。

しかし今や香港警察に対しての信頼感は低いという。「香港でヤクザと警察がつ るんでいるという噂は昔から絶えませんでしたが、今回の警察の一連の対応か ら、その疑惑が噴出した形となりました。デモ隊は、対峙する警官(機動隊)に 対して現地でヤクザを意味する“黑社會”(ハクセーウイ)と連呼し罵倒したり、 汚職警官を意味する“黑警”と街中に落書きしています」(同)。

具体的には721事件(元朗駅でヤクザと思われる白衣の集団が棒で市民を襲ったが通報を受けた警官が全く姿を現さなかった事件)や831事件(太子駅で無抵抗の市民を機動隊が殴打した事件)といった傷害事件が「警察不信」の契機となった。いずれも警察の対応が後手後手に終わっ ただけではなく、その後繰り返される記者会見でも、メディアや市民からの鋭い質問に対して警察上層部からは誠意ある回答が見られず、結果として今や香港警察は「香港市民の敵」として認知されてしまった。そのため香港市民は、何か街中で事件があるごとに手持ちのスマホで警察の動きを撮影し、ネットに投稿し、市民に自衛を呼びかけている。

721事件に抗議する市民たち。警黒との文字も見える。

日本でもよくあるだろう。テレビや新聞で「市民」と報じられた人物が実はネットで「過激派」と特定されていたという現象。「ネットで真実」というチープな表現は使いたくないが、それでもインターネットの存在によってこうした闇が暴かれる。

「例えばデモ隊に扮した警官と思われる人物に対して撮影者が、“警官じゃない のお前ら? なんでデモ隊のフリをしているの?”と問い詰めるシーンが撮影さ れています」(同)(*動画参照)」

デモ隊を襲撃した男に「よくやった」とばかりに肩をポンと叩く場面も撮影された。

市民たちは特にSNSを活用して情報共有や意思決定をしている。リアルな集会を開催しなくてもネット上で活動方針が策定できるというわけだ。体制側の監視や盗聴への自衛策もある。
「例えば仕事や遊びで深圳(大陸)に入るときは、携帯をもう1台用意し、そちらに別の番号のSIMカードを挿入。デモ関連の画像や動画はない状態で越境します。香港を出境し大陸へ入境するときには、スマホの内容を調べられ、場合によっては騒乱分子として入境拒否されたり拘束されるとの報道もありました。この措置は香港-深圳直接の境界だけでマカオや珠海を経由していけば問題ないとの噂もあります」(同)

ネットを駆使して警察の裏側を暴いている。

香港の華、映画の悪役は 北京語

警察がライトを照らしている。レーザーポインターの対応策とのことだ。

この通り、ネットをフル活用して、香港政府や警察当局を翻弄するデモ隊。日本メディアではこれを「暴徒」と報じる向きもあるが…。「一部の破壊活動をしている連中はさておき、大多数の香港市民は平和的にスローガンを唱えて町中を練り歩いたり合唱しているだけです。日本で例えて言えば、渋谷のスクランブル交差点で、その場にいる人達が夜21時になったらほぼ全員で合唱するような活動がメインです」とX氏は指摘する。またこんな裏話も披露してくれた。

「小話として、映像の中で警官が強力な懐中電灯を身にまとっていますが、これはレーザーポインターを使って警官を「襲撃」するのが流行っており、その対抗策です。レーザーポインターで警官をポイントした若者を警察が拘束したのですが、その際の逮捕の理由として、「攻撃性武器をもって警官を襲撃した」という理由だったから、だそうです(笑)。それ以来、一部警官に反感を持つ若者の間では、警戒しつつもレーザーポインターで警官を「襲撃」するのが流行って
いるようです」(同)

不気味な警察の行進。

一時は香港の書店経営者が中国に拉致されるという報道もあった。言論の自由はどの程度の守られているのか。

「一般的な中国批判の論調のものであれば多数売られていると思いますよ。なにせ、街中の一等地に法輪功の連中が掲示を飾って宣伝活動してますから(笑)。具体的には香港島の銅鑼湾のそごう(一番の繁華街のシンボル)の隣で法輪功が活動しています。数年前悪名高き慰安婦像も置いてありましたが、先日行ったら消えてましたね」(X氏)

思ったよりは自由なのか、それとも不自由なのかは判断が難しい。しかし中国という存在が大きなプレッシャーになっていることは紛れもない事実だ。1997年の返還時には中国化を恐れて富裕層は海外に移住したというが今後、香港市民たちの国外脱出は起こらないだろうか。

「今回のデモ参加者の手記に『家庭を持って稼いでいずれは外国へ移民しようと思った普通の中流階級の男として…』みたいな文章がありましたから、金があれば海外で住みたい、と思う人は多いでしょうね。少なくとも海外にも拠点を置いてパスポートを複数持っている人もいますが、貧乏な下級市民としては難しいでしょう。返還前に目ざとい金持ちは皆海外へ避難したものです。今の所それほど中国化していないということもあり、いつでも海外に出られるようにできるのを理想として、香港で暮らしている人(戻ってきた人)もいるようです」

こうX氏は国内事情を説明した上で「じわじわと北京政府は影で香港に影響を及ぼしている、というのは香港市民の共通感覚だと思います」と話した。デモ隊参加者に限らず市民全体に危機感が高まっているのか? あるいは意外なところで「中国脅威論」が存在しているようだ。

「香港映画の多くで、悪役は基本“北京語 ”(『ニーハオ』と話す大陸標準の“普通話 ”)を話します。香港を東京に置き換えて言えば、悪役がみんな大阪弁を話すようなものです(笑)。返還後はヒロインに大陸の女優(北京語を話す)が起用されることも多くなってきてはいますが、少なくとも悪役が大陸から越境してきて悪さをする、というプロットは未だに健在です」

伝統の香港映画から見ても中国の描写は「悪」として登場するわけだ。きっとデモ隊の参加者たちも悪役・中国と脳裏によぎっていることだろう。(続く)

学術・研究:部落探訪(150) 新潟県村上市平林 湯ノ沢

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筆者は村上市にある湯ノ沢部落を訪れた。ここは地名表記では村上市平林の飛び地になっている。1928年の記録では75戸の部落とされる。ここでは解放同盟が「神林村差別行政糾弾裁判」と呼ぶ事件が1980年代にあった。

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津田大介・あいちトリエンナーレに「愛」も「知」もなかった②

三品純 By 三品純

日韓関係、内閣改造、福島原発の処理水受け入れ…トピックスになる話題が日々、生まれ消費されていく。なにしろメディアも活動家もネット住民も移り気だ。そこをいくとこの夏、最大級の騒動となった「あいちトリエンナーレ」ももれなく関心が薄れつつある。中止が相次ぎあいトリ会場は秋風どころか木枯しが吹くかのよう。しかし「表現の不自由展」実行委員会と支援者たちの夏は終わらない。その怒りと情熱は太陽のように燃えたぎっている。

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学術・研究:部落探訪(149) 新潟県胎内市桃崎浜

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筆者は新発田市からさらに北東へ進み、胎内市にやってきた。大阪市立大学による『埼玉県,山梨県,新潟県での現地研修記』には下越地域の探訪記録がある。この中に「M浜」という名前で出てくるのが今回訪れた桃崎浜だ。

1928年の記録によれば32戸の部落があったとされる。

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関西生コン幹部“獄中 ”からの手紙

三品純 By 三品純

関西生コン(連帯)役員の再逮捕が続いている! 今月4日、京都市内の生コン業者から「解決金」の名目で1億5千万円を脅し取ったとして武建一被告、湯川裕司被告が恐喝容疑で再逮捕された。これまでのべ85人(54人)が逮捕されてきたが、逮捕者数を整理するのも面倒になってきた。その一方、拘留期間が長期化し連帯、支援者の間で反発が強まっている。そんな中、弊誌は現在、拘束中の連帯幹部、西山直洋被告の肉筆メッセージを入手した。
その文面を見ると―――。

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学術・研究:部落探訪(148) 新潟県新発田市住吉町“三昧”

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今回は新発田しばた市の代表的な部落で、三昧さんまいと呼ばれた地域を訪れた。1928年の記録では18戸の部落とされる。ここは新潟県内でも珍しく、隣保館と教育集会所がセットで存在している。

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「猫の真実」天使と悪魔の間に

三品純 By 三品純

「ネコノミクス」と言われて久しい。毎年2月22日は「ニャンニャンニャン」と読めることにちなみ「猫の日」になった。猫をキャラクターにしたテレビCMも多数。NHK『岩合光昭の世界ネコ歩き』など猫を扱うテレビ番組、関連書籍も人気だ。また普通、一般メディアとネットでの「人気」には乖離がある場合がある(例えば韓流ブーム)。ところが猫人気は本物だ。SNS上では猫の動画、写真が投稿されると大量にシェアされ殺伐としたネット上での猫はオアシスになっている。まさに猫は天使だ。ところが無数にいる愛猫家の批判や怒りを恐れず言おう。猫は「病原体の主」「希少動物の捕食者」「生態系の破壊者」という悪魔の顔も持っている。もしアナタが本当に愛猫家というならば、この負の部分と向き合わなければ猫との共存は難しい。

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学術・研究:部落探訪(147) 新潟県上越市北本町4丁目

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上越市北本町4丁目は、かつて「西村町」という名前であり、1928年の記録では103戸の部落であった。主な産業は日雇いや革細工であったとされる。

2014年に上越市が高田開府400年を記念して作成した冊子の古地図に「西邑町」の名前があったことがなぜか問題とされ、部落問題についての解説を付けて冊子が再配布されたことから、再び部落であることが注目されるようになった地域でもある。

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ニッポンの「上級国民」~東京都世田谷区・大場家①~

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今年4月、豊島区東池袋で旧通産省工業技術院の飯塚幸三元院長(88歳)が運転する自動車が暴走。母親と3歳の女児が死亡した他、多数の重軽傷者を出した。この悲惨な事故はまだ記憶に新しい。通常、死傷事故は運転手が過失致死傷などの疑いで逮捕されることが多い。ところが飯塚氏は逮捕されなかった他、メディアの呼称も敬称や肩書きだ。飯塚が官僚で叙勲歴もあったことから何らかの「配慮」「忖度」が働いていたとの憶測が飛び交った。そして誰ともなく言い出した。「飯塚は上級国民だ」と。飯塚が上級国民なのかはさておいて、この国には政治力・行政への影響力・実業・資産・ネームバリュー、全て備えた一族が存在する。そして今回、紹介するのが東京世田谷区の大場家だ。

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学術・研究:部落探訪(146) 新潟県上越市板倉区針・関根

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『部落問題・水平運動資料集成』 の第2巻357ページに次の記述がある。

昭和三年十一月中旬、中頸城郡板倉区大字針部落に於ては字民一七五戸共同して株式(一株十円三百五十株)組織の共同浴場を新設し、同月二十三日株主総会に於て同字内特殊部落民十戸、五十五人に対し毎日午後十時以後にあらざれば入浴せしめざる決議を為しかつ之を通告したるより、同部落代表者橋沢喜四郎等寄々協議を為し部落民の入浴時間を殊更制限するが如きは差別待遇を為すも甚だしとなし抗議を申込み、紛争を醸成したるも管内には水平社団体等なく、其他の団体の介在応援等なきため争議拡大せず其間同年一二月新井警察署長に於て共同浴場側役員を承知し懇論の結果、決議及通告を撤回しここに円満解決を見るに至り、目下は特殊部落民も同一時間に入浴し居る実況なり。

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津田大介・あいちトリエンナーレに「愛」も「知」もなかった①

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活動家、行政まで巻き込んだ壮大な炎上芸術の様相を呈したあいちトリエンナーレの表現の不自由展中止問題。総責任者にして火付け役の津田大介監督による中止に至る説明は整合性が取れていない上に、津田は「異論と向き合う」「分断を防ぐ」という割にただの一度の議論や対話を試みていない。一般紙やSNSを使った弁明ばかりだ。また津田の擁護派や左派活動家も声高に表現の自由を叫ぶが、その反面、自身の嫌悪する政治家や文化人の講演会やイベントには「中止せよ」と息巻く。しかし実はこの問題、表現の自由などという高尚な話ではなく単なるメディアや行政の怠慢と左翼活動の独善に過ぎないのだ。

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学術・研究:部落探訪(145) 大阪府高槻市富田町2丁目

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今回は高槻市富田町を訪れた。最寄り駅は阪急富田駅で、高槻市の代表的な部落である。かつては新北町という名前で、1935年の記録では242世帯であった。現在の2丁目が概ね部落の範囲である。

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関西生コンは 一筋縄ではない事情

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先日、関西生コン(連帯)と週刊実話(日本ジャーナル出版)& 一ノ宮美成との裁判をお伝えしたが、平成26年に連帯は宝島社&一ノ宮氏を訴えていた。読者からの指摘もあり調べてみると結果は宝島側の敗訴。しかし賠償金といっても僅かなものだ。それ以上に裁判によって連帯の内情がさらによく理解できた。裁判記録からは連帯が抱える金銭問題、また強固に結束する戦闘的労組との評価もあるが一筋縄ではないことが読み取れた。

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学術・研究:部落探訪(143) 大阪府茨木市豊川4丁目 “道祖本西”

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今回訪れた部落では、道祖本さいのもとという地名が解放同盟の支部に使われ、部落の呼称としても使われることが多いが、道祖本は本来部落の地名ではない。

明治期の地図を確認すると、本来の道祖本は現在の茨木市豊川一丁目の場所である。部落は豊川四丁目にあり、明治期の地名は「岡山」その後「西道祖本」と呼ばれるようになった。

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学術・研究:部落探訪(142) 大阪府茨木市沢良宜浜3丁目

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筆者の手元に、あるレコードがある。「部落であることが~嫌~だった~」という歌い出しの曲を筆頭に、解放同盟の青年の熱い思いを歌った歌、解放保育の理論を歌った歌などが収録されている。レコードには大阪府茨木いばらき市にある部落解放同盟沢良宜さわらぎ支部の名前が書かれており、製作年は記載されていないが、おそらく1980年前後ではないかと考えられる。

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淡路島5人殺害事件で 鑑定人が法廷でバトル

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去る7月17日、大阪高裁である事件の控訴審の第2回公判が行われた。2015年3月9日に起こった淡路島5人殺害事件の平野達彦被告の裁判である。この事件では、被告人の言動の異常さから精神障害が疑われ、そのためかマスメディアがあまり詳細を報じない状況が続いている。

平野達彦は一審で責任能力ありとして死刑判決を受けたが、控訴審においても異常な言動を繰り返したため、検察も弁護士も必要性を否定したにも関わらず村山浩昭裁判長が職権で再度の精神鑑定を行った。

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池袋暴走事故遺族が 厳罰求め署名活動

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今年4月、池袋駅周辺で自動車暴走死傷事故を起こした旧通産省工業技術院元院長・飯塚幸三氏に厳罰を求め遺族男性や支援者が立ち上がった! 8月3日、事故現場近くの南池袋公園で署名活動を行った。飯塚氏は事故当時、自らも負傷したがその後、逮捕されておらず(叙勲された元官僚だから)「警察が優遇している」「忖度した」という批判も根強い。署名活動は同事故により妻と娘を失った松永さん他、交通事故被害者団体、ボランティアらにより真夏日ながら多くの人を集めていた。署名はこの日までに郵送で約5万筆を集めていたが、この日16時までに約15000人が署名に参加。事件の関心の高さを物語っていた。

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学術・研究:部落探訪(141) 神奈川県足柄下郡湯河原町 吉浜千歳ヶ丘

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湯河原町は神奈川県の南西の端にある。そして、ここにも部落があり、戦前の記録では36世帯、雑業が主であった。

神権連の機関紙『人権のとも』には、この部落について詳しく解説されており、湯河原町によって同和地区指定されていたことが記されている。

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