【緊急告発】国連ロゴも不正使用 大野寛文・伊勢市議「元国連理事」は経歴詐称の決定的証拠を入手!

By Jun mishina

元国連理事こと大野寛文・伊勢市議が理事長を務めた伊勢神宮の奉仕団体「公益社団法人日本青伸会」は解散となり一般社団法人に移行する見通しだ。もとは「元国連理事」という肩書を名乗って青伸会や保守メディアに接近した大野氏。保守派の間で持て囃されているが、同氏は〝経歴詐称〟が発覚して所属先の国際NGO「IDIO」から退会処分を受けていた。(写真=伊勢市議選でも元理事を自称)

「国連の理事ではありません」と声明

(トラブルメモ)元国連理事を名乗る大野寛文・伊勢市議が伊勢神宮の奉仕団体「公益社団法人日本青伸会」の代表理事に就任するも、運営上の問題が続出し内閣府から行政指導を受けた。結果、会は解散となったが、大野氏は「国連関係」などと自称し活動を続けている。

3月末、国際連合(UN)の経済社会理事会から「特殊協議資格」を認定された国際NGO「国連経済社会理事会諮問地位IDIO-DevNet」のWebサイト上に「【重要】IDIO-DevNetの定義と活動に関するお知らせ」と題した声明文が掲載された。

なお特殊協議資格とは国連経済社会理事会(ECOSOC)がNGOに与える資格で、国連会議への出席、発言、意見表明が可能になる。声明文は以下の通り。

IDIO-DevNetは国際連合(UN)の経済社会理事会から「特殊協議資格(Special Consultative Status)」を認定された国際NGOです。国連そのものの内部組織や行政機関ではありません。IDIO-DevNetの理事は「国連の理事」ではありません。弊団体の役員はあくまで「NGOの理事」であり国連本体の理事(国連事務総長や各国代表等)を指すものではなく、そのような自称も一切行っておりません。周囲の方々が便宜上「国連の〜」と略して呼称されるケースがあるようですが、公式な場においてあくまでもNGOであることを明確にするよう指導を徹底しております。私たちIDIO-DevNetは国際連合から認められた「Special NGO」としての誇りを持ち、適切な規律と活動を持って社会貢献に励んでおります。周囲の皆様におかれましても事実に基づかない憶測や誤った呼称に惑わされることのないよう正しくご理解いただけますと幸いです。

表現こそ穏やかだが「元理事」と自称、詐称する行為に対する警告文という読み方もできる。そして事情に通じた関係者は大野氏を想定して作成された文書だと察知した。

日本誠真会・吉野敏明党首との対談動画より。「元国連理事」の文字が。

大野寛文氏は同団体の「元理事」と名乗り活動を続けてきたのはご存知の通り。YouTubeの保守系番組などでは「元国連理事」という肩書が使われた。昨年10月の伊勢市議選でも大野氏は「国連経済社会理事会での総合諮問資格を持つ機関元理事」と名乗っており、街宣車にも堂々と書かれた。

IDIOの声明文にもある通り、同団体は国連の構成団体ではないし、行政機関でもない。「元国連理事」という名称自体が存在しないのだ。

国連の会議に参加経験を持つNGO関係者X氏は大野氏の経歴や言動に疑問を持つ一人。X氏が大野氏の過去について調査したところ驚きの事実が判明した。

楽天のエンジニア? 2022年に退会処分になっていた

「もともと大野氏は異業種交流会によく参加していたそうでその席上、IDIO関係者と接触したそうです。〝楽天のエンジニアとして働いていた〟とか〝日本有数のIT企業の社長を務めている〟などと売り込み、2022年4月に組織員として採用されました」(X氏)

ある時は楽天、またある時はドン・キホーテ、職歴はあまりに漠然としている。それでもIDIOに入会できたのは、よほど売り込みが巧みだったのだろう。ところが大野氏の経歴・素行が問題視された。

「今は手術で消したようですが、NGOで活動していた当時は腕の入れ墨がはっきり見えました」(同前)

結局、大野氏は2022年11月に中国・上海のIDIO本部から国連諮問機関組織員の解除が通達されたという。一般企業でいえば、懲戒処分に近い扱いとみてもよいだろう。

WORK LERMIT(手帳)、名刺、バッジの返却を条件に団体側は穏便に済ませるはずだった。ところがX氏によれば大野氏はいまだに手帳、バッジを返却していないというのだ。

それどころかセミナーなどで参加者に手帳を披露し、「国連の職員」であったかのように信じ込ませてきた。

本来、契約解除後は国連諮問機関の名称を用いた発言や利用を禁じられたことだ。ところが選挙活動、セミナーなどでもプロフィールに「国連諮問機関」といった用語を用いている。「IDIOとは名乗っていない」から問題ないという考え方なのだろう。

現在もプロフィールには「国連経済社会理事会での総合諮問機関の元理事」と記載している。「総合諮問機関」という用語でさも公的機関のように印象付けているが、IDIO側が説明している通り国連の内部組織や行政機関ではない。それ以前に大野氏は理事でもない。

かつてはYouTubeなどでも元国連理事という肩書きが使われてきたが最近は「国連関係組織に所属」→「国連関係で働いた」と徐々にスケールダウンしている。設定が変更しているようだ。

IDIOに事実関係を確認したが「取材はご容赦ください」という回答だった。

以前は堂々と元国連理事を名乗っていた。(YouTube『大野が追求する世界の真実』より)

真に受けやすい保守派は絶好のカモ

それにしてもいわゆる保守派なる面々は本当に不思議だ。普段はあれほど国際連合を忌み嫌うのに、なぜ元国連理事を名乗る大野氏を「国際政治通」のように信奉するのだろう。それもIDIOは保守派が嫌う中国に本部があるNGOだ。

ある伊勢市民はこう話す。

「大野氏がネット番組上で〝国会議員の600人くらいは帰化人〟と発言したことが話題になりました。そこで本人に連絡して根拠を尋ねてみると〝知り合いの中国人から聞いた〟と答えたのです(笑)」

つまり根拠などないのだ。ところが大野氏の国会議員600人が帰化人説はSNS上でも広く拡散された。とりあえず「中国」というワードを持ち出せば解決する保守派の感情的訴求を利用した悪質なデマである。

それでもネット上の信奉者たちは「国際問題の専門家」のように大野氏を讃える。もちろん学歴が万能ではないが、大野氏は高卒。大学・大学院で国際政治、語学を学んだわけではない。もしIDIOでの活動をもって「国際経験」とするならば、先述した通りIDIOの在籍期間は僅か半年程度に過ぎない。それも在籍履歴は除名になった以上「無効」である。これで国連の何が分かるか、という話だ。

しかも退会処分を受けたIDIOの過去を「総合諮問機関の元理事」と誇るメンタルの強さはむしろ感心すらしてしまった。もっとも退会処分といったところで「中国の陰謀で追放された」などと説明すれば保守派の信者たちは余計に心酔してしまうだろう。

IDIOから退会処分を受けたことなどについて大野氏に質問状を送ったが反応はない。

また大野氏を持ち上げてきた面々はこのような過去をどう思うのだろう。中でも『日本文化チャンネル桜』は大野氏を複数回、番組に呼び重用してきた。

プロデューサーの井上敏治氏に経歴問題について質問してみた。

—「国連経済社会理事会の総合諮問資格を持つ機関」と番組で紹介されていましたが、どのような団体のことでしょうか?

大野氏ご本人からご指定いただいた肩書でご紹介しております。

—大野氏は経歴や素行が問題視され国際NGOから除名通知になっています。そのような説明はありましたか。

大野氏の経歴はご本人からある程度はお聞きしておりますが、詳細は把握しておりません。

—経歴詐称の過去を持つ大野氏の出演にあたり御社のコンプライアンス、信頼性が疑われかねませんが問題ないでしょうか?

大野氏が番組出演の際に、国連諮問機関に再度ご確認いただいた上で、現在の肩書でご出演いただいております。

—なぜ大野氏を起用したのかお教えください。

知人からのご紹介ですが、お名前は情報源の秘匿とさせていただきます。大野氏の発言内容の評価につきましては控えさせていただきますが、我が国を憂う地方議員のご意見としてご紹介しております。

井上氏によれば大野氏は番組に出演するにあたり国連諮問機関に再確認したという。これも疑問が残る証言だ。手帳とバッジをIDIOに返還していない大野氏がわざわざ再確認したとは考えられない。

「中国批判」と「壮大な陰謀論」、たったこれだけで一躍、スター論客になれるのが今の保守業界。NGO、日本青伸会まで手玉にとってきた大野氏にすれば保守派の信奉者など赤子の手をひねるようなものだろう。

だが「国連経済社会理事会での総合諮問機関の元理事」という経歴は〝看板に偽りあり〟である。しかもIDIOとの約束からすると、国連機関を匂わすこと自体が信義に反する行為だ。怪しげな過去を持つ大野氏が語る神道、日本文化にどれだけの価値があるのか不思議でならない。

Jun mishina について

フリーライター。法政大学法学部法律学科卒。 月刊誌、週刊誌などで外国人参政権、人権擁護法案、公務員問題などをテーマに執筆。「平和・人権・環境」に潜む利権構造、暴力性、偽善性を取材する。

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【緊急告発】国連ロゴも不正使用 大野寛文・伊勢市議「元国連理事」は経歴詐称の決定的証拠を入手!」への1件のフィードバック

  1. 白山のび太くん

    警察は、静岡県伊東市の女性前市長の公選法違反容疑の捜査よりも、この「国連の(元)理事」という経歴詐称の公選法違反の容疑で徹底的に捜査すべき!

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