月別アーカイブ: 2019年4月

「崩れた砦」保坂展人の俗物根性

三品純 By 三品純

首長の多選、地方議員の無投票当選者…毎度のことながら大都市を除けば、無風状態で終わった統一地方選挙。特に首長選ともなれば「現職有利」がゆえ劇的な展開も期待できない。「国会の質問王」、そして「脱原発区長」と左派から称賛される世田谷・保坂展人区長も三選目を果たし多選首長の仲間入り。かつての革命少年も今や立派な「体制側」の政治家だ。革命よりも「地位」に生き甲斐を見出だしたようである。

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学術・研究:部落探訪(125) 山梨県都留市つる5丁目 “鷹の巣”

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あまり知られていないが、山梨県にも部落がある。1929年の内務省による調査では23の「被圧迫部落」があったとされ、戸数は342、人口は1873であった。

ただし、経済生活の程度は、全般的には「一般と同じ」であったと報告されている。後述するが、戦後になって長らくの間、同和地区は存在しないと山梨県が国に報告したのはそのためだろう。同和事業特別措置法は、その内容からすると被差別部落であれば全てが対象となるわけではなく、実態として経済等の発展が阻害されていることが対象地域の要件である。

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帰ってきた『全共闘白書』続編へ

三品純 By 三品純

全学共闘会議 (全共闘)に参加した77大学256人の団塊世代男女による証言集『全共闘白書』(新潮社・2000円)の続編『続全共闘白書』が企画中だ。同書は1994年に刊行され約4万部を売り上げた。「安保闘争」「学園紛争」などの貴重な資料として運動家、研究者らに現在も重宝されている。当時の団塊世代と言えばおおかた45歳前後で働き盛りだ。しかし世はもう「令和」、発刊から25年四半世紀過ぎ団塊世代は後期高齢者に差し掛かっている。冗談ではなく“ ♪おらは死んじまっただ”と、かつての闘士たちも「老い」と「死」を考える齢になってきた。そんな団塊世代が今、何を思うのか。

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「NHKから国民を守る党」の研究

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統一地方選挙の後半戦投票が迫っている。主要政党がしのぎを削る中で、ひっそりと存在感を増している党がある。それが、「NHKから国民を守る党」(名前が長いので、本稿では「N国」と省略させて頂く)である。

その名前からして地上波テレビではほとんど話題にされることはないが、地方選挙では実際にごく小数とは言えないほどの当選者を出しており、とても泡沫政党とは言えない党だ。しかし、その将来は決して安泰ではない面もある。今回は独自取材したN国の内情をお伝えする。

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学術・研究:部落探訪(124) 福島県会津坂下町 塔寺大門“塔寺二区”

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1921年の記録によれば、会津坂下町には41戸の部落がある。1935年の記録では34戸で食肉、皮革、草履づくりの仕事をやっていたとされる。無論、同和地区指定はされていないが1963年に国からの補助で同和事業が行われたとされ、1968年の同和地区実態調査結果に当時の様子が書かれている。

また、ここは春日八郎の出身地としても知られる。

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「令和」の西成に忍び寄る 中華街構想③

三品純 By 三品純

明治時代以前、長崎は日本唯一の貿易港であり中国人も滞在し中華街になった。横浜中華街、神戸中華街は江戸末期の開港で来日した中国人貿易商により街が形成された。いずれも歴史が古く日本外交史の「生き字引」のような存在だ。歴史、ロマン、グルメもある。ガイドブックも多数で人気が高い観光地だ。これに対して近年起きる「中華街構想」というものは“ごり押し感 ”と“ 政治臭”に満ちている。反発が起きるのはこうした性質にあると前稿で指摘したが、西成中華街構想も同様の臭いが漂ってくる。特に中国陣営の動きを見ると―――。

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学術・研究:部落探訪(123) 福島県耶麻郡西会津町 野沢下條・原町

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1935年の記録によれば西会津町下條しもじょう原町はらまちに13戸の部落がある。草履や革製品を作っていたとされる。しかし、様々な文献や地図や航空写真を見ても手がかりがない。

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「令和」の西成に忍び寄る 中華街構想②

三品純 By 三品純

日本三大中華街といわれる 横浜市中区山下町、神戸市中央区南京町、長崎市新地町は歴史があり観光地としても人気スポットだ。地域社会にも溶け込んでいる。それに対して各地で新しい中華街構想が浮上すると反発が起きるものだ。その背景としてはいわゆる「チャイナマネー」と一部政治家のごり押しによって進められる点にあるだろう。では西成で起きている中華街構想にはどのような問題が潜んでいるのか迫った。

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学術・研究:部落探訪(122) 福島県会津若松市 西七日町“祝町”

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福島県で最も有名かつ最大の部落が、会津若松市西七日町にある。西七日町全体が部落というわけではなく、国道252号線の南、JR只見線の線路から西福寺にかけての細長い区域が部落である。

1921年の記録では95戸、1935年の記録でも戸数は変わっていない。当時から食肉、皮革が主な産業であった。

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「令和」の西成に忍び寄る中華街構想

三品純 By 三品純

大阪のドヤ街「西成地区」。大阪府外の人でも一度はこの名を聞いたことがあるだろう。暴動、暴力団、警察の不祥事、貧困問題、1960年代からここでは様々なトラブルが起きた。昭和、平成の西成は壮絶の一語だ。しかし国内外の観光客が訪れるようになりここ数年で西成は変貌している。そして西成に今、「中華街構想」が持ち上がっているのはご存じだろうか? 

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学術・研究:部落探訪(121) 福島県白河市旭町1丁目“下町”

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東北には部落はない、あるいは東北はもともと全体が部落のようなものと言われるが、実際は東北にも部落があるとされる。今回訪れたのは福島県白河市。1935年の記録では「下町」という9軒、61戸の部落があったとされ、革、食肉が主な産業だったという。

また、1962年の同和地区精密調査によれば大正10年の記録で、白河市三十三間町に部落があるとの記述がある。

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大阪W選 “ 自共解連合”の怪

三品純 By 三品純

大阪府知事・市長のW選挙がカオスの様相を呈している。 大阪維新の会が進める「大阪都構想」をかけて松井一郎前大阪府知事が大阪市長選に、吉村洋文大阪市長が大阪府知事にそれぞれ立候補した。この争いは大阪維新の会対自民党どころか維新VSそれ以外といっても差し支えない。なにしろ自民党、公明党が推薦する府知事候補の小西禎一氏、大阪市長候補の柳本顕氏に共産党までが支援。さらに小西氏、柳本氏いずれも連合大阪からも推薦を得ていることから部落解放同盟まで自民陣営に加わるという理解不能な状況だ。保守層からは「自民党に失望した」との声も相次ぐが、大阪W選の裏の「自共解連合」の真実とは?

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