【大阪メトロ】どうなる⁉ 〝中国ポンコツ〟EVMJバス 南河内でまさかの実証実験再開

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By Jun mishina

大阪・森之宮の大阪メトロ駐車場に広がるEVMJ(株式会社EVモーターズ・ジャパン、北九州市)製のバス群。大阪・関西万博の輸送に使われ閉幕後は市バスに転用する計画だったが不具合が発生。100台以上のバスが行き場を失った状態だ。一方、メーカーのEVMJ社は社長交代、希望退職者の募集などで混乱している。完全に八方塞がりの状況の中、バス活用の仰天プランが飛び出した!

サスティナな感じはもうやめない?

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スマートシティ、グリーンイノベーション…政治、行政、企業がゴリ押しするキラキラな取り組みはおおかた莫大な補助金とセットだ。字面は立派だがまともな成果を見たことがない。あのEVバスの墓場は最たるものだ。

森之宮で横たわる無残なバス群は「新エネルギー・産業技術総合開発機構」(NEDO)が公募した「グリーンイノベーション基金事業/スマートモビリティ社会の構築プロジェクト」に大阪市高速電気軌道株式会社(大阪メトロ)、関西電力株式会社らが応募したことが始まりだ。

大阪メトロらが提案した「EVバスの運行管理とエネルギーマネジメントシステムを一体化させた各種先端技術開発実証」では

運輸事業者が事業所に電気バスを大量導入した場合の電力使用の負荷平準化や、再生可能エネルギーの有効活用を行い、効率的なエネルギー利用が可能な社会を実現。

という効果が謳われている。

このスキームに約103億円の補助金が支給された。当初計画は大阪・関西万博で電気バスを輸送用で使用した後、市バスに転用するはずだった。ところが大阪メトロが導入したEVMJ(株式会社EVモーターズ・ジャパン)のEVバスが「ハンドル操作と逆方向へ進む」「ブレーキが効かない」などの重大な不具合・事故が相次いだ。

社内では昨年末から希望退職者を募るなど混乱していたが2月20日、同社・佐藤裕之社長が28日付で辞任することが発表された。

関係者はこう明かす。

「2月19日に3回目となる希望退職制度についての説明が行われました。希望退職者が不十分だった場合、整理解雇に移るという方針です。現場の社員にしわ寄せがきていると不満が高まっています」

現場の社員が疑問を抱くのも当然だろう。

20日に「当社 EV バスの総点検実施状況および安全性強化に向けた再発防止策と経営体制の刷新について(中間報告)」が発表されたが、その内容について専門家も首を傾げるのだ。

「重点是正項目がブレーキホースになっていますがそういう問題でしょうか。点検結果をみると書き方が駆動部に関係ない箇所が選ばれているのでは?ブレーキホースや充電できないとか、そこが核心部分ではありません。それから目を疑ったのは「情報発信およびコミュニケーションの強化」の項目にある“ EVは電気制御が主体であり、過去に発生した不具合事象には従来のエンジンバスとは異なる電気的なエラーがあり、また、操作上のトラブルが発生し易いという特性があります”の部分。それを言ったら電気バスなんてお終いですよ(笑)」

さらに「サポート体制の強化を掲げていますが、希望退職者を募っているんですよね。サポート要員は足りるのでしょうか」と同氏は指摘した。

フェリー会社も輸送を拒否

大阪城の足元にバスの墓場。

EVMJの経営体制が刷新したところで、森之宮のバス群が解消されるはずもない。そもそもなぜバスは大阪メトロの駐車場に放置されているのか。EVMJに修理させるため北九州市に輸送すればいいという声も聞く。仮に路上で走行できたとしても、ただでさえバス運転手不足の上、あれだけの膨大なバスを陸送できるはずもない。それ以前に不具合バスを長距離運転させるのは危険すぎる。

大阪メトロ関係者の話。

「一部のフェリー会社でEVのバッテリーの安全性(火災リスク)や消火の困難さを理由に、運転手が乗船しないEV車の取扱いを一時休止しています。これはEVMJに限らずEV全般の規制です。そこで運転手がEVバスに同乗することで運搬を認めてきました。しかしEVMJのEVバスは走行中に停止する、始動しないといったトラブルが頻発。出航待ちや直前キャンセルが発生し、フェリー会社がEVMJの輸送を拒否するようになりました。一部でEVMJがフェリー会社から出禁になったと囁かれましたが、真相はこんな事情です」

となると大阪府内で処分、または再利用するしか道はない。そこで大阪府が仰天プランを出してきた。2月16日、「南河内新モビリティプロジェクト(自動運転バス実証実験)の開始時期等について」を発表。南河内地方でEVバスを再利用するというのだ。大阪府のWebサイトにはこうある。

大阪府では、持続可能な地域公共交通を確保するため、新モビリティ導入に向けた取組を進めており、その一環として、万博会場内において運行された自動運転バスを万博レガシーとして活用し、南河内地域での実証実験を行う「南河内新モビリティプロジェクト」を推進しています。

南河内とは大阪府南東部に位置する、富田林市、河内長野市、松原市、羽曳野市、藤井寺市、大阪狭山市、太子町、河南町、千早赤阪村の6市2町1村。この一帯でEVバスを実証実験しようという計画だ。

南河内地方のある市議はこう危惧する。

「金剛自動車(富田林市と南河内郡で乗合バス事業)が2023年にバス事業を廃止しました。それに代わる交通手段になるとして維新議員たちがアピールし始めています。ただし南河内は道幅が狭いところが多いんですよ。あの不具合だらけのEVで大丈夫でしょうかね」

南河内の人たち逃げて!としか言いようがない。

Jun mishina について

フリーライター。法政大学法学部法律学科卒。 月刊誌、週刊誌などで外国人参政権、人権擁護法案、公務員問題などをテーマに執筆。「平和・人権・環境」に潜む利権構造、暴力性、偽善性を取材する。

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