また全国連から文書が届きました

カテゴリー: 全国部落調査事件 | タグ: , | 投稿日: | 投稿者:
By 宮部 龍彦

部落解放同盟全国連合会茨城県連合会から「鳥取ループ・示現舎の差別敵対を糾弾する」という文書が届きました。7月25日付となっていますが、届いたのは8月10日です。

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「君たちは単に80年前の調査を復刻するだけだと言うが、それならなぜ現在の地名や「この地区に特徴的な苗字は○○」などと加える必要があるのか。答えて見ろ。」とあるので答えます。

現在の地名を加えるのは、その部落が現在どのようになっているのかを知るためには、現在位置を特定する必要があるためです。昭和の大合併、平成の大合併でかなり地名が変わってしまっているので、80年前の資料をそのまま読み解くことは困難です。

「この地区に特徴的な苗字は○○」についてはWikiサイトで誰かが勝手に編集して加えたもので、示現舎の関係者が直接加えたものではなく、加えるように提案したものでもありません。

しかし、著名な部落研究者の本田豊は、著書『被差別部落の民俗と伝承』の中で「部落史研究にとって、大きな課題であるはずの名字が、今日でもほとんどというか、全く研究されていないのは、なぜだろうか。とんでもないところの部落同士が同じ名字、というのは一体どこから来るのだろうか」と述べているそうです。つまり、苗字は部落史研究にとって学術的に重要な課題であるわけです。

実際に、北九州の部落に特徴的な苗字である「今浪」が滋賀県栗東市で見られることは、小倉競馬場、栗東トレーニングセンター、が部落産業でつながっていることの裏付けとなっています。また、『荒川の部落史‐まち・くらし・しごと』(現代企画室刊)に「東京の皮革産業の源流のひとつであり、三河島地区の「ふるさと」のひとつでもある滋賀県山川原・甲田地区」という記述がある一方で滋賀県山川原の近くにあり皮革産業が盛んだった川久保部落に特徴的な苗字である「姓農」が荒川でも見られることは偶然ではないと考えられます。

このように、苗字について考察することは部落史の研究にとって重要なことです。

宮部 龍彦 について

ジャーナリスト、ソフトウェアアーキテクト。信州大学工学部卒。 同和行政を中心とする地方行政のタブー、人権ビジネス、個人情報保護などの規制利権を研究している。「ネットの電話帳」管理人。

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また全国連から文書が届きました」への5件のフィードバック

  1. 匿名

    >苗字は部落史研究にとって学術的に重要な課題であるわけです。

    そのとおりですね。差別解消を錦の御旗にして、学問の自由を蹂躙しようとするなら、戦わねばなりません。それこそ、戦前に逆戻りではないですか?放置しておくのが吉だと思います。こんなクレーム。

    返信
    1. 鳥取ループ 投稿作成者

      まったくその通りです。国民を知識から遠ざけて破滅した国はありますが、国民に知識を与えて滅びた国はありません。

      返信
    1. 鳥取ループ 投稿作成者

      そうですね。でも、なかなか味わいのある文章ですね。ピュアな心がにじみ出ています。

      返信
  2. らき

    確かに今浪は部落
    北九州市小倉南区の北方。
    でも、北九州は部落が8割くらい、いそう

    返信

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