『地方改善ニ關スル調査』 (茨城県 1921年)によれば、旧那珂郡瓜連村中里に東組という古村があった。戸数は6でそのうち5戸に現住していると記録されている。
この場所を見つけるのは困難だったが、研究者から情報をいただいた。

旧那珂郡瓜連村中里は現在の那珂市中里にあたる。

研究者が注目したのは、その中里の東の端に「片岡」という姓が6軒あることだ。

これは後で分かったことだが、常陸大宮市北町に歴史ある古村があり、そこも片岡姓が多いことから関連が推定される。

そして、決定的な根拠がこの鳥居の先にある。


近くで聞いてみたところでは、この祠は箱根神社であるという。中里の反対側である西の端にもっと大きな箱根神社があり、そこから勧請されたものと伝える。

注目するのは右側の祠。研究者はここにたどり着き、その中で驚くべきものを発見したという。


なんと、中に八幡神社と白山神社の棟札が納められている。関東の古村と言えば白山神社であり、これは強力な証拠である。



ただ、白山神社の由緒を知る者には出会えなかった。「東組」という呼称も現在は使われていないようである。


平地ではあるが、茂みに囲まれてやや隔絶された立地である。

「駅前理容まつもと」の街灯が。
近くにJR水郡線の線路があり、徒歩10分で瓜連駅なので、ギリギリ駅前と呼べるのかも知れない。



