作成者別アーカイブ: 鳥取ループ

鳥取ループ について

ジャーナリスト、ソフトウェアアーキテクト。信州大学工学部卒。 同和行政を中心とする地方行政のタブー、人権ビジネス、個人情報保護などの規制利権を研究している。「ネットの電話帳」管理人。

差別をなくそう・部落探訪(114)
大阪府八尾市幸町“西郡”

By 鳥取ループ

今回訪れた部落は「西郡」と言われるが、この地名は現存せず、なおかつ西郡は本来は部落の地名ではない。かつての北河内郡西郡村のことであり、部落はその中の一部で、「北ノ辻」という村である。

1935年の世帯数は398。生活程度は「中」とされているので、極端に貧しくはなかったと考えられる。

動画版は今夜9時30分からプレミア公開するので、ぜひご覧頂きたい。

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差別をなくそう・部落探訪(113)
大阪府東大阪市長瀬町“北蛇草”

By 鳥取ループ

北蛇草きたはぐさと言えば、同和地区の呼称として使われ、部落解放同盟蛇草支部があること等から、今となっては部落の地名のように思われている。

1935年の記録でも、302戸の部落が北蛇草という地名で掲載されている。部落解放研究所が出版した『大阪の同和事業と解放運動』でも、 1958年に 北蛇草430戸と記載されている。

今回も記事と合わせて探訪動画を見て頂ければ、より啓発されることであろう。

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アンチ個人情報保護⑧
「住所でポン事件」勃発

By 鳥取ループ

さて、「住所でポン!」は最初の頃こそ大炎上と言えるような状態となって物議を醸したが、さまざまなところで議論されるにつれ個人情報保護法の上では「住所でポン!」は何の問題がないということが定説になってくると、個人情報クレーマーはすっかり静かになった。

しかし、ごく一部の法律家は、それでも納得していなかった。そのことが、「住所でポン事件」として知られる裁判を惹き起こすこととなった。まずは、その背景を説明しよう。

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差別をなくそう・部落探訪(112)
東京都町田市
下小山田町“南台”

By 鳥取ループ

町田市の部落と言えば、相原本町田の特定に成功したが、最後に小山田町が残っていた。1935年の記録では南澤または小沢谷戸、11戸の部落があったとされる。

場所の特定に至る過程は、以下の動画で詳しく解説しているので、ぜひご覧頂きたい。

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差別をなくそう・部落探訪(111)
大阪府東大阪市荒本

By 鳥取ループ

1935年の荒本部落の世帯数は235、1958年は320となっている。国土地理院のサイトでは1940年代の航空写真を見ることができるが、写真から荒本の家の数を数えると500~600程度であり、荒本全体が部落であるとすれば矛盾する。

荒本探訪の動画版は以下から見ることができる。

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有田芳生氏も登場
ブラトーーク! レポート

By 鳥取ループ

去る1月27日、大阪ロフトプラスワンウエストで「ブラトーーク!」というイベントが開催された。「部落めし」を食べつつ、全国部落調査裁判についての講演を聞けるという興味深いイベントだったのだが、なぜか筆者は参加禁止とされている。さらに、イベントは撮影も録音も禁止だ。

しかし、偶然にもそのイベントの模様のレポートが送られてきたので、せっかくなのでお伝えしようと思う。

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全国部落調査事件
第4回弁論準備手続

By 鳥取ループ

本日、東京地裁で全国部落調査事件の第4回弁論準備手続がありました。

原告が「被差別部落出身者」であることを証明する公正証書が提出される予定でしたが、またもや延期となり、また弁論準備手続きが行われることになりました。次回は3月18日の予定です。

解説は神奈川県人権啓発センターチャンネルでも行っています。

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差別をなくそう・部落探訪(110)
滋賀県大津市伊香立下龍華
“大谷村”

By 鳥取ループ

滋賀県で人気一番の部落と言えば、「タイガープリンセス」こと虎姫の部落だが。それと双璧を成すのが今回探訪した「ドラゴンフラワー」こと下龍華の部落である。

なぜこの部落はそこまで人を惹きつけるのか。その理由は、探訪してみれば一瞬で分かる。今回の動画では同和地区にニコイチが多い理由を解説している。

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差別をなくそう・部落探訪(109)
滋賀県長浜市木之本町廣瀬

By 鳥取ループ

廣瀬というと、現在は古い公営住宅が立ち並んでいることが印象的だが、その辺りは昔は田んぼで『滋賀の部落』によれば非常に狭い部落であったという。確かに、戦後間もない頃の航空写真を見ると、狭い区域に家が密集している。

1888年は118軒、1931年は261軒、1999年は545軒と記録されている。

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鳥取市役所移転問題から見る
住民投票の失敗例

By 鳥取ループ

地方での住民の意思決定の手段として昨今話題になることが多いのが住民投票。条例で住民投票の手続きを定めた自治体も多くなった。一方で最近は沖縄県の辺野古基地の移転問題で県が住民投票の実施を予定しているものの、ここにきて県下の市の反発があって先行きが不透明になっている。世界的にもイギリスが国民投票によりEU脱退を決めたものの、離脱案が議会で否決され、住民投票で物事を決めることの限界と弊害も明るみなっている。

実は7年前、鳥取市で市が示した市庁舎の移転の方針を巡って住民投票が行われ、市の方針を覆す「市民の意思」が示されるという画期的な出来事があった。しかし、結論から言えばそれは反故にされた。一時期は民主主義の勝利かのように持てはやされた住民投票がなぜ失敗に終わったのか。この出来事から、さらに住民投票の限界と弊害が見えてくる。

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差別をなくそう・部落探訪(108)
滋賀県長浜市千草町

By 鳥取ループ

今回訪れたのは長浜市千草町。1888年は75軒、1931年は254軒、1999年は658世帯と記録されている。

動画版は本日18日夜9時30分にYoutube「神奈川県人権啓発センター」チャンネルでプレミア公開する。プレミア公開ではリアルタイムで筆者からの解説があり、そこでしか出ない話もあるのでぜひリマインダー、チャンネル登録して頂きたい。

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差別をなくそう・部落探訪(107)
愛知県津島市明天町

By 鳥取ループ

この部落については、 京都部落問題研究資料センター所長 の秋定嘉和氏による『部落問題・水平運動資料集成 』 に「初日町」という名前だった頃の状況が詳しく掲載されている。

1925年当時の戸数は235、人口は1130である。1935年は294戸、1518人と記録されている。

本日夜9時30分に動画版をプレミアム公開するので、ぜひご視聴頂きたい。

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アンチ個人情報保護⑦
電話番号のタブー

By 鳥取ループ

住所でポン! はグーグル・ストリートビューと同様に、個人情報保護が声高に叫ばれる社会への強力なアンチテーゼとなった。かく言う筆者は、先述の高木浩光氏に対してツイッターで「住所でポンには何も言えんだろう」とからかってみたら、案の定彼は何も反論できずに筆者をブロックしてしまった。

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差別をなくそう・部落探訪(106)
埼玉県熊谷市上中条

By 鳥取ループ

関東では関西ほど部落差別が深刻ではないと言われるが、そういう訳ではなく、北関東には数多くの部落があり、関西とはまた違った趣がある。今回は地元の方の招きで熊谷市を訪れた。

熊谷市の中でも代表的な部落と言われるのは上中条かみちゅうじょう。1935年の記録では40世帯で、主業は農業とある。

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差別をなくそう・部落探訪(105)
神奈川県海老名市本郷下河内“根村”

By 鳥取ループ

今回は神奈川県海老名市の部落にやってきた。海老名市は神奈川県のど真ん中にあり、交通の要所であるが、車や電車の乗り換えで素通りすることが多い街だ。

部落はその中の「本郷」とい地域にあり、相模川の河岸段丘のそばにある。

今回も動画でお伝えする。今夜9時30分にプレミアム公開だ。ぜひチャンネル登録を。

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差別をなくそう・部落探訪(104)
東京都墨田区東墨田“木下川”
(後編)

By 鳥取ループ

石原慎太郎が東京都知事だった頃、東墨田では夜中に消防車が行き交うことが度々あった。そのことについて、地元では、皮革業者が自分の工場を燃やしているためだと噂されていたという。

なぜそう言われたのかというと、都の方針で排水規制が厳しくなったために、各工場は高価な排水処理設備を導入しなければならず、それに従えば経営が立ち行かなくなった。そこで、工場をたたんで埼玉県の八潮市に移転する業者が続出したという。

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IT疑似科学? “Lyee”の現在
(後編)

By 鳥取ループ

(前編はこちら)

鎌倉といえば、由比ヶ浜のようにいかにも湘南らしい観光地もあるが、それよりも武士の古都として寺院や仏閣のイメージが強いだろう。LYEE株式会社はそのような古都鎌倉らしい名所の1つ、臨済宗の大本山、円覚寺の近くにある。

小宮氏の案内で寺の境内の中を進む。北鎌倉駅から普通に歩いていくことも出来るが、この方が近道なのだそうだ。

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差別をなくそう・部落探訪(104)
東京都墨田区東墨田“木下川”
(前編)

By 鳥取ループ

東京には同和地区もなければ部落差別もないと言われるが、そうではないことが分かる場所があるそうなので探訪してみた。1935年当時は500世帯、主な産業は皮革、油脂膠製造であり、「木下川きねがわ」とも呼ばれる地区である。

今回も動画の解説付きで、12月14日9時45分にプレミアム公開する。記事にない情報もあるので、ぜひご覧いただき、チャンネル登録して頂きたい。

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IT疑似科学? “Lyee”の現在
(前編)

By 鳥取ループ

(後編はこちら)

昨年から今年の始めにかけてビットコイン・バブルが起きたIT業界。ビットコイン・バブルは既に崩壊の様相を見せているが、一方で「AI」については、未だに関連企業の株価が暴騰し続けるなど、盛況が続いている。

元祖ITバブルと言えば2000年頃が最盛期だったが、その頃にIT業界で話題になった「Lyeeリー」というものがある。たぶん、ほとんどの人は知らないし、知っている人もその言葉以外は一体何なのか最初から最後まで分からないままだったことだろう。問題は、なぜよく分からないものに、多くの人が引き込まれたのかだ。

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差別をなくそう・部落探訪(103)
神奈川県藤沢市藤沢“木部屋”

By 鳥取ループ

「部落は観光地ではない」と発狂する人がいるが、部落も観光地である。湘南・藤沢は街全体が観光地なので、当然部落も観光地に含まれる。旅行をする際、そこに部落があればぜひ訪れるべきであろう。

今回も動画でお届けする。12月7日夜9時45分にプレミアム公開するので、ぜひリマインダーを設定し、さらにチャンネル登録して頂きたい。


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アンチ個人情報保護⑥
ストリートビューと住所でポン!

By 鳥取ループ

グーグルストリートビューの衝撃

個人情報保護法施行以来、社会の動きがひたすら個人情報保護へと突き進む中であっても、IT業界ではそれに対するアンチテーゼとも言える動きがあった。

今となってはすっかり定着してしまったが、2008年にグーグルが開始した「グーグルストリートビュー」。これは、現地まで行かなくても、インターネットで街角の画像を見ることができるという画期的なサービスで、現在では日本中のほとんど全ての地域がカバーされている。しかも、無料である。
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差別をなくそう・部落探訪(102)
東京都町田市本町田“下地区”

By 鳥取ループ

部落は探訪することよりもむしろ、探訪するまでの過程に楽しみがある。文献を調査し、当たりをつけ、現地に行き、痕跡を発見する。これは、まさに考古学と言えるのではなかろうか。

何気なく見ている都市の風景でも、視点を変えてみれば、まるで過去にタイムスリップしたかのように、かつての農村や田畑の姿が見えてくる。今回は動画でもお伝えする。

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差別をなくそう・部落探訪(101)
奈良県生駒郡平群町若井

By 鳥取ループ

国会の議事録に出てくる部落名がある。昭和53年10月19日の第085回国会 文教委員会の会議録にはこうある。

○小巻敏雄君 もともと平群中学校の教職員諸君が糾弾を要求されたということの原因は、狭山裁判の再審請求のために若井という部落の子供たちがゼッケンをつけ集団登校をすると、これに対して学校が協力をせよということの要求を履行しなかったというところに始まってるんです。そのときの協力要請の内容については御存じですか。

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差別をなくそう・部落探訪(100)
特別編・愛知県あま市栄“東今宿”
(後編)

By 鳥取ループ

部落を探訪した際、神社と寺には必ず訪れるようにしている。神社については、ご承知の通り関東では白山神社が部落の場所を特定する手がかりとなるのはよく知られたことである。なぜそうなのかは諸説あるが、一説では弾左衛門の息子が天然痘にかかった際に白山神社に祈願したところ治癒したので、部落に白山神社が祀られるようになったと言われる。

寺については、筆者は宗派に着目している。部落の寺はほとんどの場合浄土真宗、日蓮宗、時宗のいずれかであるが、近代以降の部落の歩みとそれぞれの部落の宗派には何らかの相関性があるのではないかと考えている。例えばマックス・ウェーバーが唱えたような、宗教の経済活動への影響である。
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差別をなくそう・部落探訪(100)
特別編・愛知県あま市栄“東今宿”
(前編)

By 鳥取ループ

ついに部落探訪シリーズが100回を迎えた。今回は動画でもお伝えすると同時に、部落探訪自体に対する批判にも記事中で答えていく。

東海地方で著名な部落はどこかと人に問えば、まずは養老が挙げられるが、それと同じくらいに有名なのが甚目寺の部落である。無論、甚目寺町全体が部落というわけではなく、しかも甚目寺町は2010年に合併によりあま市となっている。

また、甚目寺の部落が東海地方で取り立てて大規模というわけではない。戸数で言えば名古屋市内の都市部落のほうがはるかに大きいし、さきほどの養老町の他、津島市にも大きな部落がある。それにも関わらず、なぜ甚目寺の部落は人を惹きつけるのか。実際に現地に行ってその魅力を探ってきた。

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差別をなくそう・部落探訪番外編
三郷町龍田大社大祭 二日目

By 鳥取ループ

※前編はこちら

龍田大社の祭りは二日間にわたって行われる。二日目は午後から宮入りの予定で、午前中は各町が太鼓台をあちこちに曳き廻していた。その度に道路は通行止めになるので、その日だけは自動車で三郷町を走るとあちこちで止めさせられたり迂回させられることになった。
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差別をなくそう・部落探訪(99)
静岡県静岡市清水区西久保車形

By 鳥取ループ

今回はまた、旧清水市の部落にやってきた。当然、ここも同和地区指定されなかった部落である。1935年当時の世帯数は26、人口は184と記録されている。

しかし、1925年5月1日の全国水平社静岡県執行委員会に西久保の勝沢勝太郎と勝沢荒太郎という人物が出席したという記録があるので、水平社が結成されていたものと考えられる。
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差別をなくそう・部落探訪番外編
三郷町龍田大社大祭 一日目

By 鳥取ループ

好評を頂いている部落探訪シリーズの中でも特に反響が大きかったのが三郷町の下之庄地区。コメント欄を見ていただければ分かる通り、危険、ヤンキーが多い、自殺者が出ていると評価は散々だ。

また、知的障害者が異常に多いとか、独特の文化があるといったお便りも頂いた。そして、年に一度の龍田大社の祭りに行けば、下之庄の何たるかが分かると言うので、言われた通りに行ってみた。
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全国部落調査事件
第3回弁論準備手続

By 鳥取ループ

11月2日の午後2時から全国部落調査事件の第3回弁論準備手続があります。手続きは非公開ですが、当時の午後6時30分からネット放送で報告を行います。以下からご聴取くださいませ。

今回の書面は次の通りです。裁判に深い関心を持っているため、閲覧制限がかかっていない全ての資料を見たい方はツイッターで @tottoriloop をフォローしDMをお送りください。

原告側提出文書

木村草太.pdf
準備書面10.pdf

被告側提出文書

主張整理案-H30-10-26.pdf
準備書面(7)-H30-10-26.pdf
反訴状-H30-11-2.pdf

差別をなくそう・部落探訪(98)
滋賀県彦根市里根町

By 鳥取ループ

『滋賀の部落』には里根、彦根、長曽根を合わせて「三根」というと書かれている。彦根は言うまでもなく有名な城下町であるが、里根、長曽根という地名も彦根市内に残っている。

彦根城は江戸時代初期に井伊直勝によって建設されたのだが、長曽根村ではそれに伴う寺院の撤去や田畑の没収に憤慨して多くの住民が出て行ってしまったという。一方、里根村はもともと芹川沿いにあり、石田三成の配下で皮革製品を製造していたと推定され、彦根城築城時に現在の場所に移されたという。
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