【熱海市 土石流】自由同和会 神奈川県本部は 天野二三男 “同和系列企業 ”と 表裏一体である!

カテゴリー: 熱海土石流 | タグ: , , | 投稿日: | 投稿者:
By 三品純

一体、いくつ関連企業があるのか? 天野二三男氏が関与する企業の登記簿を入手するたびに驚きと疲労に包まれる。しかし共通するのは何らかの形で自由同和会神奈川県本部役員が会社役員に名を連ねていることだ。「うち(自由同和会神奈川県本部)が天野会長のビジネスと一緒のように書いてあるのはかなり主観が入っていると思いました」とは取材に応じた同県本部・古谷誠副会長。当事者にすれば天野氏のビジネスと運動は別と主張するだろう。しかし天野氏事業と同県本部が別組織というのは通用しない。自由同和会神奈川県本部と天野関連企業は“表裏一体 ”であることを証明しよう。

07年熱海市議会発言、天野担当職員「不適切だった」

熱海市土石流による死者は18人(20日)、行方不明10人。これだけの被害を出しながら弊社にはいまだに「土石流と同和を結びつけるな」という抗議が寄せられる。さらに愕然としたことがあった。

熱海市役所で“ 天野対応”と言われるK職員に伊豆山開発当時の事情を尋ねた。先に報じた2007年、熱海市議会建設公営企業委員会で同市水道温泉課長(当時)による

「新幹線ビルディングそのものがですね、同和系列の会社でございまして、ちょっと普通の民間会社と違いますので」

という説明についてK職員は

「(同和系列は)不適切な発言だったと認識しています」

と述べた。

正直、体から力が抜ける思いだった。死者18名を出した土石流。熱海市が同和団体を背景とする天野氏に配慮したがゆえに対応が後手に回ったのは歴然としている。この期に及んでまだ人命より「同和」を尊ぶ行政の感覚。それから一部から「安易なマスコミ批判をするな」という指摘もあるが、小田原市内に報道陣が殺到するがあの「メディアスクラム」に対して圧倒的に報道量が乏しい。もし伊豆山地区開発が有名ゼネコン、あるいは一般の開発業者だった場合、新聞・テレビともに“市中引き回し ”の如く経営者を突き上げたことだろう。

マスコミ報道では「元幹部」で取材に応じる天野氏。事実上、事業のオーナーだから「元幹部」という肩書きが正確なのかはさておき、これまで自由同和会中央本部総務委員長、神奈川県本部会長の肩書を有していたが、中央本部ウェブサイトの役員欄からその名が消えていた。中央本部に確認すると「今月3日付で県本部に退会届、また中央本部には辞任届が提出されました」とすでに自由同和会から退会していた。

3日付けとは意味深。なぜなら熱海市土石流発生も同日だからだ。退会により天野氏は同和団体役員ではなく小田原市の不動産業者ということになる。しかし退会したとはいえその過去を鑑みれば一連の開発事業と自由同和会神奈川県本部会長職を切り分けることはできない。

伊豆山開発に 名を連ねる 自由同和会 神奈川県本部役員

報道陣が殺到した給食センター社屋。

天野氏は2015年、会社の権利をめぐり元従業員から訴訟を起こされていた。当時の準備書面によると天野氏が所有する会社を「株式会社新幹線ビルディング」「リゾート都市開発株式会社」「有限会社ロングラン」「ロジック合同会社」と説明していた。

新幹線ビルディングとはすでにご存じの通り熱海市伊豆山を開発したいわゆる“同和系列の企業 ”。リゾート都市開発企業は天野氏が買収した「小田原給食センター」(小田原市府川23)と所在地が同じ。また新幹線ビルディングも同地に移転。同センター前には一時期、マスコミが殺到していた。そして同社屋が現在の自由同和会神奈川県本部。それは郵便受けを見れば一目瞭然だ。F202に以前、紹介した「有限会社縄文時代」の名もある。それから「株式会社ジーズ」(正しくは株式会社ジィーズ)についてはいずれ問題を指摘する。

天野氏の企業が小田原市府川に集結した。

それから同給食センターの運営会社が「株式会社五五」。同県本部がかつて入居していた「コミービル」(小田原市本町)にあった。代表取締役が同県本部女性部長の飯高美奈子氏。

有限会社ロングランは担保に入っていない資産を移管する目的で「10万円で買った」(天野氏周辺)という会社。逆に新幹線ビルディングは担保物件を所有する。ロングランは当時、会社の整理に困っていた都内実業家から権利を買ったもの。天野氏が膨大な法人を有する背景には「会社整理をしたい」という元経営者に対する一種のコンサルティングがあった。

そしてロングランは天野氏も役員を務める他、同県本部事務局長の八木橋聖一氏も名を連ねる。ロジック合同会社とは代表社員に飯高氏。株式会社五五取締役に苅田博夫という人物がいるが鬼籍に入っていた。同氏は中央本部理事に名を連ねた時期がある。苅田氏知人によれば

「天野さんが障害者支援を目的にしたバンドのコンサートを開催したことがありました。その時に“人をたくさん集めたい ” と苅田さんに依頼されコンサートに行きました。その時に初めて“ 苅田さん同和のことをやっていたんだね”と話したことを覚えています」

次に以前報じた伊豆山地区開発の登録簿から関係企業をピックアップしてみる。株式会社ランディも事実上、天野氏の支配下にある会社。前出の同県副会長・古谷誠氏(小田原支部長)によると「確かに現在の役員は私だけになっています」と話す。古谷氏は「湘南オーガニックファーム(株)」(小田原市久野)の開発部という名目で営業していたというがこの点についても認めた。

次いでトランスファー株式会社登記簿を見ると役員に小林美智男という人物の名がある。最新の同県本部役員名簿(同県HPは停止)にこの名はない。『HumanJournal自由同和神奈川県版』(平成26年10月発行)の平成25・26・27年役員に「産業就労委員長」として小林氏の名がある。この点からしても伊豆山開発と自由同和会神奈川県本部が無関係というのは相当な無理がないか。

青年部長・小田原支部理事、奇妙な名前の使い分け

神奈川県本部役員の素性について調べている時のこと。ある人物とおかしなやり取りが起きた。同県本部青年部長、監査、小田原支部理事の善波学氏についてである。

「ああ丹波さんのことか」

「いや善波さんですけど」

「だから丹波だろ」

話の大筋は一致するのになにやら噛み合わない。つまり同県本部役員に連ねる善波学氏とは丹波学氏のこと。不動産業などを営む「紀伊国屋グループ」のオーナーだった。

神奈川県南足柄市に「大雄山最乗寺」がある。同寺の道了尊はパワースポットとして人気観光地だ。休日になると多くの人が訪れる。その最寄り駅、伊豆箱根鉄道大雄山線「大雄山駅」駅前に「てんぐのまんじゅう」として人気の「茶屋天んぐ」がある。同店も丹波(善波)氏のグループ企業。

紀伊国屋不動産は天野氏が小田原市鴨宮に所有していた物件を購入した。周辺人物をして「紀伊国屋グループは最も有力な天野氏の支援者」と評する。また丹波氏が社長を務める「株式会社紀伊国屋」取締役には同県本部副会長で先出の古谷誠の名も。

それにしてもなぜ自由同和会役員と経営者としての名を使い分けるのか? この点について善波氏こと丹波氏に連絡をとってみたが今のところ応答はない。

これまで自由同和会神奈川県本部と天野氏の事業の関係を指摘したが「同県本部と事業を一体視する」ことは「主観」だろうか。尊い人命よりもあくまで同和という概念を優先するならば「主観」にも映り、例によって「差別と連呼するのが関の山。しかし状況を見て天野氏が「同和団体」を事業の隠れ蓑にしていたのは一目瞭然だ。後は本稿を一読した人々の良識と常識に託す他ない。

さらに天野氏、そして自由同和会神奈川県本部役員らも関与した“ 新幹線ビルディング案件” 最大級の被害者証言も得ている。それは次回としよう。

(熱海市土石流関連記事はこちら)

三品純 について

フリーライター。法政大学法学部法律学科卒。 月刊誌、週刊誌などで外国人参政権、人権擁護法案、公務員問題などをテーマに執筆。「平和・人権・環境」に潜む利権構造、暴力性、偽善性を取材する。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

wp-puzzle.com logo

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

【熱海市 土石流】自由同和会 神奈川県本部は 天野二三男 “同和系列企業 ”と 表裏一体である!」への6件のフィードバック

  1. 菅四ジャイアンツ

    「(同和系列は)不適切な発言だったと認識しています」という発言は大雑把すぎて意味不明ですね。具体的に何の理由で不適切だったというのかK職員に突っ込まなかったんですか?

    ①「新幹線ビルディングそのものがですね、同和系列の会社」との指摘が事実ではなかったというのか
    ②上掲の指摘は事実だがそれに言及するのは差別だったというのか
    ③「ちょっと普通の民間会社と違いますので」との評価に根拠がないというのか
    ④上掲の評価には根拠があるがそれに言及するのは差別だったというのか
    ⑤当該発言はまるまる事実で評価も妥当だが、同和団体と揉めるとKの出世に響くから、平穏な人生のために、老後の年金のために不適切だったということにしておきたいのか

    もちろん⑤だろうと思いますが、Kの口から説明を聞きたいところです。

    返信
    1. 三品純 投稿作成者

      ご指摘通りです。
      しかし被災対応で多忙ということもありやっとお会いできたのです。
      正式に後日、質問状をお送りすることになっています。

      返信
    1. 三品純 投稿作成者

      名前ロンダリングの疑いがある人物はもう一人いますが、まだ結論がついて
      ないので控えます。

      返信
  2. 海鮮丼

    最大級の被害者と結論付けるのは時期尚早。

    掘れば、更に上が出てくる!

    金銭額面で言えば、新幹線ビルディングに融資し破綻した上場貸金業者だろう。

    しかし、何の接点も無い複数の人間がお亡くなりになっており、今回の最大の被害者。

    接点も無いのに被害(事案を問わず)にあって、生きている、人生を狂わされた人が次点。

    最大級と言うには時期尚早。

    返信
    1. 三品純 投稿作成者

      現状、私が取材中では最大級とお考え下さい。
      それから県本部役員も絡む事案です。

      返信

関連記事

【富士市】無許可盛り土で 逮捕業者の背景は――

盛り土、不法投棄王国の静岡県…。県民には失礼だが熱海市土石流を筆頭に同種案件の事件が絶えない。今月29日、同県富士市で市長の許可なしで盛り土造成をしていたとして山梨県身延町の佐野浩信容疑者、同県南部町の美容師、若林厚子容 […]

【熱海市土石流】「安全対策不足を 削除して」と県に頼んだ 熱海市役所の 役人根性

昨年の土石流発災からもうすぐ一年。原因の検証は途上―――どころか行政側の本気度、誠意を疑いたくなる事態が起きていた。本来は原因究明の資料になるはずの「逢初川土石流災害に係る行政対応検証委員会報告書」。この作成過程の中で熱 […]

【熱海市土石流】前所有者、現所有者が 百条委員会の証言に 立った(後編)「同和の名刺」の 影響は?

12日、熱海市百条委員会で証人尋問を受けた前土地所有者。もうご存知だろう。かつて同市議会で「同和系列の会社」と答弁された人物である。約2時間に及ぶ証人喚問の中で焦点はやはり“ 同和の名刺”がどの程度、行政に影響したのかと […]

【前所有者余話】熱海市百条委員会 トホホ後日談

【熱海市土石流】前所有者、現所有者が 百条委員会の証言に 立った(前編) 後編の前所有者証言。これは強く思うところがあり、気が滅入る部分もあった。そこで読者諸氏におかれても気分転換をして頂く意味で余話。トホホな後日談をど […]

【Youtube企画】「行政、報道もおかしい!」 天野二三男氏 特別インタビュー(熱海土石流編)

当サイトも長らく報じてきた昨年7月3日の熱海土石流。土砂崩落地付近造成地の「元所有者」こと旧新幹線ビルディング元代表、自由同和会神奈川県本部前会長、天野二三男氏に責任を求める声が強く、ここにきて行政側は天野氏に責任転嫁す […]