月別アーカイブ: 2020年8月

学術・研究:部落探訪(190) 埼玉県深谷市針ヶ谷

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深谷市はりには、戦前には15戸の部落があったとされる。主に農業をしていたようだ。現地の地図を見ると、石碑の記号がある。そこに何か手がかりがあると思い、その場所を訪れた。

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香港危機、「左翼界隈」がなぜ中国批判を始めたか?

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かつて日本の左翼文化人は「中国の核兵器は平和の核」と臆面もなく言った。そして文化大革命を絶賛した! 中国ベッタリの姿勢は現在も変わらぬ伝統芸…。と思いきや香港の国家安全維持法問題をめぐる左派著名人の対応を見るに「スタンス変えた!?」と勘繰りたくなる。特に8月10日、民主化運動グループのリーダー、周庭しゅうていさんが同法で逮捕されるとまるで申し合わせたように左派学識者、著名人らはSNSなどで中国批判を始めた。もちろん主義主張は自由、それが「言論の自由」というものだ。と、言ってみたものの過去の経緯を考えれば“ スルー”してもいい案件。なぜあの左派界隈が香港・周庭さん擁護に乗り出したのか? 専門家らに聞いてみると実は中国の内政も影響しているという。例によって「#香港」といったハッシュタグの拡散に触発されただけ…と思いきやもっと深刻な問題があるようだ。(アイキャッチ画像は周さんのFBより)。

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学術・研究:部落探訪(189) 埼玉県深谷市山河 穢多人別帳が発見される

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示現舎では、「穢多人別帳」という直球なタイトルの文書を入手した。「明治3年」「山河村」との記載がある。文字通り内容は当時の穢多の名前が記載されており、「真言宗長養寺菩提」とあることから、山河村とは同寺が現存している現在の埼玉県深谷市山河やまがであることが分かる。

明治3年当時の記録によれば「穢多」は6戸35人。戦前の記録では16戸104人の部落があったとされる。

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【岐阜県可児市】コロナ感染者自殺デマ はなぜ生まれたか!?

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コロナウイルスは経済活動、就学、娯楽、文化活動、スポーツ…あらゆるものを奪い去った。その代わりに人々に疑心暗鬼を植え付け、自粛警察、マスク警察という存在を生み出した。またコロナウイルスをめぐる対人トラブルが各地で報告されてきたが、中でも「感染者に対するデマ、中傷、差別」は特に注視すべき問題だ。さて本稿で紹介する「岐阜県可児市感染者自殺デマ」は感染拡大が深刻化した4月頃に発生したもの。その特徴は単純に悪意に満ちたデマとは言い切れないことである。ここが厄介だ。強いて言えば同情や自制心から生じた“善意デマ ”というものだろうか。こう表現するともしや「デマに善意はない」と考える人もいるだろう。ただ便宜上、ここでは「善意デマ」という言葉で読み進めてもらえれば幸いだ。

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東京都が黒塗りにした 解放同盟と人権連の意見書を 手違いで開示した

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8月17日午後5時、東京都が「審査請求に関する資料の誤送付について」というプレスリリースを掲載した。一見しただけでは何のことなのか分からないが、解放同盟と人権連が関係する事案であり、異例中の異例と言える出来事なので、盆休み中であるが速報する。

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【豊田市郷土資料館企画展】日本人はどう「スペイン風邪」と闘ったのか?

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豊田市郷土資料館(愛知県)の企画展「スペイン風邪とコロナウイルス」が地元で話題だ。同展では約100年前、世界各地で広まったスペイン風邪の関連資料を展示している。当時の生活、世相、報道を学び、コロナウイルス対策の一助にしようとの試みだ。現代と比較して医学、医療品、生活物資、情報などが不十分な中で昔の日本人はどうやってスペイン風邪に立ち向かったのか? 先人たちの知恵や教訓に学んでみたい。

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【愛知県・名古屋市】あいトリ負担金 請求訴訟で 河村市長は 何を語ったか?

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愛知県の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」(昨年8~10月)の負担金約3400万円の支払いを求めて県が名古屋市を提訴した第一回口頭弁論が8月5日、名古屋地裁で開かれた。『中日新聞』(8月5日)によると名古屋市は昨年4月、芸術祭の負担金1億7102万4千円を実行委に交付すると決定し、同年7月までに1億3722万2千円を支払ったが、河村市長は不自由展の展示内容や実行委の運営に問題があったとして、残り3380万2千円の支出を拒んだという。名古屋市からは河村たかし市長が意見陳述に立ち、実行委員会の会長でもある大村秀章知事の対応や展示物を批判。「ハラスメントというべき政治的に偏った展示」として県側と争う構えだ。市長の意見陳述は約1時間に及び展示内容から当時のマスコミ報道についても批判。また法廷には現在、大村知事リコール運動を進める高須クリニック・高須克弥院長の姿も。高須氏は閉廷後、記者会見に応じ開口一番、「あんなに迫力ある冒頭陳述は初めてです」と述べた。

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学術・研究:部落探訪(188) 大阪市平野区平野市町3丁目 平野地区

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大阪市平野区平野市町の平野川沿いには遅くとも戦国時代に穢多村があったとされ、近代になってからは貧民窟になっていた。戦前には170世帯程度の部落があったとされ、当時の航空写真を見ると確かに川沿いに家が密集していることが分かる。

住宅密集地は平野宮町と平野市町にまたがっており、川の両岸にあったが、川の南西岸の平野市町内だけが同和地区指定されたようである。その範囲は、概ね穢多村があった範囲に一致する。

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