山口県最大の茶筅部落は上関町にある。1935年には45軒、当時から主に漁業をやっていたという。それだけの情報しかなかったが、とにかく現地に行ってみると、今もただの漁村である。
地名で言えば室津。その中でも上関町の中心部から柳井市に抜ける道路の、海側が白浜に該当する。急斜面の墓地の中を通ってアプローチした、
墓石から判断すると、やはり浄土真宗である。その中に、おそらく創価学会と思われる南妙法蓮華経の墓石がいくつか混じっている。
部落は海岸と山の間の狭い土地と斜面にある。瀬戸内の典型的な漁村である。
階段状になっており、細い道が入り組んでいる。
車が入ることは無理で、単に不便だからなのか、建築基準法上の問題なのか、空き家が多い。
地図に「上関まるごと博物館」というのがあったので、行ってみたのだが、博物館というよりは若者グループのゲストハウスであり、彼らの関心は自然や漁業のことで、歴史については分からないということであった。
半裸の老人が歩いていたので、茶筅部落についての伝承を知らないか聞いてみたら「白浜の者は馬鹿だけぇ、そんなことを聞いても答えられん」と言われてしまった。
いずれにしても、言えるのはここはかなり昔からただの漁村だということ。
なぜ漁村が茶筅部落として記録されているのか、地元の郷土資料館で手がかりを探そうと思ったが、残念ながら休館日だった。
突然申し訳ありません。質問ですが、山口の同和地域というのは下関市にありますでしょうか?
ございます。中六波福祉館。
返信ありがとうございます!
てっきり彦島近辺を予想していたのですが長府なんですね。驚きでした。