野党敗北は陰謀!?集票機器に怒る市民たちの悲哀

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By 三品純

「民共連携」が注目された2016年参院選。東北地方など選挙協力が功を奏し民進党が議席を獲得した地域もある。とは言え民進、共産の野党票は伸びず改憲派勢力三分の二を阻止できなかった。社民党に至っては吉田忠智ただとも党首が落選するという有様。巷では、左派メディア、左派文化人、市民団体の恨み節が木霊する。さらにその恨みつらみはなぜか集票機器メーカー「株式会社ムサシ」(本社:東京都中央区銀座)に及んでいる。「二条河原の落書」の“近頃都に流行るもの”ではないが、近頃ネットではこんな噂が飛び交っている。

「ムサシが安倍首相、自民党と蜜月の関係にあり、集票機器を不正操作している」といったものだ。同社は、印刷システム、名刺・ハガキ印刷システムなどの他、選挙機材のメーカーである。選挙の集票機器というニッチな製品のためこの分野では、圧倒的なシェアを誇る。こうしたことから左派の支持者の間では、「選挙機器を独占し票数を操作している」あるいは本社が銀座に近いことから「電通と結託」、さらには米・CIA関与説といった主張が散見される。

例えば“ヤフー知恵遅れ”と揶揄される「ヤフー知恵袋」をのぞいてみよう。

ムサシという不正選挙機を知っていますか?(ユーザー名=veitisnottrue)

ムサシ、怪しい会社だよ。
東京都知事選とか、どう考えても宇都宮が勝ってただろ。
この前の選挙でも、未来が大敗で自民があんなに勝つなんて不自然すぎる。
「証拠」はないので不正選挙だと断定はできないが、非常に怪しい会社です。(ユーザ
ー名=hirakawa)

証拠がないと言いつつ怪しいと断定できる神経はいかにもネット住民らしい。逆に彼らが忌む政党、政治家が落選した場合でもムサシが不正と言えるだろうか。集票マシーンが自民党に有利というならば、なぜ2009年に民主党は総選挙で勝てたのか疑問だ。

さらに調べてみるとムサシ不正説は、匿名投稿だけでなく、名うての市民運動家でも広まっているようだ。

市民団体のメーリングリスト「CML」の投稿をのぞくと「埼玉県平和資料館を考える会」の石垣敏夫代表は、不正防止のため鉛筆ではなくボールペンなど油性ペンによる票の記入を呼びかけた。

同氏にムサシ製集票機器の不正についての根拠を問うと「北海道で選挙不正があったときに選挙管理委員会に質問をしたが回答がなかった」ことを挙げた。これがとても証拠とは思えない。さらに同メーリングリストやブログで同社の不正を訴えるネットジャーナリスト&社会政治運動家・山崎康彦氏にも問うた。すると。

「第一弾として、2011年、2012年、2013年の都知事選挙に於いてムサシの不正工作以外絶対に起こりえない考決定的な証拠を取り上げた私のブログ記事を下記に転載しますのでご参照ください」(原文ママ)

ブログを見ると石原、猪瀬、舛添の歴代都知事の選挙区別得票数のグラフ分布が同じ形状をしている。これは不自然でコンピューターの操作によるものということだった。これまた”決定的な証拠”とは思えない。また実際に不正の現場の目撃したかどうかについて聞いた。

「ムサシの不正工作は、コンピュータープログラムや読み取り機のプログラムを不正に改変するので、不正を現場でとらえるのは不可能です」(原文ママ)

不正を現場でとらえることは不可能と言いつつ、不正と断定できるのも不思議な話である。ムサシ不正説が発生した”震源地”をたどってみると、2012年の総選挙に端を発したようだ。この時は、嘉田由紀子滋賀県知事(当時)が、日本未来の党を結党し、民主党(当時)や社民党の現職議員らも合流。一時は、小沢一郎氏も合流が取り沙汰された他、著名な財界人、芸能人も賛同したため左派の支持層たちの期待を集めた。だが結果は、見事な惨敗。そこで「(未来の党が)負けるはずがない」という強烈な思い込みがムサシ不正につながった模様。こうしたネットの言説について同社に聞いた。

「ネット上の噂は、承知していますが、お客様からも苦情は来ていません。場合によっては、何らかの対処もありうりますが、今は静観している状況です」(ムサシ広報部)

と困惑気味。また「直接、不正を訴えてきた人はいるか?」と聞いた。すると「(担当者が知る限り)いません」ということだ。これまた”いかにも”という結果である。

ムサシ不正説を訴える人の中には、ネトウヨと思しき人も少なからず存在している。このため集票機器の不正説は、一概に左派の支持層の”専売特許”とも言い難い。ただ普段、「在日特権は、ネットのデマ」と批判する人々が自身も根拠のない噂を振りまいている。こうした自己矛盾もネット特有なものだろうか? 「安倍(首相)は、反知性主義だ」と勇ましい声を挙げる左派の面々。だがこうした噂を広めることが「知性的」とは、到底思えない。

三品純 について

フリーライター。法政大学法学部法律学科卒。 月刊誌、週刊誌などで外国人参政権、人権擁護法案、公務員問題などをテーマに執筆。「平和・人権・環境」に潜む利権構造、暴力性、偽善性を取材する。

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野党敗北は陰謀!?集票機器に怒る市民たちの悲哀」への4件のフィードバック

  1. ジャパニーズオンリー

    わたしはとにかく蛆虫やダニよりも左翼が大嫌いな人間です。人権、平和、平等という概念も大嫌いです。
    自分ではかなり右寄りの民族主義者と思っています。
    「豊臣秀吉の朝鮮侵略」という表現にはうんざりですし日韓併合に関しても日本が念願の植民地を手にしたことをどうして肯定して誇りに思えないんだろうと思います。
    どうして自分の国のことを左翼は悪く言いシナやチョンのことを高く評価するのかどうしても理解できません。
    私の最大の政策評価対象は外国人参政権絶対反対ということです。反対する候補者に投票します。民主党政権のころには表に出てきていたていますが最近はあまり聞かないです。でも私には絶対に妥協できないテーマですし忘れてはいけないテーマ
    また難民の受け入れや移民の受け入れも絶対に許せないこと。
    きっと左翼はこういうことも日本人の利益よりも外人の利益を重視するんでしょうね。有田芳生みたいな左翼思想者は絶対に許せません。
    労働組合も絶対に認められない害虫です。部落に対して差別心がどうしても消えないのも奴らが左翼に近いからです。もし部落解放運動がバリバリの右翼運動ならばまた見方が違うと思います。
    今一番言ってみたいのはヘイトスピーチです。反左翼運動と私の中では感じるからです。とにかく左寄りのことはちょっとしたことでも大嫌いです。

    左翼は自分たちに都合の悪いことは何でも民主主義に反すると騒ぐんでしょうね。

    返信

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