「総選挙後にXデーがある」。熱海市土石流で刑事告訴された天野二三男氏の今後をめぐって報道陣らからこんな声が漏れてきた。Xデーはあくまで隠語。意味は各々のご想像にお任せするが、11月中に何らかの“ 動き”があると囁かれる。10月28日には天野氏関連物件である小田原給食センター(同市府川)などに静岡県警が家宅捜査を行ったのもそのサインか。複数の関係者が捜査対象になるとみられるが、小田原市内の天野氏の協力者諸氏も戦々恐々といったご様子。何より同市・守屋輝彦市長自身が天野氏、そして伊豆山メガソーラー設置の篠崎氏と“ 昵懇”のようで…。(タイトル画像は『HUMAN RIGHTS』(『自由同和』神奈川県版vol.167)より。なぜかマスキング処理)。
天野氏からのメッセージが来た!
本題の前に緊急報告。熱海市土石流問題をめぐっては7月6日の配信記事以来、天野氏と接触を試みてきた。他メディアには応じた痕跡があるが、残念ながら弊社からの連絡は応答がなく現在に至る。また携帯電話のショートメッセージでも取材申し込みをしたが返信は来ず。天野氏の事業に対しては多々の疑問点があるが、しかし事実関係は適切に報じるべきだ。そんな折、とある元天野周辺人物が「父親が天野に殺された」とマスコミ各社、熱海市被災者に触れ回っていることを知った。そこで天野氏に「事実関係が異なるからその点は明確に否定された方がいい。その点を含めてお話をうかがいたい」とメッセージを送っていた。
すると天野氏関係施設に家宅捜索が入った10月28日21:36、天野氏から突如、ショートメッセージが入る。
貴方の言う通りだと思います。落ち着いたらメールやり取りからしたいと思います。
(原文ママ)
文通相手からようやく返事が来たかのような興奮に包まれたが残念ながらやり取りはここまで。決して犠牲者、被災者を軽視している訳ではないが、当サイトの関心としてはなぜ天野氏が同和団体の活動に手を染め、そして行政、政治家とどんな折衝や交流があったのかぜひ知っておきたい。むしろそのことが土石流解明、ひいては同和不祥事の再発防止にも寄与すると考える。天野氏におかれてはこの際、協力的な政治家、行政関係者を明かした方がご自身のためかもしれない。もし本稿をご覧になったらぜひ機会を頂戴したい。
篠崎氏と芸能界の ご意見番、坂上忍氏のニアピン
そして本題へ。今回のテーマは表題通り天野氏と伊豆山盛り土付近のメガソーラー設置事業者、篠崎透氏、そして小田原市・守屋輝彦市長の三者がつながりだ。まずは小話から始めてみよう。
ご承知の通り、コロナウイルスは生活様式、社会構造、文化、習慣に変化をもたらした。芸能界、テレビ番組も同様だ。そこで感染症対策の観点からロケが不要な「報道バラエティ」「情報バラエティ」といった番組が昨今、存在感を高めている。本来は特別な知見もない芸能人が熱り立ち政権批判や社会論評するのは今や定番シーン。
こうした“ タレント論壇”の舞台で最も際立つ存在が『バイキングMORE』(フジテレビ系)の司会者、坂上忍氏かもしれない。特徴としてはいわゆる「辛口論評」といった一種の電波芸、演出だ。この点においては他司会者、類似番組と差異はない。ただ同番組、著者が見る限り熱海市土石流問題をニュース番組よりも分かりやすく解説していたのが印象的。芸能界のご意見番、坂上氏も神妙な面持ちで耳を傾けた。そんな坂上氏、とある番組内で天野氏周辺人物と“ ニアピン”していたのをご存知だろうか。
市関係者は苦笑する。
「『有吉ゼミ』(2015年6月8日放送)の企画「-坂上忍、家を建てる-」で坂上さんは三心(当時)の篠崎透さんの持ち家へロケに来たのです(笑)」
伊豆山造成や盛り土の解明が進めばマスコミ報道でも篠崎氏が浮上する可能性はある。その時、 坂上氏は…。もちろん坂上氏に落ち度がある訳ではないが、妙な巡り合わせに驚いた。
天野氏、篠崎氏、そして小田原市・守屋市長がつながった!
かくいう篠崎氏、熱海市伊豆山字嶽ヶの土地で天野氏、麦島善光氏と取り引きがあったこと、28日、静岡県警の家宅捜索を受けた「小田原給食センター」敷地の抵当権者だったことも過去報じた。書類上の両氏の関係は“密 ”と判断せざるを得ないが、実に複雑な関係でもある(詳細は次回)。
もう一点、篠崎氏は小田原市・守屋輝彦市長が神奈川県議時代の平成29年、自民党神奈川県小田原市第三支部(代表者は守屋氏)に12万円を寄付していた。篠崎氏は守屋市長の支援者の一人。神奈川県の地域情報紙『タウンニュース』(2020年6月20日号)によると同月9日に篠崎氏は市にマスク2000枚を寄付。守屋氏との記念撮影も掲載されていた。地元企業人というよりもいち支援者としての寄付といった方が早い。
篠崎氏周辺情報としては先の市関係者が気になる情報をもたらした。
「篠崎氏のご長男が小田原市役所に勤務しているのです。官公庁職員で出向してきたのですが、守屋市長と篠崎氏の関係を考えると余計な勘繰りをされかねませんよね」
これも守屋市長との関係上、何らかの事情があるのだろうか。ご長男氏に確認したところ「確かに(篠崎透氏は)父親ですが、私の勤務とは全く関係ありません。以前は別の自治体に勤務していましたし(小田原市は)たまたまです。天野さんの問題? 週刊誌で読んだ程度でしょう。(透氏と)仕事の話などしませんから」と応じた。
次いで守屋市長と天野氏の関係を見ていく。県職員から県議会議員、そして小田原市長になった守屋氏。失礼ながら“政治家映え ”する経歴でもない。ひと頃、ニュースを騒がせたのは昨年5月の市長選で「コロナ対策ひとり10万円」を公約に挙げたこと。市長就任後、実現不可能としたことから市民から「公約違反」との指摘を受けた。守屋市長をめぐっては正直、地元であまり良い評判を聞かない。もちろん先の10万円問題もあるが、守屋市長のバックボーンも関係してくる。
「小田原市荻窪の守屋というのは昔から有力者なんです。輝彦さんの父、喜代松さんも県議会議長を3回務めています。つまり二世で“昔からの地盤と看板でやっている ”と見られがちです」(地域住民)
補足だが荻窪とは小田原市役所の周辺地。その隣に久野がある。久野は天野氏、篠崎氏、両氏とも縁ある土地。また「伊豆山造成の初期工事を知る元社員も久野に住んでいましたが、天野氏企業を辞めまた久野から離れています。私が知る限りまだ名前は浮上していませんが…」(元関係者)との証言通り、荻窪・久野周辺は天野氏人脈の色が濃い。
話を戻す。
現職の加藤前市長を僅差ながら破ったのもこの通りの有力者家系が少なからず作用したに違いない。そんな地元有力者、守屋市長と天野氏とのつながりが自由同和会神奈川県本部で確認できた。
『HUMAN RIGHTS』(『自由同和』神奈川県版vol.167)によると2019年11月17日に開催された「自由同和会神奈川県本部第32回定期研修大会」に守屋市長(当時、県議)が来賓として出席。
同誌ではこう報告されていた。
大会開催当時小田原市長選に立候補を表明していた守屋輝彦元神奈川県議会議員(現・小田原市長)より神奈川県本部のこれまでの活動に対する評価とご祝辞を頂戴し、今後も自由同和会神奈川県本部の活動支援を継続することをお約束いただきました。
守屋市長は自由同和会神奈川県本部の活動に理解があるようだ。自由同和会自体、自民党の関連団体といっても誤りではない。守屋市長は県議時代、自民党から立候補し市長選では推薦を受けた。よって自由同和会との交流は十分ありえる話だ。とはいえ今後、守屋市長は天野氏の「協力者の一人」と目されるであろう。
そして一連の関係性についてある土地取引を指摘せざるを得ない。
「小田原市板橋字香林寺山」という土地が天野氏、篠崎氏、小田原市の関係を物語る。同地は平成20年、天野氏から篠崎氏に所有権が移り、平成22年に小田原市に転売された。天野氏企業元社員によれば「篠崎氏は転売益を得たといいます。市への転売はもちろん天野氏の影響があります」と漏らす。
守屋市政下の取引ではないが天野氏、篠崎氏、小田原市の利害関係は見逃せない。
これまでの交流を含め守屋市長が天野ー篠崎両氏と「無関係」という訳にはいくまい。
あるいは以下の取り組みにも疑いの目を向けざるを得ない。
小田原市は熱海市土石流を受けて独自に盛り土造成地の点検を実施したが、問題はなかったという結論だ。過去の小田原市と天野氏の関係を考えるに点検も“忖度 ”が働いたと勘繰りたくもなる。それに不信感を抱く市民は少なくないだろう。もとより実際に市民から著者へ疑問が投げかけられたからこの通り、記事で指摘したのだ。
これまで得た疑問や事実関係を守屋市長に問うべく「自由同和会研修大会の出席の経緯」「天野氏、篠崎氏との関係」などの質問状を同市広報広聴室に送付した。すると同室名で
守屋市長への質問状について、内容を拝見しました。恐れ入りますが、いずれの質問も小田原市の市政運営とは直接関係がないため、回答は控えさせていただきます。
この通り守屋市長からは「ノーコメント」という顛末だ。土石流とは直接関係ない守屋市長だが、いずれ公の場で天野氏らとの関係について説明を求められることだろう。
『HUMAN RIGHTS』(『自由同和』神奈川県版vol.167)のリンクが、間違ってローカルPCのデスクトップになってます。
申し訳ありませんでした
事実確認をもう少し調査してから記事を書いてくださいませ。
メディア関係者が敷地内不法侵入で、戸塚トンパック造成の撮影をするのはまずいですね。
第三者の敷地に入り無許可撮影をしてました。
地主さんにも注意しておいてくださいと頼まれています。
三品さんと、もう1人で無駄侵入している事聞き込みで分かりました。
おきお付けくださいませ。
利害関係無し、無関係な第三者の敷地で無許可撮影はまずいです。
平塚市のことでしょうか?
特に注意書きがなかったので撮影させていただきました。
>利害関係無し、無関係な第三者の敷地で無許可撮影はまずいです。
ちなみにどの場所のことでしょうか。
神奈川 戸塚 トンパック造成と記載しております。
地権者が二人いても、一件しか立ち入り許可を得てませんでした。示現社さんが挨拶した方とは別の所有者です。
聞き込みや登記簿を取ればわかるはずですね。
前の、付属写真の場所は別の地権者で、立ち入り許可などはなかったことを敷地所有者から確認しております。
立ち入り許可を得て撮影しているのは、私と別メディアです。
示現社さんの挨拶などは一切無かったことを地主さんから言われました。
地主の方は御立腹でした、おきおつけくださいませ。
付属写真は、小田原給食センター 本日もガサ入れしてました。
静岡県警 30人体制くらいです。
そうですか。
では地主様、大変申し訳ございませんでした。
今後は「おきお付け」ます
キラーTさんへ
「事実確認をもう少し調査してから記事を書いてくださいませ。」
何を根拠にこの言葉を言っているのか解りませんね。
何について事実確認が足りないのか、具体的に書いてください。
じゃないと単なるガキの論争になってしまいますよ。
大人の論争をしましょう!
Twitterに記載して削除されてますが..父親の関する事です。
削除される内容という事なので..コメントは差し控えます。
三品さんにも指摘されて注意されておりますので、
具体的にはもう記載致しません。
古人のプライバシー問題も有ります。
他者のページに細かく書いて問題になったら、
示現社様に迷惑をかける事に繋がります。
私は、注意点を伝えていただけですよ。
『論争をする必要は有りません!』
叩く相手は悪さをする者では有りませんか?
注意と、叩きは違いますけど…
『被害者が被害を拡大する』事などが天野グループの特徴です。
ご参考程度に覚えて置いてくださいませ。
白石さんとキラーTさんと分けてコメントされてるのは何か意味がありますか?
実名を隠しているわけで無いという事です。
キラーT 想いの強いハンドルネーム
意味は過去ツイートで説明してました。
論争をするつもりも有りません。
叩くのは悪さする相手ですから..
キラーTさんへ
コメントありがとうございました。
ご意志は良く解りました。
「天野二三男の全てを知る男」という方なので何かお考えがあるのでしょう。
がんばれ三品、応援するからマジがんばれ。
ただ、本当に取材が甘い。
https://www.townnews.co.jp/0607/2017/01/28/367871.html
市長の父について、名前わかるなら検索すれば一発でわかることを怠らないでほしい。
地元じゃ市長は歴とした政治家だよ。
A氏S氏が直接市長を支援しているのではなく、A氏の薫陶を受けた者が現役世代として、地元経済界で幅を利かせ、市長支援者の筆頭となっている。
A氏は過去の人。
これまでの悪行を暴きつつ、その威光や手法が誰にどう受け継がれ、悪者がのさばりつつける現実を明らかにしてもらえないだろうか。
期待する。
叱咤激励ありがとうございます。
なかなか小田原市長のお父さんやお爺さんのことまでは
知らないので地元の方に聞いた証言をそのまま紹介しました。
守屋市長が勝ったのは前市長の加藤さんがあまりにも地元を冷遇しすぎたためです
地元中小企業にそっぽをむかれてしまったんですよ
なので守屋さんじゃなくて加藤さんじゃなければよかったんです
小田原市の職員に天野兄の影響力がとても強かったというは真実でしたが、守屋さんとのつながりに関しては?です