【自民仏研修】松川るい氏、「空白の 7月25日夕方」渡英疑惑で “ビッグベン姉さん” か!? 

カテゴリー: 地方, 政治 | タグ: | 投稿日: | 投稿者:
By Jun mishina

7月末、自民党女性局フランス研修中に松川るい参院議員がエッフェル塔ポーズの写真を投稿し大炎上したのは周知の通り。松川氏は22日付で女性局長を辞任し、現在は雲隠れ中だ。そして今度は研修中25日夕方頃から渡英した疑惑が浮上。エッフェル姉さんの異名にロンドンの象徴、「ビッグベン姉さん」が加わる!?

魔の平成5年 入省コンビ

7月24日から28日に行われた自民党女性局のフランス研修。同局長(当時)・松川るい参院議員がパリ・エッフェル塔を模したポーズの記念写真をSNSに投稿し大炎上。保守派・リベラル双方の論者、メディア関係者から松川バッシングが起きている。

そんな松川氏だが現在、公の場から姿を消した。居所を突き止めようと報道各社が追っている。かつての参謀役、選挙事務長を務めた花谷充愉前大阪府議からも散々な言われよう。党内でも有望視された議員だったのがすっかりお騒がせ議員になった。

騒動と言えば妻の元夫の不審死をめぐり週刊文春から執拗な追及を受ける木原誠二官房副長官と松川氏を併せて永田町界隈では

「魔の平成5年入省組」

と揶揄されている。木原氏は同年に大蔵省、松川氏は外務省へ入省したことにちなんだものだ。騒動の渦中に将来を嘱望された両氏がいるのは岸田政権にとってダメージだろう。

左は木原誠二官房副長官。首相会見中に手をポケットに入れたことで批判。

松川氏は外務省出身で外交通とされてきたが、当の外交筋から別の疑惑が囁かれているのだ。ここからは前回記事も含めてご覧頂こう。フランス研修は同行させた松川氏次女の留学の下見だったとの疑惑を報じたものだ。

自民党女性局 フランス研修が 大炎上! 渦中の松川るいに 囁かれる 娘の 留学下見疑惑

エッフェル塔ポーズの記念撮影は確かに軽率だ。しかし女性局局長職を辞し、公の場で謝罪をすればまだ許される範疇にないか。擁護と受け止めてもらいたくないが、政治資金や刑法上の問題が関わる訳ではない。あるいは上記の記事でも指摘したが議員の海外視察はかねてから悪評だらけ。それは松川氏だけの責任でもなかろう。

だからこそ世間から身を隠すほどのことか? あるいは単に松川氏が打たれ弱いのか。否、である。「別の疑惑が発覚することを恐れている」とある自民党関係者は耳打ちする。

それが松川氏に向けられた渡英疑惑。自民周辺で専らの関心事なのだ。

25日夜に松川氏が 不在だったとの 証言が

あるいはフランス研修の他参加者たちも今頃、戦々恐々の思いかもしれない。先の関係者の話。

「実は研修2日目の25日夕方頃、研修団から松川氏が消えたというのです。その理由というのが英・ロンドンにいる親族との面会に行っていた疑惑が持ち上がっています」

物見遊山のパリ見物の上、プライベートの渡英までとは…。我々、日本人の感覚だとパリーロンドン間は大移動のイメージだ。

だが海外旅行通ならばお分かりのはず。ユーロスター(欧州大陸とイギリスをつなぐ国際列車)で2時間30分程度。新幹線で言えば東京-京都間ぐらいの感覚である。

日々、国会と地元を往来する議員にとってみれば通勤感覚だろう。

女性局の研修中、当のリーダーが私用で抜け出すとはエッフェル塔ポーズよりも筋が悪い話。しかも松川氏、党幹部も恐れるのが外務省の関与である。

「ロンドン駅に松川氏が到着すると外務省職員が出迎えたとの話も。当日の日報が公になった場合、スキャンダルになるでしょうね」(前同関係者)

松川氏は研修に同行させた次女を“ 託児所”とばかりにフランス大使館に預けたことも問題視された。親族面会のためのロンドン行きが事実ならば正真正銘の私用に大使館員を使ったことになる。となると松川氏個人の問題だけでは済まされない。

パリの象徴、エッフェル塔ポーズで大炎上した松川氏が今度はイギリス入りとなればロンドンの象徴、“ビッグベン姉さん ”というものだ。

事実関係を問うべく松川氏の事務所に質問状を送付したが回答期限にまで返答はなかった。また議員事務所、地元事務所、いずれも応答がない。

先の花谷氏の投稿の通りだ。松川事務所の電話はひたすら呼び出し音が鳴り続けた。

地元では 茂木派に 鞍替え説で 総スカン

それにしても松川氏が自身で招いたことに違いないが、なにしろタイミングが悪いのも事実だ。

フランス研修に加えて、大阪刷新本部メンバーとして次期衆院選の支部長選定に関わったこと。この時期が重なったのも火に油を注いだ。

一時期、松川氏は大阪10区(高槻市、三島郡)への支部長就任で衆院への鞍替えが検討された。と同時にこれまで所属した清和政策研究会(安倍派)から大阪刷新本部本部長・茂木敏充幹事長の「茂木派」への移籍が濃厚だったという。安倍元首相死去後の派閥替えというわけだ。茂木幹事長への接近、茂木派への移籍説も強い者になびく人間性だと周囲の目に映ったことだろう。

党勢拡大に貢献したことで表彰された松川氏。茂木幹事長と小渕優子衆院議員。

茂木氏と松川氏はともに大阪刷新本部で活動中だ。しかし派閥の事情で支部長を選定することが「刷新」であるはずがない。無論、内部からも同様の疑問が噴出している。

「維新に勝つため強い候補者を選び府連を再建するのが本来の刷新本部の目的。それが刷新本部メンバーの事情で支部長を決めるのは筋違いですよ」(府連関係者)

この怒りはもっともなことだ。松川氏の衆院鞍替えが通るならば刷新本部が一端、支部長を首にして公募にしたのは一体、何だったのか? こうした疑問や怒りが起きるのは当然である。

結局、10区は2021年衆院選にて15区から出馬した加納陽之助氏が支部長に就任。加納氏が10区という理由も定かではない。こういう推測もある。

エッフェル塔騒動でバッシングを受ける松川氏の衆院鞍替えは完全に消滅した。このため急遽、加納氏が10区に配置されたという説だ。状況的に辻褄が合う話ではないか。つまり松川氏の騒動は大阪府連の選挙戦略にも影響したことになる。

このため大阪自民のマドンナ的存在だったが今や総スカン状態。この惨状だから松川氏にすれば逃げ出したくなるはずだ。

現在、松川氏には議員辞職を求める声まである。仮に議員に留まったとしてもこのままでは地元の選挙協力も難しい。今さらだが公の場で研修中の行動について謝罪するしかなさそうだ。それにしても本来の野党界隈ならば「外務省ヒヤリングだ!」と騒ぎ立てるところ。しかしフランス研修問題に食いつきが悪いのは野党諸氏にも脛に傷があるのだろうか。

初当選した参院選2016。稲田朋美政調会長(当時)から応援演説。右は佐藤ゆかり氏。お騒がせ女性議員揃い踏み。

Jun mishina について

フリーライター。法政大学法学部法律学科卒。 月刊誌、週刊誌などで外国人参政権、人権擁護法案、公務員問題などをテーマに執筆。「平和・人権・環境」に潜む利権構造、暴力性、偽善性を取材する。

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【自民仏研修】松川るい氏、「空白の 7月25日夕方」渡英疑惑で “ビッグベン姉さん” か!? 」への1件のフィードバック

  1. パラダイスウサギ

    松川るい議員は普段何をされていますか?昨年のエッフェル塔と今回のイギリス家族旅行はとてもうらやましいです。
    お正月の地震で大変な被害を経験されておられる方々、物価高で苦労している私達は松川議員がうらやましいです。帰国したら家族旅行の感想を聞きたいです。今回の飛行機はファーストクラスですか?議員の特権ですね‼️
    #b92943f015f726f8e01a6e068c537ec1

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