【緊急レポート】元社員が 証言! 熱海市 伊豆山地区 土石流 第2波に警戒せよ!

カテゴリー: 熱海土石流 | タグ: , , , | 投稿日: | 投稿者:
By 三品純

「マスコミの取材を受けるたびに“ 伊豆山は土石流“ 第2波”がありえるから注意を呼びかけてほしい”と話しているのにどこも取り上げてくれないのです」。伊豆山造成工事に関わった天野二三男氏の関連企業元社員は危険性を訴えた。今月7,8,9日の連休に台風10号が東海、関東を直撃する予想もあり、再び熱海市が大雨に見舞われる可能性もある。その時、盛り土の残り部分が土石流になりかねないというのだ。「危機を煽っている」と思うなかれ。大事に至らねばそれでいい。ただ警戒すべき状況であることは伝えておきたい。

天野さん、麦島さん、これが被災現場です

熱海市内海岸線を走る国道135号の通行規制が解除され、伊豆山地区の一部被災地に立ち入りができるようになった。とにかく暑い。炎天下の中で自衛隊、警察、消防の捜索活動は続く。また各地から集まったボランティアたちが復旧、清掃、住民への生活支援を行っている。そこにまた土石流が発生したら・・・。再び大勢の被災者、犠牲者を出しかねない。ところが行政側からは緊張感がまるで伝わってこない。

天野が行政を屈服させる「フレーム登記」の正体

天野氏が関係する企業は数知れずと指摘してきたが「株式会社ジィーズ」(小田原市府川)もその一つ。別の機会でレポートするが天野氏は西湘バイパス用地取得に絡み、市内の資産家から不当な方法で土地を強奪したことがあった。その際、一時的に所有者になったのが株式会社ジィーズ。この会社、天野グループの“ 汚れ仕事”担当といった存在なのだ。

「南足柄市竹松で天野氏関係企業が不法投棄で県から指導されましたが、その時の会社がジィーズ。もちろん事実上、天野氏がオーナーですが、登記上の社長は自由同和会神奈川県本部副会長まで務めた古谷元雄ふるたにもとお氏。つまり県の指導も手続き上は、古谷氏が責任者になっています」(天野氏周辺)

その古谷氏も数年前に会から離れた。自身に累が及ばぬように配下を関係企業の社長に据え際どい仕事に従事させる。天野氏の典型的なやり方だ。それは伊豆山開発においても起きていた。冒頭の関係企業元社員は当時の状況を明かす。

「伊豆山開発の初期(2000年初頭)はジィーズが工事を行っていました。当時、無許可で森林を切り開き開発したので静岡県から指導が入り騒動になりました。ところがジィーズ社長は天野氏の部下。書類上、天野氏が責任者ではありません。しかも当の天野氏は雲隠れしていたのです」

ここまでくると“逃げ足はリニア新幹線 ”と失笑せざるを得ない。

そして伊豆山開発には様々な“仕掛け ”があると同氏は話す。天野氏が社長を務める新幹線ビルディングを「同和系列」と評した2007年、熱海市議会。奇しくも当時の台風で伊豆山の調圧槽が土砂被害にあっていた。熱海市側が「同和」をかたる天野氏に手を焼いたのは事実だ。ただ「同和」という一点だけでここまで市側が“ 白旗”を挙げるものか? そこで見逃せないのが先の仕掛けというわけだ。

先述した調圧槽というのが「七尾調圧槽」(黄線部)のこと。熱海市はそこから新管を通す工事(赤線)をしたが、U字型の建設道路(*フレーム登記)に差し掛かる。この道が天野氏の所有というわけだが、「市に道を譲るというわけです。市側は工事がしやすくなるから感謝します」(元社員)。ところがここからが仕掛け。

「道の両側面(フレーム)だけを分筆して天野氏の所有にしておきます。これがフレーム登記というやり方。熱海市が工事をしようとすると“ うちの土地に入ってるだろ!工事をさせないぞ”と交渉します。だから熱海市側はお手上げですよ。一体、どういう契約になっているか全く分かりませんが、何らかの金銭が動いたのは確実です」

一連の疑問について熱海市側に質問をしても「個別の質問にはお答えできません。県側に聞いてください」との立場を貫いている。ただ問題は“カネ ”の話では済まない。伊豆山地区開発は第2波の可能性を秘めているからだ。

週末から連休にかけて土砂災害に備えるべきだ!

中学、高校時代の地理の授業を思い出してもらいたい。等高線は幅が狭ければより急、幅が広ければより平地になる。上記図面を見ると土砂発生地は急な斜面であるのがよく分かる。

もともとこの地域は鉄砲水が発生したことがあったという。そもそも土砂災害のリスクが高い地域なのだ。そこに先の大雨に加え、無謀な盛り土という諸条件が重なって発生したのが7月3日の土石流。

そして第2波のリスクは過去の工事と密接に関わってくる。元社員の証言。

「造成工事中に地下水が噴出して(水色部分)埋め立てをしたのですが、そこで地下水の流れが変わった可能性があります」

予想としては水の流れが(茶色部分)になり、盛り土部分の分断を引きこしたというわけだ。

「最初の土石流が盛り土した右側(黒丸で囲んだ第1波)。ところが左側の盛り土部分(斜線部)はまだ残っています。もし週末、台風が直撃して大雨をもたらした場合、土石流になる恐れは十分あります。しかも考えてください。もともとこの部分は谷すじですよ。土石流が起きやすい地勢なのは一目瞭然でしょう」(同)

盛り土だけではなく地勢上からしても土砂のリスクは排除できない。

「本来は土砂の通り道に応急処置的に土留めを施してもいいはずですが・・・。行政の対応が鈍すぎます」(同)。

同和不祥事があった場合、自治体はただひたすら打たれ続け嵐が去るのを待つ。これが定番のやり方だが、実は最も有効な防護術。ただ「個人情報」「差別を助長する」を繰り返せばそれでよい。しかし今回ばかりは事情が違う。22名の犠牲者、5名の行方不明者(静岡県発表)という現実を前に「説明できない」では済まされない。まさかいまだ「同和」の呪縛に囚われているわけではあるまいが・・・。

また天野氏周辺からこんな嘆き声も。

「伊豆山が危ないし明らかに違法な開発をしているから、随分前に静岡県警生活安全部に取り締まりを強化するよう関係有志でお願いにいったんですよ。それでもここまでの事態になったのは警察が動いてなかったというこでしょう」

もはや「自衛」しか残されていないのか。とにかくこの連休中、もし台風が直撃した場合、どうか現地関係者の方は避難体制をとっていただきたい。

各所にボランティアへの御礼、またボランティアからの激励文があるのが印象的だった。

三品純 について

フリーライター。法政大学法学部法律学科卒。 月刊誌、週刊誌などで外国人参政権、人権擁護法案、公務員問題などをテーマに執筆。「平和・人権・環境」に潜む利権構造、暴力性、偽善性を取材する。

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