【津市相生町 自治会長事件】市の建材が 田邊親密女性宅に 転用されていた!

By 三品純

「フードバンク理事長宅(中川美佐氏、田邊容疑者の親密女性)に敷かれたレンガは市の資材置き場に保管されていたものだ」。数日前、市の建材が田邊関係者宅に転用されたという驚きの証言を得た。同様の疑惑について昨年【深層レポート】三重県津市の闇 相生町自治会長問題(5)でも若干指摘したが、今回の証言によって関係人物や具体的な手口が明らかになった。これまで市幹部、市議、市職員への様々な疑問や疑惑を指摘したが市関係者は全く無傷。だが市の建材を特定市民宅に転用とあっては「問題なし」では済まされない。しかも転用は田邊容疑者の“側近”とされる職員の関与が濃厚。「市も騙された、把握できなかった」ひたすら繰り返される津市の弁明はもはや限界に来ている。

公園利用のはずがなぜか親密女性宅の庭に

津なぎさまち。津エアポートラインで中部国際空港へアクセス可能。商業施設も備えている。

4月7日、相生町集会所修繕費の補助金詐取をめぐり田邊容疑者、増田容疑者が再逮捕されたがその直前、建材転用の情報を入手した。もともと地元で「市の資材置き場から持ち出した」との噂を耳にしていたが、実際はこのような話である。

「津なぎさまち(港湾商業施設)が台風の被害を受けた時に一部が破損したんです。その時、撤去されたレンガは津市藤方の資材置き場に保管されました」(市政関係者)

確かになぎさまちの歩道を見ると今もレンガが敷かれている。そして話は続く。

「地元では“田邊の側近、片腕 ”と揶揄されるさくら児童館元館長でこの3月に退職した松島正直が当時“ 余ったレンガを市の公園に敷くのはどうか”と提案したのです。ところがなぜかレンガは中川宅の庭に使われました。施工も市職員かもしれませんね」(前同)

中川宅といったが田邊容疑者の事務所と隣り合っており、レンガが敷かれた庭(下記写真)は共有スペースとイメージしてもらいたい

破損個所のもので転売したわけでもないし、時価総額にすれば微々たるものかもしれない。しかし価値は無関係で、紛れもなく市の所有物。レンガの一つ一つが津市民の税金だ。加えて転用に至る経緯も計画的と思えてならない。

昨年、中川氏を同地で直撃した時もレンガ敷の庭は確認できた。地元住民らの指摘通り、松島氏は周囲から田邊容疑者の側近と目される人物。また中川氏が設立した中河原西自治会(解散)の副会長も松島氏が務めていた。以前も指摘したが中河原西自治会は環境パトロール事業のダミー組織というのが実態だ。そこに役員として名を連ねたのは見逃せない。

 昨年、さくら児童館を訪問し松島氏を取材した際は

「側近や片腕とか言われているのは知っています。本当に単なる中学の先輩後輩で、草野球の大会で応援してもらったことはありますが、言われるような関係ではありません」と説明した上で

「普段、ボクがどれだけ一生懸命仕事をしているかぜひ見てください」

と土地の有力者のもとに連れていかれた。

「●●さん、オレちゃんと仕事してますやろ。高齢者の一人暮らしの見守りとかやってますやん」

「お、おう」

ネットスラングではないけれど突然、見知らぬ人間を連れてこられ有力者氏も不思議そうではあった。

有力者氏と地元談義をする中でも、同氏にフォローを求めていた松島氏。勤務状況を尋ねたのではなく単純に田邊容疑者との関係を聞きたかったが、地元住民との交流や意見交換という意味では貴重な場を設けてもらった。ただ田邊容疑者と松島氏は単なる「先輩後輩」の関係とは言えない。

もちろんレンガの処理は松島氏だけの責任ではない。レンガ活用をめぐっては当然、庁内の承認を受けたであろう。そこで中川氏宅に転用まで把握していたのかが重要だ。今後、解明されることを期待したいが、この3月で退職した南勇二元理事もキーパーソンだ。一枚の写真を示す。

通常、南天と呼ばれる田邊容疑者事務所の裏側にフードバンク三重事務所、すなわち中川氏宅がある。問題のレンガが敷かれたスペースで田邊一派と南氏(左)、松島氏(右)がバーベキューを行った時の写真だ。

理事長宅の庭でバーベキューをする南勇二元理事(左)と松島正直さくら児童館元館長。

写真のレンガ部分(右下)を見るとまだ敷いて間もない様子だ。左側を見るとまだ更地部分が少し写り、工事用の簡易トイレも。つまりバーベキューはレンガの設置途中に行われたと思われる。レンガ転用に関わったであろう市職員、そして田邊容疑者と最も関係が深いとされる幹部職員が施工現場に同席している。不自然すぎやしないか。

当時の状況は紛れもなく田邊容疑者全盛期のはずだ。市役所全体が田邊容疑者にひれ伏す中で南氏もレンガの出所を把握していたのではないか。すでに退職した南氏にすればもう「無関係」であり、説明する必要もないだろう。しかし南氏自身も様々な問題が指摘されてきた中で無関係の市職員たちが振り回される――この現実をどう感じているのか。

では市側はこの資材転用を把握し、何らかの調査をしているのだろうか。津なぎさまちの担当部署である都市計画部交通政策課によれば

「平成24年の台風でなぎさまちのインターロッキングブロックが破損し回収したことがありました。保管場所については把握していません。当時の管理状況については調査チームで確認していると思います」

三重県HPより。

本件についても津市の調査チームで検証しているようだ。ということはいずれ何らかの形で報告があるだろう。

また資材置き場を管理する建設作業事務所も同様に調査案件であるとの説明。

「(資材問題は)調査中ということで確認できませんでした。せっかくご質問を頂きましたが、詳細を把握しておらず中途半端な回答になってはいけないのでコメントは差し控えさせてください」

もちろん渦中の松島氏にもレンガ転用を聞いた。松島氏は以前も自治会長問題について「無関係」を強調したが今回はどんな反応をするのか。

「すみませんけど本当に弁護士から(話すのを)止められているんですわ。本当に申し訳ない。取材は断っておりますもんで」

松島氏も苦しい心境ということは察したが、残念ながら周辺からは“ 田邊の側近”という評価以外出てこない。しかも交通政策課、建設作業事務所の説明通りならば、すでに調査チームの対象になっておりこのまま風化という訳にはいくまい。

百条委員会においても市側の答弁はおおかた「弁護士と相談中」「調査中」だ。本件についても市側、松島氏の説明はその範囲を出ない。仮に市側がレンガ等の転用を把握した上でのことならば大問題だ。

逆に「把握してない」のもおかしい。本来、レンガの用途は公園の整備。工事が適正に終了したか確認すべきだが、「設置先を把握していない」とすれば確認作業を怠ったということになる。

例えばこれが金属類など換金可能の資材ならば使用先を確認していない以上、転売することも可能になるのではないか。「把握していた」とすれば問題、「把握していない」とすれば市の資材の管理状況があまりに杜撰だ。今後、本件についてどう検証されるのか動向を見守りたい。

追跡、さくらゆ防犯カメラの謎

話は変わってさくらゆに設置された防犯カメラについての追加情報があったので続報。当初、この防犯カメラは田邊容疑者が襲撃されたことが原因で設置されたとの推測を紹介したが、別の事情があるというのだ。

2013年のグーグルマップより。

田邊容疑者周辺の話。

「田邊が襲撃を警戒していたのは事実です。しかし防犯カメラ設置の最大の理由はたこ焼き屋を営業していた時の火事なんです。店の横に駐車している軽トラック荷台のゴミが2回ほど燃えたのです。不審火の可能性もありますね。その後、防犯カメラが設置されたと聞いています。当時はカメラは店側に向いていましたが、現在は方向を変えたそうです。何らかの指摘が入ったかもしれませんね」

火事があったと市役所に怒鳴り込み、市職員がなだめながら防犯カメラを設置する。この様子は想像ではなくて、再現のような気もするが―――。ともかく訳アリ防犯カメラであるのは言うまでもない。

それにしても写真を見ると改めて驚く。

妻が管理業務に携わる公営浴場の隣に自身の店舗があり、浴場のカメラが店舗を監視する。

相生町や中河原はまるで“田邊版モノポリー ”状態だ。

津市がいかに田邊容疑者に忖度、配慮してきたのか如実に物語ってはいないか。

カメラの角度が変わったという。何のためにあるのか分からない。

【津市相生町 自治会長事件】市の建材が 田邊親密女性宅に 転用されていた!」への2件のフィードバック

  1. チャンス

    どんどん追及してください。
    ほかのメディアは何やっとるんじゃと思いますね。
    今、ちゃんと本質を叩かんといつ叩くんじゃ。チャンスと思わないのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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  2. tako

    退職した二人への退職金は支払されたのだろうか?
    疑惑がはっきりするまで保留してもらいたい。

    返信

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