芦原連合自治会長詐欺事件の 裁判始まる!

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By 三品純

弊誌も長らく報じてきた和歌山市連合自治会長の詐欺事件。2月10日に初公判を迎えたわけだが、その前に2月4日、金井克諭暉よしゆき被告が15万円の業務上横領で再逮捕された。もちろん金額の多寡を問わず横領は違法行為だが、それにしても15万円で再逮捕とは金井を絶対に許さないという捜査陣の意欲が見える。

還暦祝いのパーティーの金井氏。右は演歌歌手の山川豊氏。金井もカラオケ好きだという。

金井をめぐる2月の動向については時系列で追っていこう。先述した通り今月4日、金井は15万円の横領で再逮捕された。5日付の毎日新聞によると、2019年1月8日、金井委員長を務める「芦原地区行事実行委員会」のうち、15万1400円を共謀の男性に引き出させ、和歌山市内で飲食費として使ったという。

金井の飲食や遊興と言えば「いきつけのうなぎ屋で昼間から薄めの水割り」(知人)であるとか「カラオケ好き」(同)という。この15万円も時期的に考え関係者との新年会費用との推測がある。ではそこで「共謀男性」とは誰か、というのが専らの関心事。やはり金井や連合自治会を知る建設業者によると

「この共謀男性とはS氏の可能性が高い」

と囁くがこの人物も連合自治会の役員経験者で金井の“ 手下”とまで言わないが非常に近い人物。

「もともと芦原の連合自治会は盆踊り、夏祭り、敬老会の行事を取り仕切るのが主業務なんです。その行事のために集めた金銭を横領したと思われます」(同前)

それが自分に火の粉が飛ぶ! という恐れから共謀男性が“金井を売った ”という見立てもあり得る話。もちろん金、そして同和・在日という心理的恐怖、行政も含めこの2点で地元は金井に屈服してきたわけだ。逮捕され捜査陣も「絶対に見逃さない」という強い方針があり、これ以上金井を擁護する必要はないとの思惑も伝わってくる。

噂のゴルフクラブはまだ芦原文化会館に

さて2月10日の初公判だが、残念ながら本誌も『全国部落調査』裁判と期日が重なったこともあり傍聴できなかった。しかし地元メディア関係者によれば

「約60席ほどの法廷が8割程度埋まっていました。そのうち若い女性が目立ったのが印象的。同和問題に詳しい元議員やこの事件を最もよく報じている毎日新聞記者が来ていました」

通常、解放同盟関係者や関西生コン、あるいは暴力団関係者だとシンパが傍聴席を埋めるというのが定番だ。しかしこの話からすると金井の支援者が法廷を占拠するというほどではなさそう。

和歌山市が連合自治会問題について聞き取り調査をした企業リスト。下部を見ると「応じなかった」企業もあることがお分かり頂けるか。

さて初公判では金井の罪状が読み上げられたが、名が挙がったのが平成28年に芦原認定こども園の設計業務を請け負った田淵建築設計事務所という。これは近年、芦原地区で最も大きな公共事業だけにそこで金井が食い込もうとしたのは当然のことだろう。

現在、建設が進んでいる。

少子化の時代で、ここ芦原地区でも「子供が減った」という声があるにも関わらずなぜこれだけ巨大な施設が必要なのか不思議だ。

また先のリストを見ていただくと分かる通り、この期に及んでも一部企業については不開示としている。こうした和歌山市の態度や方針が市民たちの疑心暗鬼を生むわけだ。

金井が占有していた芦原文化会館の応接間。とても豪華だ。

かつては還暦のパーティーで盛り上がり「会長」とすり寄ってきた人々も離れつつあるが、それでも戻ってきた時の恐怖に包まれるのが和歌山市役所の面々。

「芦原文化会館の事務所に金井の私物であるゴルフクラブが置いてあったことも報じられました。しかしまだゴルフクラブは会館の倉庫にあるそうでなんでも“ 本人が取りに来ないから”という話です。これまでの過去を考えると金井に遠慮しているとしか思えないですが…」

芦原文化会館と言っても実質、同和事業で建設されたものであり、まるで金井や連合自治会の「私物」と言っても過言ではない。

「編み物教室で使用したい、と申請しても絶対に貸してくれない」(新婦人女性)

というのは共産系の新婦人を意識したわけでもあるまいが、とにかく金井・連合自治会絡みではないと利用できない不可解な実態があった。こんな話もある。

「同館で自治会連合会の会議が開催されるということで、会議室にイスや机がセッティングされていました。机の上にはすでにネームプレートも置かれており準備は整った、と。だから使用不可というのですが、その会議というのが10日後というから呆れました。つまりその間、誰も使用しないということでしょ? 芦原文化会館の使用状況は年間で見た場合、空白だらけかもしれないですよ」(地元団体関係者)

芦原文化会館が地元に開放されていないのは明白。つまり金井ら芦原地区の活動家たちが“ 勝ち取ったもの”という意識が影響したもので、それを和歌山市側が配慮・忖度したのは言うまでもない。地元関係者は金井本人と同様に市の対応にも怒っている。金井‐企業との関係ではなく、裁判で金井‐市役所の関係も解明されるだろうか。

次回公判は3月23日、和歌山地裁。新事実や新証言が出てくれば面白い。

三品純 について

フリーライター。法政大学法学部法律学科卒。 月刊誌、週刊誌などで外国人参政権、人権擁護法案、公務員問題などをテーマに執筆。「平和・人権・環境」に潜む利権構造、暴力性、偽善性を取材する。

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