【津市相生町 自治会長事件】さくらゆ防犯カメラ 設置の“ 仁義なき”裏事情

By 三品純

「ごみ箱設置の現場確認が行われ、うちらの間では“テツ(田邊容疑者)の側近 ”と言われた職員が案内していました。前はスリムだったのにストレスのせいか随分肥えていましたよ」(地元住民)。昨日、地元からこんな目撃情報が…。本事件の捜査が続く中、田邊容疑者の親族が委託管理する津市共同浴場「さくらゆ」(相生町192)について妙な話を耳にした。地元アウトロー事情に詳しい人物A氏は「さくらゆに設置された防犯カメラはテツが切りつけられたから設置したんや。警察沙汰にはなってないけどな」と振り返る。まるで任侠映画を連想させるこの一件。自治会の防犯カメラ設置は前葉泰幸市長の公約でもあるが、まさか襲撃を恐れる田邊容疑者に市長が忖度して設置させたのか? さくらゆの“ 仁義なき”防犯カメラの設置について検証した。

ラムザイヤー論文を地で行く相生町

現在、左派学者、文化人、人権活動家、マスコミ関係者が激昂するラムザイヤー論文。米国ハーバード大学法科大学院のマーク・ラムザイヤー教授が部落問題から慰安婦問題まで既存の学説、社会通念を覆した内容はインパクト大だ。

1969年、日本は部落民に対する莫大な助成事業(訳注:同和事業のこと。以降は意訳)を立ち上げた。同和事業は暴徒を引き寄せ、犯罪組織を通じて利用可能になった大きな収入は、反社勢力になるために合法的な仕事を捨てた部落民に供給された。この過程で、同和事業は部落民を暴徒と見なしてきた多くの日本人の偏見を助長した。

特に部落問題については「暴徒」「犯罪組織」「反社勢力」といった一派の暗躍を指摘しているのが印象的。それを地で行くのが相生町、ひいては津市敬和地区かもしれない。相生町自治会長について取材を開始した当時、自宅や自治会長事務所に防犯カメラが多数、設置されているのが印象的だった。なんでも

「数年前に田邊さんは切りつけられたから」

と聞いていた。ただ刑事事件にもなっておらず事実確認ができないから“ ウワサ”程度に収めていた。しかし取材を進める中で田邊襲撃は事実であることが判明。

「(襲撃を)知らんもんはおらんにぃ」とは津市のアウトロー事情に詳しいA氏。

「大門(津市の繁華街)でヤクザも避けて通る通称“ マムシの〇〇”というのがおった。そのマムシが5年前に酔っ払って包丁でテツを切りつけたんや。さくら湯の近くやったかな。幸いよけてかすり傷やったけど刺さったら危なかったね」

マムシなる異名を持つ人物による刃傷沙汰。まさに映画『仁義なき戦い』を彷彿とさせて興味と恐怖で紛然たる心境だ。

しかしこうしたトラブルが発覚しないのは

「相生町だから、やろうな」(A氏)

ストレートな表現だが異常な説得力がある。地区外の人はともかく津市を知る人ならば納得の一言ではないか。そこで「襲撃に備えてさくらゆにも防犯カメラを設置させたんや、と囁かれています」と前出の相生町住民。

確かにさくらゆを見ると正面玄関と北側にそれぞれカメラが設置されている。銭湯の構造上、ここから「のぞき見行為」というのも考えられない。通りに面しているので室外機にあがって“ 出歯亀”というのも相当な度胸がいりそうだ。このため必要以上の設置数という疑問の声は少なくない。

前葉市長、肝いりの自治会防犯カメラ設置事業

ではさくらゆの防犯カメラ設置、果たして田邊容疑者が「襲撃対策」で設置させたものなのか。しかも防犯カメラ設置は前葉市長の重点公約でもある。そのため「前葉さんが田邊さんに忖度してつけさせた」と言い切る住民もいたが、調べてみると少し事情は異なっていた。

津市共同浴場「さくらゆ」を管理する市民部地域調整室によると防犯カメラの設置は2種類あるという。

「市民部地域調整室が設置したのは北側部分のカメラ。正面玄関分は市民交流課の担当です。防犯カメラの設置は平成27年、設置費用は20万円でした。ただ当時の記録を見ると取り換え取り付けとなっていますから以前から設置されていたと思われます」

のぞき見対策なのか、襲撃対策なのか設置意図がよく分からない。

また正面玄関分を設置した津市市民交流課によればこの防犯カメラはパイロット事業で設置したものだという。

「令和2年度から防犯カメラ設置補助金制度が決まっていました。そこで先んじて平成30年度、31年度に寄付や寄贈等で頂いた防犯カメラをパイロット事業として自治会さんに募集をかけました。11団体から応募があり、相生町自治会(相生町自治会環境部会)はその一つです」(同課)

11団体は以下の通り。

豊が丘地区自治会連合会、村主地区地域安全部会、新町地区自治会連合会、津駅前ストリートクラブ、誠之地区自治会連合会、相生町自治会環境部会、香良洲防犯協会、安東町跡部自治会 久知野自治会、南が丘地区自治会連合会、一身田地区自治会連合会。

「11団体を順位付けをして(上記の順位)、設置を始めていきました。最初に豊が丘地区から誠之地区自治会までは寄付を頂いた防犯カメラを設置。次に相生町と香良洲は匿名の方から100万円の寄付を頂いて設置しました。各33万円の設置費用がかかっており余り分は今後の設置事業の費用に充てます」(同)

設置工事はまさかの増田塗装? かと思いきや「7社から見積もりを頂いて警備会社さんが落札されています」(同)ということだった。

正面玄関付近に設置された防犯カメラは市民交流課の担当。

例の「全国の同和連れてくるぞー」でお馴染みS氏糾弾が2014年(平成26年)で以降、田邊容疑者が市政で発言権を強めた時期と一致する。しかし先の襲撃事件の発生時期と微妙に異なるため関連付けられない。

しかし田邊容疑者は自宅、事務所に防犯カメラを多数設置し日常的に襲撃を恐れていたという。こうした経緯からしても親族が委託管理するさくらゆも警戒態勢だったのは十分考えられる。

本来は一般市民の安全を守る防犯カメラだが、実際のところ“相生町の仁義なき戦い ”が影響していた、か?

【津市相生町 自治会長事件】さくらゆ防犯カメラ 設置の“ 仁義なき”裏事情」への1件のフィードバック

  1. 反省

    襲撃事件、小耳にはさんだ気がしますな
    一連の記事を拝読させていただき、地元民として感じることのひとつとして、「そうなんや、うちら敬和地区ってやっぱり異常やったんや」てのがあります。
    事案のどれもこれも「そらあり得るこっちゃ、昔からそんなもんや」と思えてしまうからです。「今回はちょっとやりすぎで目立っただけやろな」とも。
    感覚がどうかしとります。反省し、襟を正しましょう、わたくし含めみなさん。
    たくさんカメラをつけていただき、己の所業を画面で顧みろ、てことですm(__)m

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