【岐阜維新】大垣市・小田環市議に離党勧告 政活費で「グミ」購入の山田良司支部長(5区)はなぜ不問?

By Jun mishina

政治資金からキャバクラやラウンジに支出していた日本維新の会・奥下剛光衆院議員に批判殺到中だ。維新関係者の政治資金の使途をめぐっては国政に限らず地方でも不可解な動きがある。日本維新の会岐阜県総支部では「党勢拡大に非協力」を理由に大垣市・小田環市議に離党勧告が科されているがその裏で政治活動費でグミなどを購入していた山田良司支部長(5区)は不問なのだ。(写真は岐阜維新メンバー。右から2番目が小田市議)

進む与党化の一方で相次ぐ離党者

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自民党との連立によって着実に与党化している日本維新の会だが、地方組織は脆弱である。正確に言えば2023年の統一地方選で774人もの地方議員を当選させ当時は「維新旋風」とまで言われたもののその後、離党者が相次いだ。

一つにはあまりに厳しい「身を切る改革」だろう。議員が自らの報酬をカットすることで既得権益の見直し、行政の無駄削減を迫ってきたものだ。ところが報酬が安い地方議員にとってはあまりに負担が大きい。また筆者も過去記事で指摘してきたが、党に不都合な議員に対して身を切る改革の未達を理由に排除してきた経緯がある。

またルール自体も曖昧なのだ。ある地方議員は声を潜める。

「各議会で報酬削減を提案しているのか党本部は確認しているのでしょうか。ウチの議会の維新議員は報酬削減なんて一度も提案していませんよ」

他の自治体議員ならば除名処分もありえるのに、容認されるケースもある。要は党本部の胸三寸。もし党にとって不都合な議員であれば離党勧告を受けるに違いない。一方で秘書や親族の会社へ公金支出していたいわゆる「公金還流問題」で幹部や国会議員が処分された話は聞かない。逆に地方議員に対しては異様に厳格だ。現状、維新の市町議員は国会議員を支えるコマに堕している。

内部からも「このままでは仲間がいなくなる」との危惧もあるが、「離党勧告」はまだ続くだろう。

維新の絶頂期だった2023年の統一地方選で当選した大垣市・小田環氏もその一人だ。今、小田氏は党勢拡大に非協力的だったとして離党勧告を受けているという。

政治活動費でグミ、ピュレリング購入はお咎めなし?

「党勢拡大に非協力」とは維新が除名処分、離党勧告を下す場合、よく使用されるワードだ。東海地方では日本維新の会静岡県総支部所属だった元富士宮市議・中村憲一氏(現日本保守党・衆院東海ブロック候補)が印象的だ。他党の候補を応援したことが「党勢拡大に非協力」として支部長を解任された。しかし中村氏の処遇は党の思惑というよりも「秘書へのパワハラも原因」(関係者)との証言もあり、決して理不尽な処分ではなかった。

だが一方で大垣市・小田市議についてはどういう点が「党勢拡大に非協力」だったのか伝わってこない。離党勧告に相当するような事態が起きていたのだろうか。

むしろ元下呂市長、元衆院議員で岐阜県第5区支部長・山田良司氏の政治資金は疑問だらけだ。度重なる政治資金収支報告書の提出の遅れ、実態のない事務所、異常に高額な光熱費などの問題を指摘した。

政治資金収支報告書の提出の遅れについて山田氏は「問題ない」と繰り返したが、そうはいかない。

大阪府の松浪武久府議は2023年、同報告書の遅れを理由に離党勧告処分。現職だけに限らない。同年、神奈川4区の支部長だった高谷清彦氏が同職を解任された。ところが山田氏の場合、処分がないまま支部長に収まっている。

「約50万円の公認費が支給されており、まるで〝生活保護〟のようだ」(地元有権者)と揶揄されるのも無理はない。

さらに地元オンブズマンは今年10月11日に山田氏が提出した日本維新の会岐阜県第5選挙区支部の少額領収書を見て驚いたという。

「政治活動費でグミやピュレリングを購入しているのは問題ないのでしょうか。また維新の場合、県外で活動をした場合の飲食は政治活動費としても認められますが、県外の飲食は党規違反です」

領収書の紛失があり、必要経費の履歴は手書きが目立つ。選挙管理委員会がこうした報告書を受け付けたというのも不思議だが、こうした問題は党内で問題にならないのだろうか。

小田氏への離党勧告に最も熱心だという岐阜市・林大貴市議は「小田氏への離党勧告については現在、話し合いが続いています」と認めた。また小田氏に対して離党勧告が検討されるのに対して山田氏の政治資金問題はなぜ不問なのかを質問した。

「その点については分かりません。党本部に問い合わせてください」(林市議)

維新の規約からすればむしろ山田氏の政治資金収支報告書の方が問題行為ではないだろうか。

肝心の山田氏にグミ、ピュレリングを購入したのはどう政治活動と関係しているのか確認してみたが、回答はなかった。山田氏は首長、国政の経験もあるベテランだ。また山田氏自身も「政治と金」の問題を追及してきた一人。自身の使途についても問題意識を持ってほしいものだ。

Jun mishina について

フリーライター。法政大学法学部法律学科卒。 月刊誌、週刊誌などで外国人参政権、人権擁護法案、公務員問題などをテーマに執筆。「平和・人権・環境」に潜む利権構造、暴力性、偽善性を取材する。

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