年別アーカイブ: 2016年

岐阜県瑞穂市殺人未遂事件解放同盟大垣支部長の被告に求刑8年

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2015年1月8日の夜、岐阜県瑞穂市で会社役員の山崎やまざき光実てるみ氏が、目出し帽をかぶり、包丁を持った男に襲撃され、重傷を負った。後にこの事件で4人が殺人未遂で逮捕され1人が不起訴となった。

今年の10月4日、このうち2人の裁判員裁判が岐阜地方裁判所で行われ、10月7日の論告求刑で、検察側は2人に懲役8年を求刑した。

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特集・日韓問題(3)自民党親韓議員は韓国で何を語るか!?

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黄会長との会談の続き。慰安婦問題について深い話に入っていく。

黄会長

金元国務総理は、自分(黄会長)が高校生の時に、既に国務総理をされていた方々なので、そうなのであろう。河村幹事長は、今回、どのような経緯で来られたのか。

河村団長

この訪韓の話が始まった頃は、日米韓三者会談ができるかどうか分からない時期で、日本国会も、日韓議連も、安倍総理も、日韓関係がこのままで大丈夫かという思いがあって、伊吹議長が森元議連会長と相談して、誰かが韓国に出向いて、皆さんとお会いして、いろいろと話を聞いてくるべきだということになって、自分に白羽の矢が立った。それから、自分は、額賀議連会長と話したが、今年の議連合同総会の話もできればと思ってやって来た。

黄会長

日米韓首脳会談の開催を契機に、ぎくしゃくした日韓関係が改善していくことを期待する。

議連間では、両国の未来に向けたしっかりした約束ができるような実質的な議論ができれば良いと思う。

従軍慰安婦問題は、他の日韓間の様々な問題に比べれば、そう難しくはない問題なので、両議連間で、分かりやすい解決策を見いだせればと思う。

同感である。村山総理の時代に、アジア女性基金を作って、相当数の元慰安婦の方々に償い金が渡った。それを今後どうするかについては、役所も協議したいとしているが、我々議連間でも話し合いをする機会があればと思う。

黄会長

昨年の議連合同総会において、河村幹事長には、合意文を作成するに当たり、素晴らしいリーダーシップを発揮していただいた。河村幹事長の指導力の下、韓日間の諸問題を簡単なものから一つひとつを解決していって、両国が過去の問題にとらわれずに、未来に向かって、世界の中で手を結び、活発に活動していく時代が来ることを期待する。

最近、ファン・クムジャさんという元慰安婦が亡くなり、その葬儀に参列した。彼女は、生前から、貧しい若者に奨学金を与えて、支援してきた方で、死後の全財産も奨学金として寄付した。国民から大変尊敬を集めた。また、そのほかの55人の元慰安婦の方々に対する韓国国民の同情も考慮して、この従軍慰安婦問題は解決されなければならないと考える。

河村団長

今日、金元国務総理から、「従軍慰安婦問題はでっち上げだ」と書いた読売新聞社に出向いて、「自分はその事実を体験から知っている。そのような記事は今後なきように」と抗議したことがあると伺った。自分(河村団長)は、そういう事実があったことを全面的に否定するつもりはないし、日本として償うべきことであると思う。ただ、日本としては、日韓条約で、一つの区切りがついたという基本的な認識があるから、それを超えてとなると、元従軍慰安婦の方々の心情、韓国国民の感情を踏まえて、日韓両国民の感情が通じ合うようにするために、どういう解決策があるのかという話し合いをしたい。

黄会長

韓国では、2011年に、憲法裁判所で、政府が従軍慰安婦問題を放置しているのは違憲であるとする判決が出たので、この問題をどのように解決するかについて、慎重に検討する必要がある。

河村団長

その判決を受けて、李明博大統領(当時)がこの問題を我が国に提起してきたが、日本政府としてどのように解決していくか、その方針は固まっていないと思う。未来志向の日韓関係を目指せば、政府はもちろんだが、両議連としても、解決策を模索していく努力が必要と考えている。

黄会長の話に出てきたファン・クムジ氏は日本の運動家の間でも「ファン・クムジハルモニ」として親しまれている。1924年、咸鏡道ハムギョンド生まれ。現在の中国吉林省間島かんとうで慰安婦生活をしたという。戦後、南北分断後は、韓国側に居住。晩年は古紙回収の収入や政府からの生活支援金を貯金し奨学金として利用するように寄付をしていた。

亀井文夫監督作品 「人間みな兄弟 部落差別の記録」 (後編)

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映画の前半では様々な部落が紹介されたが、後半では当時の部落が抱える問題が生々しく映し出され、同時期に作られた有名なドキュメンタリー映画「世界残酷物語」を思わせるものがある。部落の人々が権力側に加担した歴史、また部落の貧困の全てが直接身分差別に由来するものではなく、戦後に貧困者が集まってスラム化したという、今では語られづらい負の側面にも目を向けている。

DVDを見たくなった方は、日本ドキュメントフィルムへ。

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全国部落調査事件第2回口頭弁論が行われました

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9月26日10時に東京地裁103号法廷で全国部落調査事件が行われました。今回も傍聴は抽選となり、倍率は1.2~1.3倍だったようです。

なお、10:00にかもめの広場に来ると告知していましたが、地下鉄千代田線で信号トラブル及び病人が発生して大幅に遅れてしまいまして、何人かとすれ違いになってしまったようです。申し訳ありませんでした。

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全国部落調査事件26日の口頭弁論の傍聴は抽選になりました

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26日11時から東京地方裁判所で、全国部落調査事件の第2回口頭弁論が行われます。前回に続いて、今回も傍聴は抽選となりました。傍聴希望の方は10時40分までに東京地裁に来る必要があります。

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学術・研究:部落探訪(17) 大阪市西成区出城・三開・長橋(前編)

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日本最大の同和地区はどこか。京都の崇仁だとか北九州の北方だとか様々な言説があるが、答えは1つである。大阪市の西成地区だ。

2003年2月に大阪市人権協会が発刊した「50年のあゆみ」によれば世帯数10,445、人口22,027で、次に大きな地区である浪速地区の世帯数2,729、人口5,936を大きく圧倒し、全国でも比類なき規模である。しかし、西成に対しては様々な誤解がある。この地区の一部を探訪しつつ、その誤解を少しずつ解いていこうと思う。

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亀井文夫監督作品「人間みな兄弟 部落差別の記録」(前編)

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今年の夏、示現舎にある映画のDVDが送られてきた。タイトルは「人間みな兄弟 部落差別の記録」。1960年に作成された記録映画である。

この映画では、当時の様々な部落の映像が映し出される。それらの部落のその後を見ると、様々な発見がある。DVDを見たくなった方は、日本ドキュメントフィルムに問い合わせてみよう。

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学術・研究:部落探訪(16) 徳島県阿波市吉野町西条井ノ元

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阿波市の主な部落は吉野町西条さいじょうにある。その中でも最大の部落はもとで、隣は庄境しょうざかえである。1935年の記録では戸数がそれぞれ225戸,168戸で、人口はそれぞれ772人,1032人。生活程度は極端に悪くはなかったようだ。

写真は隣保館の吉野一条ふれあい会館の近くにある建物で、「君が代会」とは近くにある一條神社の氏子の集まりだ。

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特集・日韓問題(2)自民党親韓議員は韓国で何を語るか!?

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前回の訪韓団記録の続き。河村氏は金国務総理との会談後、ふぁん祐呂うよ韓日議員連盟会長、はむ珍圭じんぎゅセヌリ党スポークスマン、ぱく正浩じょんほ韓日議員連盟事務総長との会談に臨んだ。場所は、大韓民国国会議事堂本館セヌリ党代表室。今回の会談は、河村氏の発言も記録されている。河野談話、慰安婦問題などが議論の主題だ。文中に「河村幹事長」の肩書きが出てくるが「日韓議員連盟」の幹事長職、団長は「訪韓団団長」であることをご留意頂きたい。

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特集・日韓問題(1)自民党親韓議員は韓国で何を語るか!?

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昨年の日韓合意で決定した元慰安婦支援財団へ10億円の拠出をめぐり与党、世論からも反発が続く。慰安婦問題の解決をめぐっては1995年、村山政権下で「女性のためのアジア平和国民基金」が創設。同基金は日本政府が一部出資と国内外の寄付で運営された。この本質は、正式な補償を回避したい日本政府らと専門家らが生み出した苦肉の策であり一時的に”なだめる”にすぎない。基金からの償い金は、フィリピン人の元慰安婦らが受け取ったが、韓国人慰安婦らはこれを「正式な謝罪と補償ではない」として拒否。結局、何ら解決策にもならず2007年にひっそりと基金は解散になった。

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鳥取市版部落地名総鑑

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画像は鳥取市中央図書館の開架に置いてある「同和問題の解決のために(鳥取市職員同和研修資料)」という、鳥取市が作成した冊子の一部である。鳥取市民にとっては身に覚えがある地名であって、妙にリアルな世帯数が列挙されている。そのタイトル通り、鳥取市職員であれば必ず読むべき冊子であろう。

さて、6月の鳥取県議会では、以下のようなやり取りがあった。

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ネットの電話帳事件裁判が続行される

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昨年の8月に京都の島崎弁護士事務所によってプライバシー侵害で提訴されたネットの電話帳。6月27日に仮処分が取り下げられ、本訴も取り下げになってしまうのではと懸念されていたが、裁判が続行されることになった。

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学術・研究:部落探訪(15) 長野県小諸市加増(後編)

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1962年から1963年にかけて、政府の同和対策審議会は「同和地区精密調査」を実施した。ここ、加増は調査対象の1つとして選ばれ、1963年に「同和地区実態調査報告書」が作成された。

報告書の作成から50年以上が経過しているので、報告書は著作権が消滅したパブリックドメインとなっている。

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学術・研究:部落探訪(15) 長野県小諸市加増(前編)

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小諸こもろ市と言えば、思い浮かぶのが島崎しまざき藤村とうそん千曲川ちくまがわ旅情の歌。「小諸なる古城のほとり 雲白く遊子ゆうし悲しむ 緑なすはこべは萌えず 若草もくによしなし…」というフレーズだろう。そして、島崎藤村と部落と言えば、小説破戒はかいだ。

ここ小諸市加増かますは「破戒」の舞台となった部落である。貴重な歴史資料と共に、この部落を探訪してみよう。

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鳥取市役所で人権侵害救済法等の制定を求める署名

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部落解放共闘会議というものが各地にあり、解放同盟と連合系の労働組合が連携し、様々な政治活動を行っている。これは、解放同盟の政治力の根源の1つになっている。

その政治活動の1つが署名活動である。例えば鳥取市役所では、解放同盟→自治労→鳥取市役所職員労働組合という流れで組合委員への署名の要請がされることがある。

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横浜地裁で保全異議の審尋が行われました

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「全国部落調査」の発売禁止は、横浜地裁の仮処分により口火を切ったわけですが、これに対して保全異議を申し立てました。

保全異議というのは、裁判所の仮処分に対して、主に処分の取り消しを求めて意義を申し立てる手続きです。仮処分自体があくまで「仮」の処分なので、保全異議の手続きというのも本来は長々と行うようなものでもないのですが、出版禁止がらみだと慎重に行われるのが通例です。

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学術・研究:部落探訪(14) 神奈川県横浜市金沢区六浦東高谷

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神奈川県最大の部落は秦野市曽谷そやだが、神奈川県で最も人気があると思われる部落は、横浜市の六浦むつうらにある。1934年の記録では戸数49,人口276。

しかし、六浦は戦後に同和地区指定されることはなく、いわゆる「未指定地区」とされている。

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新・同和と在日文献の旅(1)「きょうも机にあの子がいない」

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「同和教育」というと、同和対策事業の時代に教育を受けた世代にとっては、学校で作文を書かされ、それが教師の位に沿わない内容だと延々と説得され居残りさせられるといった印象があるのではないだろうか。

しかし、同和教育は「福祉教育」から始まったものであって、第一の目的は学力保障である。それが「解放教育」「人権教育」と変遷して、本来の同和教育は見る影もなくなってしまった。

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スマホアプリ日本姓氏語源辞典をリリースしました

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示現舎では、Androidスマートフォン向けアプリ、「日本姓氏語源辞典」をリリースしました。

Androidスマートフォンをお持ちの方は、Playストアで「人名力」で検索していただくか、こちらのページにアクセスしてください。

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学術・研究:部落探訪(13) 滋賀県長浜市桜町(後編)

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旧虎姫町字五の周辺を散策した後、長浜市虎姫支所に行って関連資料でももらおうと思った。以前、この地を取材したとき、長浜市虎姫支所は旧虎姫町役場の庁舎が使用されていた。とてもレトロで味わいがある建物だ。現在の支所は、図書館や福祉施設「生きがいセンター」、文化ホールが統合された公共施設の中に移転している。職員に尋ねてみると長浜市役所本庁舎の住宅課でしか分からないということだった。「虎姫住宅」の名を出してもサバサバした様子だ。なぜこんな思いを抱いたかと言えば前回の虎姫取材があまりに強烈だったからだ。

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学術・研究:部落探訪(13) 滋賀県長浜市桜町(前編)

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滋賀県・旧東浅井ひがしあざい虎姫町とらひめちょうにある大規模な改良住宅群は、同和事業の顕著な例である。

2011年1月に改良住宅の1つで起こったガス爆発事故をきっかけに、住民による家賃の滞納、また貸しなど不正行為が明るみになった。弊舎は「同和と在日④」で虎姫改良住宅についてのレポート記事を発表したが、その後、改善されたのか。虎姫の今に迫った。

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全国部落調査事件本格論戦が始まります

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現在、全国部落調査事件の舞台は3つの裁判所に分かれており、出版禁止の仮処分が横浜地方裁判所、ウェブサイトの削除の仮処分が横浜地方裁判所相模原市分、そしれ本案訴訟が東京地方裁判所に係属中です。

8月3日付けで、東京地方裁判所に以下の準備書面と証拠書類を提出しました。

準備書面-H28-8-3.pdf

証拠説明書-H28-8-3.pdf

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幸福の科学学園那須校舎敷地の意外な過去

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7月の参院選取材にて「幸福の科学」の信者たちから妙な噂を聞いた。それは「幸福の科学学園(栃木県那須町)の土地は、渡辺家から買ったものだ」「土地を買って助けてやった」というものだ。渡辺家とは“ミッチー”こと渡辺美智雄みちお(元外相)一族のことらしい。渡辺家と言えば本参院選で美智雄氏の長男、渡辺喜美氏がおおさか維新の新人候補として比例代表で当選した。同氏は、2014年、化粧品会社DHC・吉田会長からの8億円借り入れ問題などの責任を問われ、みんなの党代表を辞任。離党した上で同年、総選挙に無所属で出馬するも落選していた。すっかり存在感を失っていた矢先の国政復帰である。

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北のミサイルに抗議した意外な自治体!

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“かまってくれよ”サインか本気で日本を攻撃するのか。8月3日、北朝鮮が日本海に向け弾道ミサイルを発射した。再三、ミサイル発射で日本を挑発してきた北朝鮮だが、今回は事情が異なる。3日に発射されたノドンとみられるミサイルは、排他的経済水域(EEZ)内の秋田県男鹿おが半島沖に落下。EEZ内に到達したのは、初めてことだ。

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本当に“埼玉化”した埼玉県平和資料館

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今年も“あの戦争”週間がやってくる! メディア、文化人らの間で好んで使われる「あの戦争」という呼称。日本の戦争史上、「あの」で通じるのは、第二次世界大戦、とりわけ太平洋戦争のみである。これからの季節、新聞社説の類では、どこかで「あの戦争」が多用されることになるだろう。自身も戦争体験者、被害者であるかのような振る舞いは、とても冗長に見える。この一語で”憂う反戦青年”が演出できるのだ。

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夏休み特別企画ポッドキャスト 「神社と賤民」

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夏休み特別企画として、示現舎では部落研究者との対談をポッドキャストとして配信します。今回の対談のお相手は、現役の民俗学者・神職の浅茅あさぢ先生です。このままお聞きになるか、ダウンロードしてポータブルプレイヤー等でお聞きください。約50分です。

ダウンロードはこちらから

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真相ルポ 善光寺小松貫主の「部落差別発言」ってなんだ!? (後編)

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前編 / 後編

さてここでも少し補足、「同和取材の裏話」だ。もしかしたら初めて「同和問題」に関する記事を読んだ人もいるかもしれないから、回りくどいかもしれないがお付き合い頂きたい。

同和問題が絡む自治体の対応は、いわば喜劇の世界そのものだ。「同和事業について聞きたい」この“魔法の一言”で窓口は、てんやわんやの大騒動。若い世代にピンとこないかもしれないが、『8時だョ!全員集合』でコントからゲスト歌手の歌の合間に流れる「盆回り」が流れるかのようである。まさにカオスだ。

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真相ルポ 善光寺小松貫主の「部落差別発言」ってなんだ!? (前編)

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前編 / 後編

先月、長野県・善光寺ぜんこうじ小松こまつ玄澄げんちょう貫主かんすのセクハラ・パワハラ問題、そして「差別発言」が全国的に報じられた。小松貫主と言えば過去、女性問題などたびたびスキャンダルが報じられた人物。ところが今回の騒動は、過去のスキャンダルと全く異質な様相を呈している。

それは、この差別発言が「部落問題」に関わっているからだ。女性への露骨なセクハラ発言は、大々的に報じられるものの、差別発言についての内容は、謎のまま。ところが「差別発言」という言葉だけが独り歩きしている印象だ。では一体、小松貫主は、どんな“部落差別発言”を発したのか? 現地取材を通してその中身と核心について迫った。

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