【交野市】山本市長が寄付を強要か?トイレトラックに協賛になぜか河川敷不法占拠企業が参加⑤

カテゴリー: 地方, 政治 | 投稿日: | 投稿者:
By Jun mishina

市幹部のパワハラ報道で先週はX上でも「交野市」がトレンドワード入りした。だが市幹部パワハラはあくまで入り口に過ぎず、山本景市長自身の立ち振る舞いについても世に問う必要がある。そこで最も〝可視化〟しやすい現象がトラックトイレの協賛企業だ。車体には協力会社の名が掲載されているが、そのうち1社は寄付を強要された可能性が高い。(写真はトイレトラックお披露目式)

かつての支援者にも容赦しない

オクノナマコン正門前。山本氏ポスターが貼られていた。(2021年頃)

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市幹部のパワハラ報道を受け山本氏は11月1日、自身のブログで交野市役所職員によるパワハラ報道についてと現状を報告した。

中田仁公交野市長時代

平成23年、加害者Aによる日付不明の事案1が発生しました。

黒田実交野市長時代

平成28年、5月1日、「交野市内部通報制度に関する要綱」が施行しました。令和3年、加害者Aによる事案2が発生し、調査しました。令和4年、加害者Aによる日付不明の事案3と事案4、加害者Aによる事案5が発生しました。

-山本けい市長時代

令和5年、加害者Aによる事案6と事案7が発生し、私は事案7の噂を聞いたことから、被害者から直接ヒアリングし、目撃者に部長をつうじて調査に協力するよう求めましたが拒まれました。また、加害者Bによる日付不明の事案8が発生しました。令和6年、加害者Aによる事案9が発生しました。令和6年7月26日、被害者ではない通報者は、事案1〜9を通報しました。

パワハラは市長にも報告されており、内部告発を1年以上も放置していた責任は山本氏にもある。あくまで自身は対処したということが延々と綴られた。また脈絡もなく無関係の歴代市長を持ち出したのは「過去の市長時代にもあった」ということを強調したようだ。

被害者から直接ヒアリングし、目撃者に部長をつうじて調査に協力するよう求めましたが拒まれました

私は、「交野市内部通報制度に関する要綱」第4条に基づく「通報窓口の責任者(以下「責任者」という。)は人事課長」に調査開始を指示しました。

どこか他人事で、部下に責任転嫁している印象を受けた。また部長に調査を指示したにも関わらず拒まれたというのは市長としての指導力が疑われる。

しかも歴代市長や部下を持ち出す前に山本氏自身もパワハラ、素行についてはどう総括するのだろうか。9月16日定例会で答弁中の副市長に「命令違反」などとなじった上、手元の資料を投げつけた。威圧行為だが議長からの注意だけで終わったのが不思議でならない。

それは市内部だけではなく、民間企業に対しても圧力をかけた疑惑が囁かれる。

河川敷不法問題をネタに関西故金属へ圧力疑惑

今年3月4日に、読売テレビ「す・またん!」でも紹介された。
昨年10月26日のトイレトラックお披露目式&感謝状贈呈式。

災害時のトイレ不足解消のために各地の自治体で「トイレトラック」の導入が進んでいる。交野市でもクラウドファンディングを募集しトラックを導入。昨年10月26日にお披露目式&感謝状贈呈式が開催された。この模様は市のWebサイトで公開されている。

トラックの背面には協賛企業がボディプリントされている。交野市民であってもこの写真の異様さはまず気付かないだろう。しかし交野市政ウォッチャーらにすれば不可解極まりない光景なのだ。あるいは勘の良い人なら山本氏に多額の政治献金を行ってきた野村工務店の名を見つけるかもしれないが今回の問題はそこではない。

「みんな元気になるトイレ」というキャッチコピーの下にある「関西故金属株式会社」という社名を確認してほしい。位置から考えると協賛金が最も高額だったのだろう。

【交野市】生コン 告発、賞レースやらせ 指摘… だが「山本市長は 怪しい」の 声が 続々!

2023年11月8日、読売新聞が「河川敷無断で舗装し使用 交野の生コン会社 市の行政指導応じず」と報じた。交野の生コン会社とは(株)オクノナマコン(交野市倉治6)のことだ。国有地である河川敷を不法占有していたという問題である。当時、同社にコメントを求めたところ「すでに是正しています」と反論し市の方針には納得していない様子だった。

当時、この問題の反響が大きかったと記憶している。しかし報道ではオクノナマコンは大阪維新の会などの選挙事務所として利用されてきたこと、また過去には山本氏のポスターも設置されており協力企業だったことは触れられていない。

それが山本氏が市長に就任するや問題視し昨年、占用料相当損害金を求め大阪地裁に提訴した。

実は河川敷を不正占有していたのはオクノナマコンだけではなく関西故金属株式会社(同市郡津2)も同様だ。2023年12月8日の定例会で「がらと川河川敷の不法占有の対応について」として藤田茉里市議から質問があった。一部を抜粋する。

この間、メディア等で報道されています、がらと川河川敷の不法占有について、倉治6丁目のオクノナマコン以外にも、11月10日付の議長団報告にもありました郡津2丁目に位置する関西故金属株式会社においても不法占有状況にあるとのことです

同じ行為が問われているにもかかわらず関西故金属についての情報はオクノナマコンの後から出たようだ。また報道を見てもオクノナマコンが主導的、中心的な印象を受けた。繰り返すが不正占有という点では全く同じことだが、両社の扱いには温度差がある。

実はここにも山本氏が関与しているというのだ。

市関係者はこう明かす。

「トイレトラックはメディアでも紹介されるなど山本市長にとって絶好のアピール材料でした。少しでも多くの協賛企業を集めるために〝パトロン〟の野村工務店にも協力してもらいました。さらに関西故金属に対して〝トイレトラックに協賛したら不法占拠の発表を目立たないようにしてやる〟と圧力をかけたのです。しかも周囲には〝(関西故金属は)ちょっと言ってやったら協賛金を出した〟とまるで武勇伝のように語っていましたね」

野村工務店Webサイトより。

不法占有についてオクノナマコンに比べ関西故金属が目立たないのは山本氏の暗躍があったというのだ。しかも奇妙なことに同じ協賛企業にも関わらず関西故金属に感謝状が贈られた話は聞かない。一方で野村工務店には感謝状が贈呈され同社HPでも掲載されている。

パワハラというレベルではない。企業の弱みをついた恫喝という方が相応しいのではないか。これまで市議や市関係者は山本氏に反対意見、苦言を呈しようものなら議会、委員会、SNSで個人攻撃を受けてきた。しかしパワハラ報道で世間の目が山本氏に向けられ始めた。もはやこれまでのような振る舞いは通用しない。

(訂正)山本景市長によりますと関西故金属にも感謝状を贈呈したとのことです。市長及び関係者の方にお詫びします。

Jun mishina について

フリーライター。法政大学法学部法律学科卒。 月刊誌、週刊誌などで外国人参政権、人権擁護法案、公務員問題などをテーマに執筆。「平和・人権・環境」に潜む利権構造、暴力性、偽善性を取材する。

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