【前所有者余話】熱海市百条委員会 トホホ後日談

カテゴリー: 熱海土石流 | タグ: , | 投稿日: | 投稿者:
By 三品純

【熱海市土石流】前所有者、現所有者が 百条委員会の証言に 立った(前編)

後編の前所有者証言。これは強く思うところがあり、気が滅入る部分もあった。そこで読者諸氏におかれても気分転換をして頂く意味で余話。トホホな後日談をどうぞ。

熱海市関係者が騒然、前所有者関係者のハプニング

前所有者証言に入る前にこぼれ話。伊豆山造成地新旧の所有者が出席するとあって普段よりも報道陣が色めきだっている。12日は朝から騒動の予感がしていた。というのは開催前、議会事務局の前に発災以前から前所有者を追跡し、SNS上で情報発信してきた小田原市民が待機し、前所有者を糾弾する文書を配布。同氏は特にトラブルを起こした訳ではないが、議会棟周辺を徘徊していた。まさか前所有者を直撃か、と思いきや騒動は全く別のところで起きた。

当日委員会終了後、帰宅したところ市関係者から

「市議会に同和が乱入して警察まで来た」

との一報が…。またとないチャンスを逃したと自身の“もってなさ ”に幻滅したものだが、事情は少し違っていた。先の関係者によればやった来たのは前所有者側近グループ4名で、驚いた事務局が警察に通報したという。側近らは前所有者がいる議場を訪れたが職員に制止された。うち一名が職員に名刺を渡したが、職員は返却。不審に思った事務局が通報したようだ。ただしこれでは身元が分からない。そこで前所有者周辺に確認したところ、身を案じたグループ一行が前所有者を守りに来たという話。

「同和が乱入というわけじゃないんだけど(笑)」と周辺が説明するところ、メンバーは前所有者に近い会社経営者、前所有者運転手兼世話係、事務関係2名。

実はこれには伏線があった。証人尋問は通常の参考人招致と異なり、別室からの音声のみを傍聴する形式だ(*参考人招致も音声のみの場合もあり)。ところが前所有者は証人尋問に応じる条件として一般市民を含めた「完全公開」を求めていた。しかし折り合わず結局、議場に一部報道陣のみ開放の形式をとる。メンバーが誤解したのも一面、理解できる。というのは事前に熱海市民からも「前所有者分については一般市民も傍聴できるのか」という質問を受けたが、どうも「公開」をめぐる解釈違いのようだ。

つまり4名は一般市民を含めた一般公開と考え、議場に現れた。議場は2階(市役所内では3階に相当)で階段前には仕切りがあり、構造的に進入はできないはずだが…。

メンバーの中心である経営者に確認すると「警察が来た? 知りませんよ。(前所有者が)心配になってきただけだから。(傍聴は)公開されてるというから行ったんです」と話す。

公開の意味が異なると告げると「それは後になって分かったことです。職員がここからは入れませんというから帰りましたよ」ということだった。議会事務局が過剰に反応した点も否めないが、やはり議場付近まで進入したのはやり過ぎだ。それに前所有者にとっても全くプラスにならない行為だったと同氏に伝えた。

そしてこの乱入劇にはもう一つ“斜め上 ”の話も触れておきたい。

「議会でビラを配布した小田原市民が前所有者自宅周辺に侵入した際、彼を捕まえたというのが件の運転手兼世話係なんです(笑)」(周辺)

小田原って…としか論評のしようがないこの一件。悲惨な災害を取材する中である意味、心のオアシスになったのだ。

三品純 について

フリーライター。法政大学法学部法律学科卒。 月刊誌、週刊誌などで外国人参政権、人権擁護法案、公務員問題などをテーマに執筆。「平和・人権・環境」に潜む利権構造、暴力性、偽善性を取材する。

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【前所有者余話】熱海市百条委員会 トホホ後日談」への2件のフィードバック

  1. 西内

    おい
    だから前所有者はエセ同和の天野で現所有者は麦島やろ?
    少年犯罪で実名にできないのか?

    返信
    1. 三品純 投稿作成者

      百条委員会の証言で出た関係人物、団体は原則匿名で、特定できないようにする
      というルールです。それが傍聴取材のルールです。
      このことは以前、別の方にも説明しています。それが納得できないならば
      ご自分で熱海市長か議会に抗議なさってはいかがですか。

      返信

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