LGBT ゴリ押しも 2万票増で キラキラ政治に邁進!「鳩山由紀夫化」する 稲田朋美の 軽薄短小

カテゴリー: LGBT, 政治 | タグ: , , | 投稿日: | 投稿者:
By Jun mishina

今日9日、衆院内閣委員会でLGBT法案(LGBT理解増進法案)が可決され、13日にも衆院を通過し本国会で成立する見通しだ。同法案に対して自民党内部でも異論が噴出し、LGBT当事者からも疑問視する声がある。特に自民党・稲田朋美衆院議員に対しては保守層から反発が強いが、稲田氏の言動は“宇宙人 ”こと鳩山由紀夫元首相と既視感がある。

新しい 同和利権の 温床になるか?

出入国管理及び難民認定法(入管法)改正案、そしてLGBT法案、イデオロギー色が強い法案の審議が続く。とりわけ自民党案のLGBT法案は保守層、野党支持層、そして当事者からも反発が強い。現在、自民党案以外に立憲民主党、共産党、社民党案(超党派合意案)、また維新・国民による3案が提出されている。

3案が大きく異なるのは与党案が定義を「性同一性」にしているのに対して、野党は「性自認」を使用。左派のLGBT活動家も「性自認」を使うように訴えており、与党案に批判的だ。

野党や活動家は「性自認」にこだわる。

一方、与党案(LGBT理解増進法案)に対し保守層の賛否が分かれている。反対派は同法が制定されると浴場、公衆トイレなどの女性スペースに悪意がある自称女性が侵入すること、また活動家が行政・企業に食い込み同和利権のようになることを懸念する。

これに対して法案作成に関わった一般社団法人 LGBT理解増進会、また推進派議員は「理念法であってむしろ活動家に歯止めをかける」、また浴場など女性スペース問題については「公衆浴場法で対処すべき」と反論してきた。

確かに同法自体は理念法であり、同和利権の温床となった「同和対策特別措置法」とは異なる。しかし2016年に施行された「部落差別解消推進法」も理念法だが、各地を見ると同法が追い風となり予算措置を伴う事業を行う自治体もある。つまりLGBT法も同様の現象を生む可能性は排除できない。

またG7広島サミット前に法案を提出したいという政府の思惑も「人権尊重」というよりも「大人の事情」の色が濃い。こうした点もどこか利権臭が漂う。

要するに

「小さく(理念で)生んで、大きく(事業化)育てる」

というのは人権施策で起こりえる話。この点においては反対派の懸念はよく分かる。ただ首を傾げたのは「安倍元首相がご存命ならLGBT法案を廃案にしてくれた」といった反対派の言説だ。

これは大きな誤り。むしろ故・安倍元首相を懐古する“イタコ芸 ”だろう。

安倍元首相の イタコ芸

自民党は「参議院選挙公約2016」で公約として

性的指向・性自認に関する広く正しい理解の増進を目的とした議員立法の制定とともに、各省庁が連携して取り組むべき施策を推進し、社会全体が多様性を受け入れていく環境を目指します。

と明記した。もちろん当時の総理総裁は誰かといえば安倍氏である。

安倍懐古に対して冷ややかな議員はこう話す。

「安倍さんは現実主義者だから“ 国際社会の要請”も念頭に置いてLGBT法案を進めたでしょうね。だってかつては旧社会党が実現しようとした同一労働同一賃金、男女雇用均等法、事実上の移民法、これらは保守層が反発する政策でしょ。ところがいずれも安倍政権で実現されたことですよ」

対して安倍氏の秘蔵っ子、そして保守層から絶大な人気を誇った稲田朋美衆院議員だが、その評価は急落。党の「性的指向・性自認に関する特命委員会」委員長を務め、LGBT法を推進してきたこともあり、ターゲットになった。その“ 不思議ちゃん”なキャラクターも反発を強めてはいないか。女性版・鳩山由紀夫元首相とさえ思える。

5月27日、党本部前で屋台村。エプロン姿の稲田氏。

稲田氏政策秘書の 過去

自民党議員、あるいは関係者で安全保障問題、領土問題、移民問題、こうした分野で比較的、強硬な意見を持つ人物であっても

「今までLGBTのことを不勉強だった」とか「理解が足らなかった」などと話す傾向を感じた。自民党議員と交流を持つ大学教員も「学生にも当事者がいるからLGBTについての理解をしておかないといけないんです」と話す。

稲田氏もかつては南京事件の「百人斬り競争」訴訟など保守層に人気を博したものだ。だがここ数年は選択的夫婦別氏制度の推進派に転身し、以前とは異なる政治スタンスである。

そのせいか森友学園問題でも稲田氏は学園側の弁護人を務めた経験があるにも関わらずマスコミの追及は緩かった。それどころか朝日新聞に至っては稲田氏になると好意的な報道が目立つ。同紙と稲田氏が持つ“キラキラ ”したイメージが調和したかのよう。

このためマスコミでも稲田氏に接近する記者が多いというが、特にLGBT問題の“窓口役 ”的な秘書がいるという。

「政策秘書の大河内茂太さんですよ。LGBT問題に通じているということでマスコミの間でも知られています」(政治記者)

メディア関係者の中ではLGBT問題の知恵袋という認識のようだ。しかしこの人物はLGBTとは因縁がある。

先の政治記者が解説する。

「大河内氏は元宝塚市議なんですが、2015年6月の市議会本会議でいわゆる『同性パートナーシップ制度』をめぐり“条例ができた場合、『同性愛者が集まり、HIV感染の中心になったらどうするんだ』という議論も市民から起こる”と発言しました。これが不適切発言として批判されたのです。発言は取り消され議事録にも残っていません」

発言部分は黒塗りに。

しかし議事録を見ると大河内氏は気の毒な点がある。発言を引き出したのは慰安婦問題でもお馴染みの北野聡子市議だ。見方によっては言葉狩りとも思えるが、しかし活動家肌の議員を前に不用意な発言は迂闊だった。

「彼は非常に実直な人柄。市議辞職後、国政を目指すために猛勉強して稲田事務所の政策秘書になったんです」とは自民党の政策アドバイザー。

「稲田事務所は秘書の出入りが激しい」(同前)という職場環境で、センセイはなにしろ不思議ちゃん。それで政策秘書が務まるから実直な人物なのだろう。しかしこの一件、興味深い現象が垣間見える。

人権問題で“ しくじる”と当然ながら激しい抗議を受け、部落解放同盟絡みならば糾弾されることもある。すると以前は同和問題に関心がなかったのに突如、「活動家まがい」のように豹変することがあるのだ。

こうした傾向はLGBTでも確認できる。

日本維新の会、音喜多駿政務調査会長などは最たるもの。2013年、学生時代に書いたブログの内容が性的少数者を中傷する内容だとして抗議を受けた。その後、音喜多氏は考えを改め、東京レインボープライドに参加するようになった。

謝罪からの「転向」。こと人権問題の抗議や糾弾は熾烈だ。啓発の裏には「恐怖」がある。

音喜多氏(当時、都議)、レインボープライド2018にて。

目立つ稲田氏の スタンドプレー

大河内秘書もそうしてLGBTに関心を持つようになったのか。またメディア関係者が指摘する通り、稲田氏の知恵袋なのか気になる。大河内秘書に質問をしてみるとご本人から

「誤解を受けている面もありますのでよく考えてから対応させて頂きます」

との返答があった。ただやはり秘書という立場上、取材に応じるのは困難なのだろう。代わって大河内の代理人役として党関係者が回答した。

「大河内秘書が稲田さんに入れ知恵しているとは大きな誤解ですよ。むしろLGBT問題については稲田さん個人のスタンドプレーが目立ちます。例えば自民党とはとても価値観が共有できないLGBT活動家を呼んでしまうんです。その結果、活動家たちは会議の資料などを外部に漏らすので、朝日新聞や毎日新聞の記者が騒ぎますよ」

稲田氏が活動家やマスコミを焚きつけるかのようだ。関係者、LGBT当事者らを驚かせたのは一昨年、トランスジェンダーの社会・文化史研究家の三橋順子氏と面談したこと。

この一件も周辺は頭を抱えた。三橋氏面談も周囲が止めたにも関わらず強行したという。

さらにLGBT絡みで難題が続く。

「昨年制定された『埼玉県性の多様性を尊重した社会づくり条例』は県内外から批判意見がありました。同条例を推進した田村琢実埼玉県議は『稲田朋美埼玉後援会』の代表です。そうした縁もあって党幹部、大河内秘書も田村県議に慎重な対応をするよう求めたのですが、田村県議が全く聞き入れなかったのです」(同前)

当時の状況を聞こうと田村県議にも質問状を送付したが結局、返答はなかった。人権絡みでありがちな“聞く耳持たぬ ”というものだ。

まさか田村県議がLGBTに夢中の稲田氏に忖度して推進した訳でもあるまいが、傍目には「人権救済」というよりも「自分が輝きたい」という思惑を感じずにはいられない。その辺りが表題の“キラキラ政治 ”というものだ。

いずれにしてもLGBT法案は可決される見通しであり、稲田氏にとっても本望だろう。ただ問題はまだ続く。稲田氏のかつての支援者はこう嘆く。

「政治主張の変節を見て、地元(福井市)で稲田さんの落選運動が起きたんですよ。ところが2021年の総選挙は前回(2017年)よりも2万票も増えました。このため“落選運動に負けなかった。私の主張は間違っていない ”と自信をつけて成功体験になってしまったんです。彼女自身、実は理念などなく周囲に担がれやすいタイプ。なのでまた突拍子もないことを始めないといいですが…」

LGBTで輝くアタシという軽薄短小さが滲み出る稲田氏。その上、担がれやすいとはますます女性版・鳩山由紀夫になってきた。

Jun mishina について

フリーライター。法政大学法学部法律学科卒。 月刊誌、週刊誌などで外国人参政権、人権擁護法案、公務員問題などをテーマに執筆。「平和・人権・環境」に潜む利権構造、暴力性、偽善性を取材する。

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LGBT ゴリ押しも 2万票増で キラキラ政治に邁進!「鳩山由紀夫化」する 稲田朋美の 軽薄短小」への3件のフィードバック

  1. 匿名

    示現舎VS解放同盟は私の知ったことでは無い。
    解放同盟と関係ないほとんどの部落民を巻き込むなと言うこと。
    同和団体の不祥事を追及することはどしどしやっていただいて結構だし応援もしてるが、、、
    #99ade591527e414e4416449942396b7b

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