全国部落調査事件 証人尋問始まる

アバター By 鳥取ループ

昨日8月31日13:30、東京地裁で全国部落調査事件の口頭弁論が開かれました。長らく非公開の弁論準備手続が続いていたので、ここにきてようやく公開の裁判が再開されました。

今回は証人が3名の予定でしたが、九州からの1名が自身および家族が高齢のために東京を避けたいという理由で不出頭となったため、2名に対する証人尋問となりました。

最初に東京地裁の大法廷で口頭弁論をした時は毎回傍聴席は満席で原告席はぎゅうぎゅう詰めでしたが、今回はかなり間が開けられていました。

そして、奇妙だったのは原告側から裁判記録の閲覧制限がされているために、最初に裁判官から証人の氏名と部落名は言わないように注意がありました。しかし、今回の証人は中央本部副委員長と、東京都連副委員長という役職にあることからほぼ公然のものです。普段から弁論準備手付きの中で双方が実名をやりとりしていたことから、あまり秘密という意識がなく、裁判官や被告もうっかり何度も実名を出してしまうという奇妙な展開でした。

今回の書面のやりとりは、ほぼ証拠書類だけだっただめ、証拠証明書だけ掲載しておきます。

原告側
証拠説明書-R2-8-20.pdf

被告側
証拠説明書-R2-8-24.pdf

証人尋問は最初に原告の弁護士から原告の証人に質問する方式で、内容のほとんどは今まで準備書面等で述べてきた過去の差別事件の事例(1970年代、80年代)の話や部落差別解消推進法についての主張で、裁判から注意される場面もあったのですが、新しい話や非常に興味深い話もありました。

証拠説明書にある通り、今年の7月から8月にかけて、片岡副委員長の家に「特殊珍肉エタオカ」等の宛名でアダルトグッズが送られてきたとのことです。これは部落解放同盟関係人物一覧等が原因だというのが解放同盟側の主張でしたが、結局それを送ったのは誰かといったこと等、明確な根拠は示されませんでした。

後で被告側の反対尋問ができたので、被告側からも聞いてみたのですが、他にも様々な興味深い事実が分かっています。それは以下のことです。

・解放同盟の会員は現在約4万人、36都府県連合会
・解放同盟には部落民でなくても入れる(このことが妙に強調されて、部落民の定義についての話題を避けているような印象でした)
・片岡副委員長は部落民であることを4代前まで確認したと豪語していたが、結局先祖の身分を確認したわけではない
・解放同盟は全国の部落の場所は概ね把握してきたが2015年以前は全国部落調査を保有してはいない
・解放同盟の支部は部落がある地域に設置されている
・示現舎の2人に対する顔写真入り手配書は片岡副委員長自身が作った

…等です。

松島都連副委員長の証人尋問では、次のことが分かっています。

・名前や役職や出身部落の地名を不特定多数に販売される書籍で言及したことは事実
・上記の書籍に書かれている結婚差別を受けた兄が暴走族の特攻隊長だったのは事実(ただし、結婚差別を受けた時は足を洗っていた)
・出身地の部落についての詳細が書かれた書籍が出版販売されていたことは知っている
・解放同盟東京都連が被差別部落に関する固有名詞を東京都とやり取りしていたことについては知らない(…というより答えたくないというようなニュアンスでした)

他にも様々なやり取りがあったので、詳しくはぜひYoutubeの動画を御覧ください。

次回証人尋問は9月14日13:30 東京地裁で行われます。
時間ギリギリに行っても入れないので、傍聴したい方は1時間くらい前に行って傍聴券の抽選に参加してください。

全国部落調査事件 証人尋問始まる」への2件のフィードバック

  1. アバター豆太郎

    「解放同盟の支部は部落がある地域に設置されている」

    これは嘘ですね。埼玉県連の草加支部や三郷支部の地元は部落ではありません。

    返信
  2. アバター豆太郎

    東京都連江戸川支部は江戸川区平井にありましたが、ここも部落ではないですね。指定地区でも未指定地区でもなく、旧賤民の集住地でもありません。

    神奈川県連川崎支部も明らかにそうでしょう。

    返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

wp-puzzle.com logo