曲輪クエスト(454) 松本市島内

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By 宮部 龍彦

部落解放同盟長野県連合会『差別とのたたかい 部落解放運動20年の歩み』によれば、松本市島内町区中部に26戸の古村があった。また、同団体による『おら戦争はやだ! : 8.6を考えよう 解放子ども会の子ども達の聞き書き集』という文集には「松本市島内解放子ども会」の名前がある。

『差別とのたたかい』にある地名から判断すると、大字島内の「町」という地区のさらに真ん中あたりということになる。確かにゼンリン住宅地図には島内に「町」という記載がある。

その真ん中あたりにこの祠がある。

Googleマップでは「白山神社」とある。

近くで聞いてみたところでは「しらやまさま」と呼んでいるようで、付近が氏子であるが、由来はよく分からないという。

ということは、この辺りが島内の古村と見てほぼ間違いないのではないか。

『差別とのたたかい』には、先ほどの地名と戸数のほか「(昭和35年8月には、松本市島内区の部落の青年と南安曇郡豊科町の女性との結婚差別事件が起きている」との記述がある。

そして、決定的な根拠は『おら戦争はやだ!』にある。本書に出てくる「松本市島内解放子ども会」に所属すると思われる児童のうち3名が「高木」あと一人は「竹内」である。

「マッポン!」による名字分析でも、文字通り町地区の中部、白山神社周辺であることが裏付けられる。

『おら戦争はやだ!』は長野県内の他の古村のクエストにも活用できそうだ。

その風景は、何気ない信州の農村。

集落の中に墓地があるが、概ね名字ごとに墓が固まっており、その中にほぼ高木だけのエリアがあった。

見たところ浄土宗のようである。

宮部 龍彦 について

ジャーナリスト、ソフトウェアアーキテクト。信州大学工学部卒。 同和行政を中心とする地方行政のタブー、人権ビジネス、個人情報保護などの規制利権を研究している。「ネットの電話帳」管理人。

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