【熱海市土石流】“同和系列 ”天野二三男が「自由同和会」名で営業&税金対策か!?

By 三品純

同和団体役員という肩書きに言及しない、どころか実名も企業名すら報じない。――不気味な新聞、テレビ。熱海市土石流の原因と指摘される伊豆山地区盛り土工事を行った新幹線ビルディング社長、自由同和会神奈川県本部会長・天野二三男氏をめぐる一連の報道である。疑問に思うのは著者だけではあるまい。天野氏に対する配慮の根底には“同和の看板”があるのは明白。しかも関係者の証言、関連資料をたどっていくと「同和」を背景にした不動産営業と税金対策の一端が垣間見えるのだ。さてマスコミ各社、人権派諸氏、これでも同和と天野案件を関連付けるな、と言えるだろうか?

天野氏は債権回収妨害で逮捕の過去があった

天野氏が所属する自由同和会とは全日本同和会の一部が脱退して結成された。全日本同和会の相次ぐ不祥事に反発したのだ。印象的なのは1981年、北九州市で発覚した大規模な土地転がし事件。俗にいう「北九州土地転がし事件」である。全日本同和会会長・松尾正信氏(故人)と部落解放同盟役員が土地転がしを行い約9億円の土地を約26億円で北九州市に売却し利ザヤを稼いだ事件。「同和利権」「エセ同和行為」の象徴として語り継がれてきた。全日本同和会・松尾氏の事件から40年を経て、その系譜を継ぐ天野氏の不動産業に数々の疑惑が突きつけられている。

もっとも同和マニアからすれば天野氏を松尾正信と比較するのはスケールダウン感も抱くだろう。しかし話の筋の悪さでは決して引けを取らない。

2000年1月25日『静岡新聞』より。

「(天野氏の)若い頃は不良とかアウトローという印象はありません。塾経営をきっかけに不動産業を始めたと聞いています。ところが突然、新聞沙汰になったから驚いたんですよ」(地元住民)

新聞沙汰とは2009年、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等収受)で逮捕された過去、と思いきや別件だった。

『静岡新聞』(2000年1月25日)によると静岡県御殿場市にあった「御殿場高原ログハウス村」の経営破綻を受け天野氏が右翼団体幹部らと債権回収妨害を起こし強制執行妨害などで2000年1月に逮捕されていた。古い事件のため関係資料は乏しく当時を知る人物もいない。ただ天野氏の古い知人に記憶の喚起をしてもらった。

「御殿場高原ログハウス村は名称からするとテーマパークのようだけど、飲食店も入居した貸店舗という感じだったかな。破綻して経営者の右翼団体幹部らが天野さんに相談したわけなんだけど。なぜ天野さんに? そりゃ同和の看板があるから“なんとかならないか ”と持ちかけたんだろうね」

ログハウス関係人物らの資産を天野氏に移転したかのように偽装した、というのは記事からも読み解ける。天野氏の所有だからと居直り、強制執行妨害をしたという事件だ。先の知人に静岡新聞の記事を見せたところ、ある部分に注目した。

「債権者は農協とあるけど天野さんと関係あるのかな。天野さんが融資を受けていたのは旧小田原市農協。総務部長だったSさんは天野さんの友人で何かと融通してもらったはずだよ」

同事件以降、天野氏と商取引をした人でも「温厚な人だった」という証言があった。あるいは自由同和会役員の中にも「紳士的な印象」という声もあるが、右翼団体幹部と強制執行妨害という辺りに表裏の顔があったのは想像できる。右翼と同和、まるで異なる存在のようだが実は親和性が高い。

「右翼は暴力団に弱い。暴力団は警察に弱い。警察は右翼に弱い。この三つをうまく使って物事を収めろ」とは武富士創業者、武井保雄(故人)の名言。

このことは3者の特徴を的確に表現しているが「暴力団‐警察‐右翼」ここを巧みに横断できるのが同和なのだ。

“同和の名刺 ”とはかくも強烈なものなのか。こう疑問に思うむきもあるだろう。その回答は紛れもなく「強」である。なにしろ今週は新聞・テレビらも後追いする『週刊文春』『週刊新潮』両誌が天野案件についてレポート。「文春砲」として報道をリードする『週刊文春』ですら同和のドの字も書いていない。不思議ではないか? 総理大臣や政府要人に対して容赦ないメディアが、一介の実業家を恐れるとは。

逆にこのことが報道における同和タブー感を高め、本件が同和案件であること強調している。次に天野氏企業と自由同和会神奈川県本部の関係を説明しよう。

新幹線ビルディングと自由同和会神奈川県本部

本事件を追及し始めてから「差別だ」「同和と無関係だ」など例によってSNS上では左派・人権派と思しき面々から多数の声が寄せられた。こういった現象は関西電力と部落解放同盟元役員で福井県高浜町元助役、森山栄治(故人)の一件でも起きた事象である。しかしいかに人権派が強弁しようとも天野ビジネスと自由同和会神奈川県本部は無関係で済まされない。関係資料をもとに熱海市伊豆山地区を開発した新幹線ビルディングの社内見取り図を作成した。重要人物だけ席を記す。

関係資料をもとに作成。

座席右の古谷とは自由同和会神奈川県本部副会長、小田原支部長の古谷誠氏。経理室の「飯高」はロジック合同会社代表社員の飯高美奈子氏。同県本部女性部長、小田原支部理事だ。ロジック社と飯高氏については過去記事を参考に。

自由同和会神奈川県本部の現所在地は小田原市城山4ー5-13。ランダムハウスといった方が早いかもしれない。この住所に複数の会社が登記されている。調べてみると「有限会社天金」が入居しているが、同社代表は副会長の古谷氏。

そして新幹線ビルディングの「金庫番」というのが飯高氏。

「古谷さんが同和地区出身とは聞きませんね。飯高さんは離婚した後、働かないといけないので1994年頃、天野さんの『西部設計測量事務所』に入社したのです。最初はパートでしたが、信頼を得て正社員になりました。彼女も同和地区と無関係ですが、神奈川県本部役員になったのです」(天野氏周辺の事情通)

過去、天野氏は「株式会社セイブトータルエンジニアリング(鴨宮666‐3)」という法人を所有。「西部」とはその名残りと思われる。天野案件で特徴的なのはとにかく多数の法人があること。その理由は単純だ。「新たに買収した土地は別会社に。担保物件は古い会社の名義にして資産を守ります」(同前)

「同和と関連付けるな」と憤激したところで、熱海市伊豆山地区を開発した新幹線ビルディング社員に自由同和会神奈川県本部役員3人が名を連ねるのはどうしたものか。

同和があるから相続税はなんとかなりますよ

天野氏の手法に疑問を持つ地元住民は少なからずいる。その問題意識は痛いほど分かる。だが「同和」という障壁が事態を深刻にし追及を鈍らせているのも否めない。天野氏の同和利用。その最たる例が静岡県富士市の土地売買だという。小田原市関係者の証言は思わず身震いした。

「2010年前後だったと思います。天野氏は土地の相続税に困った夫妻がいると相談を受けたのです。話を聞いた天野氏は“ 私は同和団体をやっているから税金はなんとかなりますよ”と夫妻に話を持ちかけました」

その筋はこうだ。

天野氏が夫妻から土地を購入し造成して転売する。その転売益で相続税約1億7400万円を支払うという方法だ。ここで天野氏は「縄文時代」という会社名義で買収したのだが、「縄文時代は確か住所が小田原市鴨宮。名称からして適当だし鴨宮という所在地もいかにもでしょ(笑)」(前出市関係者)と怪しげな会社。鴨宮とは天野氏の地元であり、その他関係企業の所在地でもある。

売却の顛末は悲惨だった。

「天野氏は約3億5千万円で転売したものの、相続税は2千万円ほどしか払っていなかったのです。夫妻は土地を失っただけではなく延滞税を含めて国税から支払いを請求されました」(同前)

その後、相続税の支払い計画まで天野氏が名古屋国税局と交渉した。そこで「同和があるから相続税はなんとかなりますよ」という天野氏の口説き文句につながる。

2013年2月6日に天野氏は名古屋国税局に返済計画をFAXしていた。コミービルとは自由同和会神奈川県本部の元所在地で当時はロジック合同会社など関係会社が入居していた。天野氏が返済計画を名古屋国税局に説明するにしてもなぜ「自由同和会神奈川県本部」の送信状を使用する必要があるのだろうか。本来、富士市土地購入に関わった関係企業名で送るのが普通だろう。同和団体名で納税の相談をする意味は何か。この送信状こそ「同和があるから相続税はなんとかなる」という証言の裏付けではないか。

人権派の面々がいわゆる“エクストリーム擁護 ”というもので「たまたま自由同和会名の送信状を使った」という説明もありえるだろう。しかし国税、税務署と同和の歴史的経緯を鑑みれば「たまたま」では済まない。それでも反論があるならば土地売買に絡む相続税問題になぜ「自由同和会」の名を持ち出すのか説明してもらおう。

あくまで同和は無関係と狂乱する人権派の面々、そして問題の本質に触れようとしないメディア。一体、何を守りたいのか教えてもらえないか。人権守って、人の生命財産を奪う――それを具現化したのが熱海市伊豆山地区の土石流なのだ。

【熱海市土石流】“同和系列 ”天野二三男が「自由同和会」名で営業&税金対策か!?」への14件のフィードバック

  1. .

    その不動産屋って漢字は「縄紋」ではなかったですか?
    湯河原の土地に関して、「じょうもん + 時代? or 企画?」と言う不動産屋が熱海の
    某暴力団系と銀行の支店長から聞いたことがあります。漢字は縄文ではなく、縄紋
    だったような記憶が…  伊豆や箱根の不動産はそっち系の話がありますねぇ。

    返信
    1. 三品純 投稿作成者

      ありがとうございます。
      お話を聞いて縄文かと思ったので確認致します。

      返信
      1. 三品純 投稿作成者

        本日確認しましたけどやっぱり「縄文時代」でした。
        ただちょっとこれ宿題にさせてください。

        返信
  2. かずさ

    「真偽は関係ない」などという稀代の珍説を唱えていたネトサヨの人はどうしたんですかね?
    匹夫の勇の如く記事に飛びつき、難癖付けたあげく、結局まともな反論もできず
    尻尾を巻いて逃亡したんでしょうか?

    気に入らない相手には手当たり次第通報しているようですが。
    運営も「またコイツか…」とか言っているんでしょうね(笑)

    人権亡者には困ったものです。

    返信
    1. 三品純 投稿作成者

      ぱっと怒ってぱっと消える。
      だいたいそうしたものですよ。
      怒るタイミングを待っている人たちです。

      返信
  3. 笹野由里

    同和団体役員という肩書きに言及しない、どころか実名も企業名すら報じない。――不気味な新聞、テレビ。熱海市土石流の原因と指摘される伊豆山地区盛り土工事を行った旧新幹線ビルディング社長、自由同和会神奈川県本部会長・天野二三男氏をめぐる一連の報道である。疑問に思うのは著者だけではあるまい。天野氏に対する配慮の根底には“同和の看板”があるのは明白。しかも関係者の証言、関連資料をたどっていくと「同和」を背景にした不動産営業と税金対策の一端が垣間見えるのだ。さてマスコミ各社、人権派諸氏、これでも同和と天野案件を関連付けるな、と言えるだろうか?

    新聞各社、「同和と関係ない!」などとは誰一人思っちゃいない。刑事事件化されたり
    (ここで事実性を担保)、本人の了解を得たりするまでは悪事をした人間や会社の実名報道は控える。一般人が広く知っている企業や個人であれば実名を出す。報道することによる自殺や訴訟のリスクを慎重に考える。

    そんなことも知らないんですか?

    取材は素晴らしいと思いますが大手メディアを叩く手法はダサいですよ。

    返信
    1. 三品純 投稿作成者

      コメントは「元幹部」にするのが条件だそうです。
      今回は実名報道に資すると考えます。
      確かに安直なマスコミ批判は控えますが、あれだけ現地に殺到して
      明らかに情報発信が少ないと思います。そういう点でも天野さんの件とは
      別に報道検証はしたいと思います。

      返信
    1. 三品純 投稿作成者

      この話は前々から寄せられていました
      恐ろしいです。
      訳ありと勘繰りたくなりますね。

      返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

wp-puzzle.com logo