全国部落調査事件 第4回弁論準備手続

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By 宮部 龍彦

本日、東京地裁で全国部落調査事件の第4回弁論準備手続がありました。

原告が「被差別部落出身者」であることを証明する公正証書が提出される予定でしたが、またもや延期となり、また弁論準備手続きが行われることになりました。次回は3月18日の予定です。

解説は神奈川県人権啓発センターチャンネルでも行っています。

今回は示現舎側からも反訴を行っています。もし本訴で勝訴した場合は、原則として仮処分申請には過失があったものとして損害賠償請求できるので、あらかじめ反訴しておくといった趣旨です。加えて、川口泰司さんに対しては、明らかに当事者ではないのに原告に加わったことと、集会で追い出した件を加算しています。

そして、この裁判は解放同盟側が「被差別部落出身者」であるかどうかが争点とされているので、 解放同盟側 がそれを証明する公正証書を提出するということを当初から言っています。もうそろそろ提出されるはずでしたが、またもや延期になりました。

どんなものが出てくるのか、サンプルらしきものを見せられましたが、要は誰の住所または本籍地が過去または現在において全国部落調査に掲載された場所だったということを記述したものです。

示現舎側としては、そもそも本籍地や住所が全国部落調査の場所なら部落出身というのがおかしい話だが、本籍地や住所を基準にするにしても、いつからいつまでその本籍地や住所なのかを明記しないと、裁判が始まってから急いで部落に本籍地や住所を移しても部落出身と言えてしまうのではと指摘しておきました。解放同盟側 は公正証書の内容はさらに検討するということです。

そして、解放同盟側は証人尋問の申出をしています。当初は30人以上に尋問するということでしたが、裁判所が難色を示し、原告15人と学識経験者2人、加えて示現舎側2人に絞られました。時間については1人あたり20分ですが、これについても時間が長すぎるのではないかと裁判所が難色を示している状態で、最終的にどうなるかは未定です。

なお、 示現舎側 で 証人尋問の申出も出来ますが、証人尋問をやりたいと言っているのは解放同盟側なので、放置しておくつもりでしたが、裁判官は申し出をしておいた方がよいような素振りであったため、どう対応するかは今後の課題ということになります。

3月13日までに、双方が次の書面を提出することになります。

以下が今回の双方の提出書類です。

原告(解放同盟)側提出文書

答弁書-H31-1-28.pdf
証拠申出書-H31-1-28.pdf

被告(示現舎)側提出文書

反訴状-H30-11-2.pdf
訂正申立書-H30-12-4.pdf
証拠説明書-H31-1-21.pdf

宮部 龍彦 について

ジャーナリスト、ソフトウェアアーキテクト。信州大学工学部卒。 同和行政を中心とする地方行政のタブー、人権ビジネス、個人情報保護などの規制利権を研究している。「ネットの電話帳」管理人。

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全国部落調査事件 第4回弁論準備手続」への5件のフィードバック

  1. バカ解放同盟

    こんばんは、自分は中学の時 関東から大阪に引っ越しして、道徳の授業に驚かされました。
    不思議なのは、差別されるようになった歴史的経緯を全く説明しないことでした。
    その辺から日教組や解放同盟には、凄い違和感を感じてましたが、示現舎の存在を知りとてもスッキリしました。
    応援しております!
    下記2chのコピペが大好きなので、探してきました。

    部落民になりたい若者が急増
    2011年1月15日 10:16 : ランキング
    部落民になりたい若者が急増

    奈良市環境清美部収集課の男性職員(42)(懲戒免職)が病気を
    理由に5年間で8日しか出勤していなかった問題が明るみに出たことで
    部落解放同盟には「部落解放同盟に入って部落民になりたい」
    という若者からの問い合わせが殺到しているようだ。

    これについて部落解放同盟の幹部は「部落民というのは希望してなれる
    ものではなく、先祖から受け継いだものだ。」と回答しているが、
    若者からは「先祖が部落民でないからといって部落民になれないのはおかしい。
    部落解放同盟は希望者が全員部落民になれるような社会制度を目指すべき。
    不当な差別は即刻やめるべき。」として、希望を受け入れない幹部に反発している模様である。

    返信
  2. .

    有名なコピペですが、本物の解放同盟員なら「部落民というのは希望してなれるものではなく、先祖から受け継いだものだ」とは言わないでしょう。

    むしろ「ここだけの話、支部長の誰それにこれだけのお金を包んで頼み込めばムラの兄弟の仲間に加えてやる。そうすれば同和減免でウハウハだ」と言うでしょう。現に岐阜県連や都連などでそのような事例がありました。

    あと、同和地区出身者と結婚して部落民になる道もありますね。在日朝鮮人が滋賀県の部落に依拠して解放同盟の幹部になった例もあります。

    返信
    1. バカ解放同盟

      いろいろ酷い事例があるのですね…
      連中の差別ビジネスにはウンザリします。
      解放同盟は部落差別反対と言いながら、偏見を助長させることばかりやってますよね?

      部落問題がタブー化しているのが諸悪の根源だと思いますので、鳥取ループさんに風穴を開けていただきたいです!

      返信
  3. .

    裁判大変そうですが、ループさんは似非を証明されるんですか?
    妻が、親がどうだという争いになると、裁判官も判断に迷い争点から除外されると思うのですが、
    自ら似非と言う人物を見つけて、証人尋問として呼べば、流れが大きく変わりそうですね。

    返信
    1. 鳥取ループ 投稿作成者

      公正証書のテンプレを見たところでは、解放同盟側では妻がどうとか親がどうといった話になっているようです。
      自分自身は部落出身ではないと認めている原告がいますが、当事者適格性を示すために、そういう事を主張するみたいです

      返信