全国連から「公開質問状 4」が 送られてきました

By 宮部 龍彦

前回全国連の公開質問状への回答を返してからあまり経過していないのだが、また質問状が送られてきた。今回はその内容を紹介し、こちらから回答した内容も紹介する。

まず、前回からほとんど期間を空けずに送られてきたので、明らかに前回の筆者の回答の内容を踏まえていない。相変わらず、東大阪市から受け取った約3000万円の使途については触れられていないし、大東市の全国連野崎支部長の件についても無視されている。

しかも文体が変わっており、前回とは別人物である。組織内で、どのような文面を送るのか募って、その内容をあまり検討せずに全国連の質問として筆者に流しているようなのである。さすがに手抜きになってきたのではないだろうか。

その内容は次の通りである。先鋭化した部落解放運動団体の思考がよく分かる文書なので、ぜひお読みいただきたい。

示現舎・宮部龍彦への公開質問状4

貴殿は、部落出身と認定されるのが嬉しくて仕方ないようですが、以下のような、こんな事にもお答え下さい。世間では、部落と認定されても何の得にもなりません。貴殿はどのような理由から部落と認定されたいのですか?部落といわれるのが、そんなに嬉しそうなのは何故ですか?ぜひお知らせください。

基本的な問題ですが、<部落出身>とく部落住民>とでは雲泥の差があり、性格がまったく違います。貴殿が部落出身を名乗るのであれば、自分がこれまで生きてきた中で、部落出身を理由としたどのような差別を受けた体験があるのか明らかにされたい。部落出身であるのなら、人生の中で何もなかった筈がありません。その時に差別事件として、どのような対応をしたのか、ぜひ明らかにされたい。

その点と関係しますが、貴殿は部落出身を名乗っているのですから、ぜひ貴殿の父親がどこの部落で生まれているのか、旧市町村名でもかまいませんから、ぜひお知らせください。また貴殿の母親はどこの部落で生まれているのか、明らかにされたい。ただいまの市町村名ではなく、旧市町村名でもかまいません。

また、貴殿の父親の父親、ようするに貴殿から見たら祖父ちやんですが、祖父ちゃんはどこの部落で生まれているのですか。また貴殿の父親の母親、ようするに貴殿から見たら祖母ちやんですが、祖母ちゃんはどこの部落で生まれているのですか。ただいまの市町村名でなくてもかまいませんから、ぜひお知らせ下さい。

また、貴殿の父親の兄弟姉妹はどこの部落で生まれているのですか。誰もいなかったはずはありませんから、ぜひ一人一人についてお知らせください。ただいまの市町村名でなくてもかまいません。また母親についても兄弟姉妹は何人いて、兄弟姉妹の方はどこの部落で生まれているのですか。ぜひお知らせください。

貴殿の母親の父親はどこの部落で生まれているのですか。また母親の父親の兄弟姉妹はどこの部落で生まれているのですか。お知らせください。また母親の母親はどこの部落で生まれているのですか。また母親の母親の兄弟姉妹はどこの部落で生まれているのですか。それに、どのような仕事をやって生活しているのでしょうか。ぜひお知らせ下さい。

貴殿からみて、自分の父親や母親の兄弟姉妹には、誰か解放運動に関係していた人はいなかったのですか。部落出身者でしたら、解放運動に関係した人がまったくいなかった、ということは年齢からみて考えにくいのです。どこの部落で生まれていても、年齢から考えて、貴殿の父親や母親、貴殿の両親の父親や母親、といった祖父ちやん祖母ちやんの世代ならば、解放運動に関係していなかった、はずがないのです。そのような人がいなかったとしたら、貴殿を部落出身者とはとても考えにくいのです。部落と関係がなければ、解放運動をする必要がないからです。

また、どこかの解放運動団体に関係していたと言っても、ただいまの貴殿のような、一人一社の<組織名>は解放運動組織とは言えませんから、ちやんとした資料や文献で後追い調査のできる組織名のみお知らせください。一人一社の<組織>では追跡調査が出来ませんし、貴殿が好き勝手にく組織>をでっち上げる可能性が非常に高いからです。

東京といえば、人口移動の激しい都市としてよく知られています。東京で「東京出身」といわれるためには、三世代続けて都内に住み続けていた人に限られます。ようするに、たまたま都内に住んでいるだけでは「東京出身」とは言えないのです。たんなる「東京在住者」なのです。貴殿があくまで「部落出身」であると主張するのであれば、貴殿から視て父方の祖父ちゃん.祖母ちゃんと、貴殿から視て母方の祖父ちやん・祖母ちゃんくらいまでの人たちが、ずっとどこかの部落で生まれて、生活していて、世間からく部落>として差別されてきた、蔑まれた歴史があるはずです。そうした歴史が客観的にも証明できれば、貴殿がく部落出身>であると主張しても、役所からも解放運動団体からも、「部落出身」と扱われるでしょう。差別された歴史が証明できなければ、部落を詐称しているだけ、としか見られないのは言うまでもありません。

解放運動団体や、ただいま部落に住んでいる人達は、長い間にわたる差別の中を生きてきたのであり、貴殿のように、嬉しそうに部落を語ったり、楽しそうに語ったりは出来ないのです。誰か一人でも解放運動に立ち上がれば、その人の親や兄弟姉妹、親戚は、皆さんが「部落出身」として扱われるだけでなく、将来にわたって「部落出身」の看板を背負って生きなければならないからです。

貴殿が一人だけで、一代限りで部落出身になる、ということは100%ありえません。ただいまの貴殿は、役所が同和対策事業を進めるために「同和地区指定」をした、その線引き内にたまたま住んでいたことがあるだけ、であるのは言うまでもありません。こうした人達は、現在では全国で3千万人は下らないと思われます。全国的に部落の混住がものすごく進んでいるからです。世間から部落といわれている地域に、<士地代が安いから>という理由から、移住する人達は全国的に見られる傾向です。しかしこれらの人達は「部落出身」ではなく、たんなる「部落在住者」、という存在です。在住者には、「部落出身」として差別されてきた歴史はないでしょう。貴殿に差別された歴史があるのでしたら、ぜひお知らせください。どう考えても貴殿の主張には無理があります。

2022年3月17日
部落解放同盟全国連合会

今回は、次の通り回答した。

回答書

部落解放同盟全国連合会 御中

2022年3月27日

宮部龍彦

2022年3月17日付、貴団体の公開質問状にたいし、次の通り回答する。

1.「部落といわれるのが、そんなに嬉しそうなのは何故ですか?」について

 これは質問の前提が間違っている。「世間では、部落と認定されても何の得にもなりません」というが違う。部落認定されれば、特に行政から特別な待遇をされることは厳然たる事実である。現に、貴団体は東大阪市から税金を原資とする約3000万円を受け取っているが、そのことは「得」ではないのだろうか、そして貴団体が部落と無関係であれば約3000万円を受け取ることが出来たであろうか。他にも部落認定により行政の許認可等で優遇される実態がある。もしデマだと言うのであれば、証拠とともに実例を示す用意はいくらでもある。
 私自身も部落認定で得した事があり、例えばNTTレゾナントが運営する「gooブログ」に大阪市の同和地区地図を掲載したら即座にブログを消されてしまったが、「全国部落解放協議会」を名乗って全く同じ地図を掲載したところ、何年も消されなかった。
 特をすれば嬉しいのは当たり前である。貴団体も約3000万円をもらえて嬉しかったのではなかろうか。

2.「部落出身を理由としたどのような差別を受けた体験があるのか明らかにされたい。」について

 これも質問の前提が違う。「<部落出身>とく部落住民>とでは雲泥の差があり、性格がまったく違います」というが、そのことは大した問題ではない。日頃から運動団体に参加して部落出身を主張しているか、運動団体と距離を置いて特に主張しないか、という違いのほうがはるかに重要である。
 差別と言えば、現に国家権力たる横浜地裁から、自らのルーツである部落の研究を事実上制限されるという悪質な差別を受けており、それに対して東京地裁で裁判闘争を行っているところである。

3.「の点と関係しますが、貴殿は部落出身を名乗っているのですから、ぜひ貴殿の父親がどこの部落で生まれているのか、旧市町村名でもかまいませんから、ぜひお知らせください。また貴殿の母親はどこの部落で生まれているのか、明らかにされたい。ただいまの市町村名ではなく、旧市町村名でもかまいません。」から「一人一社の<組織>では追跡調査が出来ませんし、貴殿が好き勝手に<組織>をでっち上げる可能性が非常に高いからです。」という部分について

 この部分については、答えるべきものでもないし、答えられないし、答えたくもない。大体、父親だけならともかく、父母の兄弟姉妹の出身地や所属団体までいちいち調べている人間が世の中にどれだけいるだろう。今からそれを一人ひとり調べるほど私は暇ではないのだ。そのような質問が非常識だし、「祖父ちゃん」「祖母ちゃん」という言い回しも、おとなげがなくて気色が悪い。
 組織のでっち上げ云々、ということも、実態は別団体なのに部落解放同盟と混同され、なおかつ一部地域でしか活動実態がないのにあたかも全国的な組織であるかのような組織名をいつまでも名乗り続けているような団体から言われる筋合いはない。

4.「貴殿に差別された歴史があるのでしたら、ぜひお知らせください。どう考えても貴殿の主張には無理があります。」について

 これも、質問の前提となっている貴団体の主張の方に無理がある。
 例えば「東京で「東京出身」といわれるためには、三世代続けて都内に住み続けていた人に限られます」ということだが、それは「3代住めば江戸っ子」という、落語や講談の言わば「ネタ」のことであろう。「ネタ」を前提とした議論はレベルの低いものである。

 例えば国土交通省の見解では15歳までに最も長く住んだ場所が出身地である。だだし、これも法的根拠があるわけではない。出身地という言葉の定義に明確な基準がないのが正しい認識である。出身についていくら議論したところで、水掛け論になるだけである。

 そもそも、貴団体が私を糾弾しようとしていることについて、主な論点は全国部落調査の公開の是非のはずである。

以上

宮部 龍彦 について

ジャーナリスト、ソフトウェアアーキテクト。信州大学工学部卒。 同和行政を中心とする地方行政のタブー、人権ビジネス、個人情報保護などの規制利権を研究している。「ネットの電話帳」管理人。

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全国連から「公開質問状 4」が 送られてきました」への12件のフィードバック

  1. 匿名

    この質問者さんは過去に差別を受けた辛い経験があるから強情にならざるを得ないのでしょうね。
    昔はともかくとして、今でも差別が無くならないのは、一般社会が差別するというよりも、その地域の非常識な方たちが差別させている要素のほうが大きいと感じます。

    返信
  2. 解放同盟解消同盟

    差別解消になぜ金が必要なのかが理解できませんが、今回を含め今まで補助金の使途を明らかにする必要がありますね。税金が差別解消の為以外に使われていたら補助金の返還及び刑事処罰の対象になりますからね。

    徹底的に司法と行政を含め明らかにしましょう。

    返信
  3. うましかの一つ覚え

    >部落出身であるのなら、人生の中で何もなかった筈がありません。

    いきなり決めつけから入るというw
    訴えられない程度の嫌がらせで送りつけてくるんだろうけど、子供のような理屈にだんだんなってきてる気がする
    エクストリームに笑いを皆に届けようとしてるとしか・・・笑いといっても失笑とか冷笑とかその類ですが

    返信
  4. 菅四ジャイアンツ

    「伝承」「自称」にすぎないのに部落民で通っていた人といえば故・宮崎学です。

    解放同盟のスポークスマンとしても暗躍していましたが、同和団体が宮崎学の出自を根掘り葉掘り追及した事実はありません。解放同盟らの不正行為を庇っている限り、「伝承」「自称」であろうとも「名誉部落民」になれるらしい。これは筋の通らないことです。

    『近代の奈落』にて、父親の寺村清親が「京都府綴喜郡井手町の被差別部落の出身で、スリの頭目だった」という言い伝えを根拠に宮崎学は部落民宣言していましたが、井手町の部落の史料に寺村姓は見当たりません。

    ましてや宮崎学自身は京都市伏見区深草福稲高松町出身であり、そこは部落でも何でもないのだから「部落民宣言」には根拠がありません。

    ・鳥取市下味野(全国部落調査に記載あり)出身の宮部龍彦氏が部落民宣言すると「嘘つけぇ!」と解放同盟や全国連は大騒ぎする

    ・京都市伏見区深草福稲高松町(全国部落調査に記載なし)出身の宮崎学が部落民宣言すると解放同盟も全国連も黙認する

    なぜなのか? そこが問題の核心でしょう。要は「部落民を名乗りつつ同和団体を批判されると困るから」という、ただそれだけのことです。

    今度、全国連から手紙が来たらそれを追及してみるといいのではないでしょうか。

    返信
  5. 菅四ジャイアンツ

    作家宮崎学の実父の宮崎清親(旧姓寺村、暴力団寺村組組長)は『近代の奈落』によると京都府綴喜郡井手村(現・井手町)の被差別部落の農家出身であるという。しかし2000年電話帳によると寺村姓は井手町に4軒しかない。しかも全ての寺村姓は部落外(一般地区)にある。『井手の部落史』(京都部落史研究所編、井手町、1987)や『井手の部落史 通史編』(京都部落史研究所編、井手町、1989)に井手町南および北における明治初年の土地所有者の姓名が載っているが、その中に寺村姓は見当たらない。なお、同書に記載のある姓は25種類に及ぶ。

    上嶋
    小川
    木田
    木村(2人。1人は後に町長になる)
    田中
    仁木(4人)
    西島
    西嶋(2人)
    西田
    林田(2人)
    平原(後に町長になる)
    藤本
    前田
    桝本
    松本
    丸山
    村田(2人)
    森島
    森嶋(2人)
    森川(3人)
    森田(3人)
    山川(後に町長になる)
    山本
    吉川(2人)
    鷲山

    返信
  6. 菅四ジャイアンツ

    「その親父が1967年に死んだ。葬式のとき,兄貴が,ワシ,ずっと気になっておったんやが,親父は部落の出身と違うやろか,と言いだした。(略)Nというその男は,スリの元締めである。(略)そのNが,もうええやろ,といって,話をしてくれた。「学チャン,オヤジさんは,たしかに部落のもんや。そして,スリの頭目やったんよ」(略)そうとわかっておれば,こんな中途半端な生き方はしなかっただろう。それが,残念だったのである。(略)もう,遅いのか,中途半端でない生き方をするのは――。いや,いまからでも遅くはない。俺は,これから,部落民として生きていく。ここで,そう宣言することによって,この終章は私の序章になるであろう」(宮崎学『近代の奈落』P.451)

    ドラマチックに書いてあるが具体性が皆無で何も証明できておらず、内容空疎な記述というほかありません。

    返信
  7. 菅四ジャイアンツ

    同和団体は、水平社時代から「三百万部落民の大同団結」なる嘘っぱちで各方面をびびらせ、不当な圧力をかけ、いちゃもんをつけ、カネや権力を巻き上げることをシノギにしてきました。

    ですから「部落民を名乗りつつ同和団体を批判する人」がいると邪魔で仕方ないわけです。「三百万部落民の大同団結」が単なるハッタリだとバレてしまいますから。言うまでもなく、このような脅しの手口はヤクザと同じです。みずからを実体より大きく見せて相手より優位に立とうとする姿は、エリマキトカゲなどの野生動物にも似ています。

    返信
  8. 萩原 篤志

     和歌山市吹屋町二丁目22-17 マンションセイコー14号室の萩原篤志と申します。私も宮部さんと同じような育ち方をした同和です。母親、旧姓中筋千恵が和歌山市内の同和でした。生まれそのものも、生まれの意味も、過去の差別攻撃の内容も、テレビの芸能人も母親と親戚に教わることなく育ちましたが、今の私と宮部さんに大きな違いがあると思います。我々とちがう育ち方をした、特に「典型的な体験を積んだほうの同和」のことを知らないと、同和団体の感覚と我々の感覚にズレが生じます。宮部さんは「露骨な部落差別攻撃を受けた人とその子孫」がどういう感覚で、今、生活しているかわかっていないのだとお見受けします。私も直接聞かされずに育ちましたが、たまたま、「典型的な、本来の」とでも言いましょうか、部落差別を今でもあると思って恐れている者たちをたくさん知りました。最終的には私も宮部さんと同じ意見になり、「差別はなくなっていっている側面もあるから、自助努力しましょう」と彼らに言っていますが、彼らは彼らで我々のような「差別を知らずに育った者」の感覚がわからないのです。何度も言いますが、もし、私が彼らのような典型例を知ることがなかったら、私は今の宮部さんと同じ「受け取り方」をし、何気に同和地域をさらしたり、教えたりしていたかもしれません。「差別を知っている同和」と「知らずに育った同和」の間に大きな溝があり、誤解を互いに生んでいるのです。同和地域をさらしても同和出身者を理解してもらえるには至らないのと、結婚の時、住所で断る人がいるかいないか、我々にはっきりわからない以上、一応ですが、さらさないほうが良いと思います。動画をさらさずに世間の人がありのままの同和を詳しく知るにはどうしたらいいか。
     話が先に飛びますが、差別を知っている典型的な同和ほど、一般民との結婚だけを強く強く求めます。これだけ。解釈の仕方が宮部さんは間違っていますが、ケガレというものへのコンプレックスです。これを解消することこそ同和の満足。我々はそんなにコンプレックスを植え付けられていませんが、なんといいますか、ケガレとハレの宗教的区別の歴史を具体的に知った私は、複雑な気持ちです。昔の一般民は、同和と結婚したら一般民や名門家(ハレ)の血筋が途絶え、同和の血筋になるという理由で結婚を断っていました。神道の教えだったのです。といっても例外的に戦中、戦後すぐのころに結婚はありましたが。
     生まれに対するコンプレックスは相当なもの。同和としてわきまえても「侮蔑された経験」があれば、反動で一般地区に入りたくなるのが今の典型的な同和の常識。1970年から京都市を中心に同和の社会進出が始まりましたが、どうやら(ここ大事)、全国各地で一般民が具体的に同和を囲んで学校などに来なくなるよう「差別的な攻撃」をやっていたようです。我々は直接知らずに育ちましたが、たまたまこれも私は「差別攻撃を受けたほうの同和」をたくさん見ました。具体的に知った経緯は単純で、私のことを周りの同和が「差別しそうな一般民」に見えていたそうで、長年、私は和歌山、大阪。兵庫、旅行先の鳥取など、どこに行っても(のちにその人たちが同和とわかるが)いろんなリアクションを私は受けてきました。私を怖がりすぎて攻撃しにくる者、攻撃はしないが怖すぎてペコペコする者、必要以上に私にやさしくする者、私(一般民に見える前提)と友達になった瞬間、必要以上に仲良くしにきた者など、さまざまな反応を見せてくれたので、「差別を受け、差別しそうな一般民に見える人たちを今でも恐れているほうの同和」の存在を体で覚えました。これも本人たちの匙加減で、「自分たちの正体をその場ですぐ見破り、今すぐ差別しそうな一般民に見えた人」にはその場で上記のようなリアクションを見せますが、「同和に気付かなさそうな一般民」には警戒しなくなることがあり、こっそり一般民に近づいてふれあいに行きます。的確ではないアバウトな表現に言い換えると、「やさしそうな顔に見えたら」とにかく同和は一般民に攻撃をしなくなるのですが。我々のような育ち方をした同和も増えています。正体を隠せと親に教わらずに育った者は、自分から告白するケースもあります。
     長くなりましたが、全て話をしたわけではありません。「差別の怖さを受け継いできたほうの典型的な同和」というのが、実は、同和団体に所属している者に多いのです。同和地区住民であっても組織に属さなかった者は、中には差別を親が教えずに子供がのびのび育っている家庭もあるかと思います。能力や育ちに自信のない者ほど同和団体にしがみつき、差別が怖くて外で働く気持ちがなく、かといって同和地区で働くのもみじめに思う者たちが、「差別が解消できるまで、差別利権で飯を食う、運動で飯を食う」と決めているわけです。一般民と結婚できたら、そのうち団体を抜けたり、一般地区で働こうかなと前向きに変わる可能性があるかもですが。でも、すぐ団体を解散するとは思えません。利権を手放したくないでしょう。同時に同和団体関係者が一般地区の人と結婚しない限り、団体の解散はないでしょう。暴力団も利権がありますし。まともな同和ほど、同和団体と距離を置きます。それでも、一般民が「今でも差別攻撃」をしにくるのでは?と警戒している人はいます。結婚を断られることと、「差別攻撃」が怖いのです。必死に正体を隠す理由がこれしかありません。我々は知らずに育ちましたが。宮部さんや私が体験した「差別攻撃を受けたことがない、生まれを告白しても」というのも事実。彼ら団体に近い人たちは「なぜ、差別攻撃がなくなったか」その「具体的変化の理由」を知るまで、一般民のことも我々のことも警戒し続けます。宮部さんのことを「同和の振りをした差別しにきそうな一般民」に見えたため、解同全国連が「宮部さんが本当に部落民か知って」「早く安心したい」のです。彼らは「安心したい」だけなのです。差別しない人、この場合、同じ部落民だと認識させてほしいわけです。でも、彼らも自分たちの体験しか知りません。同じ体験をした者だけを「同じ部落民」と決めつけ、我々のような「例外?」を今でも信じることが難しいのです。まして、宮部さんのように一般民の視聴者から「支持されている」ともあれば、彼らが誤解するのも無理はないかと。彼らの経験不足が悪いと言えます。でも、宮部さんも彼らの過去の具体的な辛さを知ることができたらよかったと思います。誰も直接答えてくれませんが。ここがポイント。本当に苦しい想いをした人ほど、直接質問でそのことを答えてくれません。本当はケガレを理由に結婚を断られていた事実を語りません。差別攻撃が怖いから正体を隠すということも言いません。心がえぐられるからです。ここは彼らが「答えなかった」からといって悪くはなく、「察してあげるべき」だったのではないでしょうか。「もう差別なんかないよ」と言うだけでは「どうなくなったか」を教えないと信じてもらえません。
     最終的には宮部さんのように同和も自立していくべきという考えが正しいです。いつまで利権でダラダラ過ごすのかということは正しい。同和団体の一部は、同じ同和の暴力団のボスの言うことを聞いて行動します。この人たちほど「差別を受けた、一般民を今でも恐れているほうの典型的な同和」ですが、今やっていることに卑怯な方法が多い。これが原因であちこちトラブルなのです。対立する在日とは殺しあう。同じ同和の我々を裏切る。反日アメリカの手先に最近までなっていたなど、「自力」ではなく、「他人の力を当てにした」方法ばかり。
     最後に、宮部さんに確認をしてもらいたいことが二つ。2006年秋に、当時のテレビ局が全国の同和に「ケガレを受け止め、ケガレを祓う本来の役割に戻れ」という表現をした事実の確認と、今でも政府は「本音では同和と一般民を区別なく平等にしたいとは思っていない」ということ。つまり、宮部さんが同和団体の不正を暴くことにだけ政府やマスコミは期待して、宮部さんが一般民と同和の結婚を進めることには内心「余計なことを・・」と思っているということです。でも、国民レベルでは、東日本ほど、同和と結婚しても構わない一般民がいることを私も知っています。
     長々とすみません。
     最後に余談というか余計な一言。
     本当は宮部さんは、火の粉を浴びそうなヤバイことには「わざと」知らない振りをしているのではないですか?事実であっても見ないようにしているような点があるようにお見受けします。少し事実を曲げないといけない事情があるのかと思います。勝手な憶測にすぎませんが。一例を挙げるならば、同和団体や暴力団など、権力のあるほうの同和(差別を受けた典型例)は、対立する在日と殺しあっている事実を知ろうとも思わないとか。勝手な憶測ですが。すみません。

    返信
  9. 萩原 篤志

     宮部さんは団体に、今は「どう」差別が無くなったか一緒に一般地区を歩いたらいいのです。彼らは固定観念に固執していて、「自分たちが思う同和に当てはまらない同和の存在」を信じられないだけ。だから「祖父、祖母の世代で差別された人」を説明してくれという。団体が思う「宮部さんであってほしい」。それなら同じ部落民と信じることができる。つまり「同調」。彼らの体験も本物だが、宮部さんの人生体験も本物。私はどちらも信じています。物の見方が合わないだけです。

    返信
    1. 宮部 龍彦 投稿作成者

      それはやってみたいですが、解放同盟は応じてくれないです。

      返信

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