全国「くろんぼ」探訪(2)―静岡県静岡市 クロンボ

カテゴリー: 全国「くろんぼ」探訪 | タグ: , | 投稿日: | 投稿者:
By 宮部 龍彦

「くろんぼ」という名前のスポットをグーグルマップで検索してみると、その所在には偏りがあることが分かる。日本海側よりは太平洋側に多く、特に太平洋ベルト地帯に数多く分布している。もちろんそれは、人口の多さ、経済活動の活発さを反映しただけなのかも知れないが、それだけでは説明がつかないのが静岡県である。

静岡県には「クロンボ」という店が4軒もある。これらはどうも同じ系列の店らしい。

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ということで、静岡市葵区古庄にあるクロンボにやってきた。

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店の横には、黒地に白で書かれた看板がある。字が消えかけていて読みにくいが「くろんぼ本部」とある。ここが静岡県のクロンボの本部なのだ。駐車場横の看板は「クロンボ」なのに、ここは「くろんぼ」と平仮名表記になっている理由は不明である。

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何はともあれ入店しようとしたら、予想外の事態が。年中無休のはずなのに、なんと閉店中である。

よく見ると、厨房機器の入れ替えのために数日お休み中とのこと。運が悪かった。

仕方がないので、別のクロンボに行く。

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車で10分ほどのところにある、クロンボ曲金店に到着。こちらの看板のほうが年季が入っている。

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こちらのクロンボも閉店中だった。しかし、よく見ると営業時間が本部とは違うだけだった。年中無休ではないが幸いにも今日は休みではないということなので、開店の11時まで待つことに。

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昼食時に来たら、主に営業車と思われる車が多数駐車場に止まっていて、賑わっていた。

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1000円のハンバーグランチを注文。ハンバーグは肉々しい味わい。ごちそうさまでした。飲み物はコーヒー・紅茶が選べ、デザートにソフトクリームが付いてくる。

さて、なぜ「クロンボ」なのか。

店は以前のオーナーから引き継いだのでよく分からないが、当時ちびくろさんぼが流行っていたので、その時の乗りでクロンボにしたのではないかとのこと。店ができたのは40年ほど前で、確かに当時はちびくろさんぼの本が必ずと言っていいほど幼稚園、保育所、小学校にはあった。

悩みは「店の名前が放送禁止用語らしいので、テレビや雑誌に取材に来てもらえない」こと。ただ、1回だけ静岡放送が来たことがあったという。

念のため「黒人差別をなくす会」について聞いてみたが、知らないという。

静岡には黒人差別をなくす会の手が及ばなかったのかも知れない。もちろん、これだけでは判断できないが。

宮部 龍彦 について

ジャーナリスト、ソフトウェアアーキテクト。信州大学工学部卒。 同和行政を中心とする地方行政のタブー、人権ビジネス、個人情報保護などの規制利権を研究している。「ネットの電話帳」管理人。

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