大阪府以外で初の維新公認知事が誕生した奈良県。「政治改革大綱」の下、奈良でも維新が浸透している。だがその看板に異議あり! 維新奈良県総支部元幹事長で大和高田市議会・森本尚順議長の事業と人脈からは維新、奈良の闇が浮き彫りになるのだ。暴力団、行政、同和までが絡む奈良のダークサイドレポート第一弾。
「奈良県は 特殊な地域」を 再現した トラブル
「安倍晋三」終焉の地、奈良の 元組長が 語った「非常に 特質な地域」の 意味とは?(2022年9月23日掲載)
奈良県議をめぐる奈良新聞の報道で起きた名誉棄損裁判で山口組系倉本組二代目組長、津田功一氏の意見陳述を紹介した。以下に引用する。
奈良県は非常に特質な地域で県会と暴力団とのつながりはずっと初代からありました。いろいろな意味で奈良県は特殊な地域であります
大和高田市・森本尚順市議周辺の取材を通して、津田氏の証言を想起せざるをえなかった。氏の言を踏まえた上で本題に入る。
大和高田市議会に 森本議長の 怪文書が 送付される
3月29日、大和高田市議会臨時会―――――
淡々と議事を進行する森本尚順議長。ここで森本議長の略歴を紹介しておく。
自民党議員の秘書や地元PTA役員を務め、2015年、日本維新の会の候補として同市議に当選。昨年、議長に就任した。市議会では保守系の「会派絆・日本維新の会」に所属。しかし共産党の国会議員、県議を支援した過去もあった。他党での政治活動経験者を自前の候補とするのは維新の典型的な手法。早い話が政治信念というより維新の風に乗った議員だ。
弊社とは少し因縁がある。亀田忠彦橿原市長に暴言を吐いた原山大亮前市議(現奈良県議、奈良県総支部元幹事長)の生々しい音声を当サイトは報じた。そして原山氏が辞職後、幹事長に就いたのが森本議長なのだ。子息が同党・石井苗子参院議員の秘書を務めるなど当選回数以上に党内の存在感は高い。
さて同日は議案説明及び審議が行われ滞りなく閉会。退任する副市長に向け森本議長が議員を代表して送別の挨拶を述べた。
「副市長を尊敬し好きでした。残念でなりません」
涙をおさえ声を震わせながら話す森本議長。一見は温和そうな人柄だ。だがそれに反して地元の評判は芳しくない。それが政治主張、人柄についての好悪ならばどこの議員でも起こりえること。問題は“裏の顔”だ。その一端が公になったのは今年1月のことだった。
市関係者はこう明かす。
「市議会に怪文書が送られてきたのです。内容はある恐喝事件で逮捕されたT(服役中)という人物の会社に森本議長が取締役として名を連ねていること、また複数の暴力団関係者と交流があることを告発したものでした」
ただの中傷ビラの類と異なり内容は生々しい。不審に思った議員も少なくなかったようだ。
「一部の議員たちが“ 名前が出ているが大丈夫か?”と森本議長に確認したのですが“ 役員はしてるけど名前だけや”という反応で全く問題になりませんでした」(同前)
同関係者は「怪文書」といったが正確には『日本タイムズ』(東京都千代田区)の記事『「2000万円恐喝犯」「反社」との関係を追う』のことだ。同社WEBサイトでも記事は閲覧できる。同記事は森本議長以外の関係人物、団体名はイニシャル表記のため事実関係はつかみにくい。そこで日本タイムズに書かれた内容の解析から取材は始まった。
『奈良新聞』(2018年3月13日)によると県内の建設会社役員から2000万円を脅しとったとして同月12日、高田署は恐喝と脅迫の疑いで高倉忍を逮捕。同役員は高倉から紹介され県内の土地造成工事を請け負った。しかし高倉は自分を介さず発注元と契約したことに激怒し犯行に及んだ。
この通り、日本タイムズ記事にあったTとは高倉忍という人物のことだった。本稿の重要人物の一人である。
事件についてもう少し補足する。事件のきっかけは県内の造成工事といったが、これは葛城市内の特養施設「Y」(開設2018年)のことだ。事件化されていないが、もう一社が工事費の未払いという損害を受けた。葛城市もまた重要な舞台になるが、それはまだ先の話になる。
では問題は森本議長が高倉氏にどう絡んでくるのか、だ。まずは論より証拠。高倉氏が代表取締役を務める「賢英エージェント(株)」(大和高田市幸町)の会社登記簿をご覧頂こう。今回の問題は関係人物、利害関係が複雑なので、とりあえず本稿では本店所在地「大和高田市幸町7‐34」に焦点を当てる。
同住所、つまり賢英エージェントの所在地は森本議長がオーナーのモリモトビルなのだ。
高倉氏が賢英エージェントの代表取締役に就任したのは「令和2年3月16日」。そもそも高倉氏は服役中で、会社法331条で定められた取締役の欠格事由に当たるのではないか。有権者心理としてもどうか? 維新奈良県総支部の役員、市議会議長を務める人物が脅迫、恐喝で逮捕された人物と会社を経営することに抵抗を感じるはずだ。
それから賢英エージェントと同じく3階に入居するサミットインターナショナル(株)は高倉氏の内縁妻が社長を務める。もとは葛城市にあった会社だが、2018年に大和高田市に移転した。同社と人間関係については別稿で詳細をお伝えするとして、とにかく森本議長の怪しい人脈エピソードを続ける。
元組長と 市内の 飲食店で ツーショット
森本議長は地元で評判が芳しくないと先述した。その理由というのが市内飲食店での振る舞いというわけなのだが、市内各地で森本議長の姿は確認されている。
「森本さんが連れ歩くのは決して筋が良くない人物。その一人が倉本組元若頭、M組元組長のM氏なんです。Mさんは足を洗った後、組本部跡に建設会社を設立しました」(地元住民)
また先の市関係者もその名を知っていた。
「M氏は議会にもよく傍聴しに来てるんですよ。組があった建物は現在、M建設の社屋ビルとして利用されています。もう暴力団を抜けたといっても市議たるものが、公然と付き合う筋の人物ではないでしょう。それに地元の建設業者と大っぴらな交際はあらぬ疑いをかけられるというものですがね」
同社によるとすでにM氏は社長から退いたというが、議会傍聴を続けていることは否定しなかった。現在は撤去されているが、M氏が社長を務めていた当時は森本議長、日本維新の会のポスターが貼られていた。
「元暴力団関係者」という人物をめぐっては評価が難しい。社会復帰して「カタギ」として生活する人もいるだろう。しかし怪しげな人脈とつながる森本議長との親密交際はただのカタギとは考えにくい。
こうした写真が撮影されるのも森本議長とM氏の胡散臭さを察知してのことだろう。
ともかく29日の臨時会終了後、森本議長に対して「賢英エージェントに役員として登記されていること」「M氏との交際」について本人を直撃した。
ー高倉忍氏との関係性についてお聞かせください。賢英エージェントに役員として登録されているが問題はないですか?
一月に似たような文書が議会に届きましたが、議員の皆さんには「問題ない」ということで納得してもらっています。名前を貸しているだけだし、本来は(高倉氏を)登記から抹消しなくていけないが、服役中なので手続きができないでいます。これは行政書士とも相談しています。
ー(読者提供写真①を見せて)写真に映っているのは議長とM組元組長のM氏で間違いないですか?
これは私ですね。隣はM氏で間違いありません。(M氏は)暴力団を辞めていますし(離脱5年以上ルール)会派としても問題はないという判断です。
森本議長本人はこうした交流は問題ないという見解だ。しかし高倉氏が事件を起こしたのは2018年。森本議長と高倉氏はともに2020年3月16日にそれぞれ賢英エージェントの役員に就任した。つまり恐喝事件後も森本議長は関係があった上に会社法違反の疑いもある。
そればかりか先述した葛城市人脈を加えたら闇は深まる。「問題ない」で済むだろうか。
次回は森本氏、高倉氏、そして行政で暗躍するⅩを交えて奈良の闇を検証していく。
やっぱnoteみたいにできた記事に投げ銭機能があった方がいいのではないかと。
検討いたします
こちらの記事で言及されていた市営住宅前の「止まるな」の道路表示が新しくなっています。
ストリートビューで見ると21年7月までは消えかけていますが22年8月から新しくなっています。
↓
警察も同和が怖い!?消失寸前の規制表示の怪
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反社が議員になれるなんて、
奈良県の恥です。
そんなんばっかりです。
知り合いの市議も毎日、ゴルフにテニス。
ロクなんいません。
人のために何かしたい、なんて志のある議員はいません。
みな、金金金です。
未来のためにこんな政治を終わらせたい。
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奈良の議員は反社や元反社が異様に多いように思うのですが、なぜなんでしょうね
森本市議が追放したという元議員を追跡してますが、実はこの人も反社絡みということです。
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