幸福の科学学園那須校舎敷地の意外な過去

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By 三品純

7月の参院選取材にて「幸福の科学」の信者たちから妙な噂を聞いた。それは「幸福の科学学園(栃木県那須町)の土地は、渡辺家から買ったものだ」「土地を買って助けてやった」というものだ。渡辺家とは“ミッチー”こと渡辺美智雄みちお(元外相)一族のことらしい。渡辺家と言えば本参院選で美智雄氏の長男、渡辺喜美氏がおおさか維新の新人候補として比例代表で当選した。同氏は、2014年、化粧品会社DHC・吉田会長からの8億円借り入れ問題などの責任を問われ、みんなの党代表を辞任。離党した上で同年、総選挙に無所属で出馬するも落選していた。すっかり存在感を失っていた矢先の国政復帰である。

名門、渡辺家も喜美氏がこの有様。冒頭の噂は、まさか幸福の科学にも援助を求めたという意味なのか。そこで検証してみたが、まるで事情は、異なっていた。栃木県那須郡那須町にある「幸福の科学学園中学校・高等学校」。もちろんこの名前の通り、幸福の科学グループの学校だ。開校は、2010年とまだ新しいがHPや学校案内を見ると東大・京大、早稲田、慶應など難関大学の合格者を輩出している。

栃木県内の政界事情通は「那須町の幸福の科学学園中学校・高等学校の敷地は、もともとゴルフ場。渡辺家から買った? 確かに渡辺家と全く無関係でもないのだが…」と苦笑する。

こういう話だった。同地の登記簿を見ると学園の敷地は、もともと土地開発業者、株式会社小松原研修事業団が所有。美智雄氏の長女は同社社長の川又秀信氏の長男に嫁いだ。ところが同社は経営不振から95年に倒産。その後、旧幸福銀行などに所有が移り2003年に幸福の科学が入手した。

幸福銀行とは、大阪市に本店があった第二地方銀行のこと。同行も乱脈融資が指摘され、経営破たんした曰くつきの銀行だ。その後も所有者は、転々とした。決して”幸福”な土地でなかった模様である。

「大手ゼネコンや投資会社などがリゾート開発目的や担保代わりに所有したものの結局、扱いに困っていた」(同前)。

そこで宙に浮いたこの地を幸福の科学学園が購入したわけである。どうやら噂は、美智雄氏の親族が経営した小松原研修事業団の所有物ということから伝言ゲームのようにまるで違う話に広まったのだろう。

とんだ噂話に付き合わされた気もしたが実は、示唆するところが大きいと思った。目下、幸福の科学は、広告や講演会をエサに保守メディア、保守論陣に食い込んでいる。そんな勢いが”名門渡辺家の土地を買って助けた”と信者たちに思わせたのかもしれない。

三品純 について

フリーライター。法政大学法学部法律学科卒。 月刊誌、週刊誌などで外国人参政権、人権擁護法案、公務員問題などをテーマに執筆。「平和・人権・環境」に潜む利権構造、暴力性、偽善性を取材する。

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幸福の科学学園那須校舎敷地の意外な過去」への1件のフィードバック

  1. ジャパニーズオンリー

    幸福の科学は宗教団体のなのに政界進出をたくらんでいて第二の公明党になりたいようだが得票数から言って無理
    全選挙区に候補を出して供託金も没収されている
    信者からの寄付や書籍の売り上げが収入源らしいがきっとほかにもあるんだろう

    返信

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