スマホアプリ日本姓氏語源辞典をリリースしました

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By 宮部 龍彦

示現舎では、Androidスマートフォン向けアプリ、「日本姓氏語源辞典」をリリースしました。

Androidスマートフォンをお持ちの方は、Playストアで「人名力」で検索していただくか、こちらのページにアクセスしてください。

「人名力」運営者として著名な宮本洋一氏が全国の都道府県立図書館を巡り、約一万五千冊の文献により、約十万件の姓氏を調査しました。まさに、史上最大規模の姓氏辞典です。

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50音での検索はもちろん、都道府県・市区町村ごとに、それらの地域多い名字を検索できます。

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カテゴリ別の検索も可能。官報の帰化記録などをもとに、外国人由来の名字も調査しています。「名前が左右対称なら在日」といった、俗説を打ち破ります。

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漢字表記、または読み方で一発検索できます。今話題の名前を思いったたらすぐに検索してみましょう。名字の由来や分布の他、電話帳データをもとに推計した人口、順位も表示されます。アプリはオフラインでも使えるので、一度インストールすれば、あとはネットにつながらなくても問題ありません。

価格は1600円。収益の約半分は、書籍版・日本姓氏語源辞典の制作費用に充てられます。宮本氏のファンであれば必携のアプリと言えます。

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宮部 龍彦 について

ジャーナリスト、ソフトウェアアーキテクト。信州大学工学部卒。 同和行政を中心とする地方行政のタブー、人権ビジネス、個人情報保護などの規制利権を研究している。「ネットの電話帳」管理人。

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スマホアプリ日本姓氏語源辞典をリリースしました」への17件のフィードバック

  1. 徒然人

    これは楽しみですね。「人名力」さんのことも初めて知りました。私はアジアユーラシア言語について学んだことがありますが、とにかく膨大な辞書と文法書、綴字法史料と格闘し、海外の古い文献に大枚を費しました(今は手元にありません)。
    日本国内に関する本書の感想ですが、何より固有名詞は母集団に普遍的で各分布に特徴的な系統を有するものなので、統計と属性及び構成を調査し公刊される必要があります。海外では、国公立機関や民間団体、大学が精密なデータベースとindexを作成する例も多くあります。地名についてはある程度網羅的なものがあちこちから出版されていますが、これは姓氏とリンクして更なる意義を発揮します。その点で姓氏についての新知見と斬新なソートを装備した当該referenceは、言語発達史的観点から非常に画期的なコーデックスと言えるでしょう。
    それにしてもMunichでJudaea人名録ですか。さすがはドイツ。

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    1. 鳥取ループ 投稿作成者

      人名力の宮本洋一氏は凄い方でした。とにかく多くの文献を読んで独特の知見を持っています。
      宮本氏によると、部落の姓氏とユダヤ人の姓氏は似ているそうです。
      一度ポッドキャストを企画しようと考えています。

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      1. 名前

        ユダヤ人の姓氏といえば、この方も凄い人です。げたにれさん。コメント欄には宮本さんも登場しています。このげたにれさんも本を出さないかなあ。

        ttp://ameblo.jp/nirenoya/entry-10141050145.html

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    2. 徒然人

      人名力さんのブログを散見して感動しました。ブログ移転の経過や遠隔地の同姓現象を見いだし「属地属人の姓氏はJudaea民族のそれに類似する」という氏の知見がうかがわれました。意志と知性の成果ですね。
      氏のブログで見出語毎出典の採否をペンディングされてましたが、実用書ですから必須ではありません。参考文献と先行研究で包括的に指摘し、自分の方法論を明確にすれば、資料的価値は十分担保されます。この問題は悩んだものですが、大多数の利用者は内容の妥当性や適性と云った記述の質を望んでいるのであり、詳細な出典情報は検索上煩雑です。研究者など個別の典拠を要求する利用者には趣意書を書かせ、コストに見合う価額のコピーガード媒体で対応すれば如何でしょう。
      ポッドキャスト楽しみですね。

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  2. 徒然人

    げたにれさん。爆笑です。なんか、昔の後輩そっくりです。マサカね〜?ここでも派生言語中心の話題ですが、語り口と話題がオモロイ。術語は使わず具体的な用例とエピソードを連発。2011年以降はどちらに?

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    1. 名前

      mixiにおられます。最近は言語学と無関係なアイドルの話ばかりですが。

      ttp://mixi.jp/show_friend.pl?id=809109

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    1. 徒然人

      私もPCなんでデータベース販売を希望したい所ですが、書籍化の減資とされるようなので利益確保が一番重要ですね。一般に大規模な紙媒体の姓氏辞典は20万円前後しますが、書籍化の原価をあらかじめアプリで稼がないと出版事業が心配です。無断コピー対策の点で多媒体制作は不利。となれば信頼性向上のためにも媒体制限はやむを得ないとあきらめてます。正規ユーザーならLinuxでエミュという手もありますし。紙媒体で利益が出たらソフト化を希望します。

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    2. 鳥取ループ 投稿作成者

      パソコンバージョンも作れなくはありません。
      問題は販売方法ですが、Windows 8以降のアプリストアという方法があります。
      Windows 7以前を使っている人は買えないのが難点ですが。

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      1. 徒然人

        ありがとうございます!Winの主要機はup dateしてないんで、私はスマホ版か紙媒体ですね〜。PC版の購入希望者が多数集まって下さり幾分かお安くなると良いですね。「知識は書陵にありて閲者を益す」是非とも書籍化を実現なさって下さい。

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  3. 徒然人

    推測ですが、Judaeaと属地の根っこは、上紀による主鷹司伝承が鍵でしょうか?旧事と併せて読むと面白そうですね。

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  4. はすぱみ

    数ヶ月前に偶然無料アプリを知り、スマホにインストしました。関東では珍しくても、東北某県は本当に変わった姓ばかりで縁切りした父方の姓から、訳有って母方の姓に変更したくても不可能で…。
    離婚して母は旧姓に戻ったまま他界。住居を移した後も、母は実家に籍を戻したままで駄目でした。 取り敢えず父方から籍を抜き、分籍しました。 このアプリはPlayストアには存在してないですね。父方は又違う読み方だとレビューを送ろうと思いましたが…。元々少数で他界したとの事。 父は10代で東北を出て、戸籍と違う姓にしてました。理由は謎です。

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  5. はすぱみ

    レビューではなく、フィードバックの間違いですね。 あの頃は色々パニックになっていたのに、役場に相談しただけで分籍等をして失敗しました。後に裁判所に相談したら、分籍は改名に不利になると言われました。後悔してます。

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    1. 鳥取ループ 投稿作成者

      ありがとうございます。
      今のところ、アプリよりウェブ版を頻繁に更新していますので、そちらがおすすめです。

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