二階氏側近、門博文衆議院議員が着た 紫法被の怪

カテゴリー: 政治 | タグ: | 投稿日: | 投稿者:
By 三品純

2016年に施行された「部落差別解消推進法」の制定に関わった自民党・門博文衆議院議員(二階派)が自身のYouTubeチャンネル「まち門ひまわりTV」Vol.9で同法の成立経緯などを報告している。放送は部落解放同盟和歌山県連合会・藤本哲史執行委員長、同・宮本修作書記長との対談形式で進められている。雄弁に部落差別を語る門氏だがこの人物が語る「人権」に胡散臭さを感じずにいられない。そして和歌山での人脈を辿っていくと一層、「人権」が安く見えるというものだ。

部落差別撤廃のために「部落」を掲げた謎理論

動画は門氏が部落解放同盟和歌山県連合会・ 藤本哲史執行委員長、同・宮本修作書記長との対談・インタビュー形式で進められている。和歌山市神前の同県連施設前に立ち門氏はこう語りかけている。

部落差別問題というのは未解決のまま長い時間が経過しておりまして特に2002年に同和対策特別措置法が廃案、というか無くなりました。それ以降、同和対策、部落差別問題に対しての法律的拠り所がないまま時間が経過していたんですけど、いまだに無くならない差別に対して法律的に差別はいけないんだということを担保する法律が必要ということで私たち自民党が中心となって特に部落差別解消推進法を議員立法で作ろうという動きがありました。部落差別問題につきましては地域的な濃淡、全国見渡しても差別の強さが一律ではありません。その中で不幸にも和歌山県はどちらかというと全国的に見たらまだ部落差別が解消できてない地域ということで特に和歌山のみなさんからこの法律が必要だと強い声が届けられましてそれが私たち議員が動いていくきっかけになりました。

部落差別問題というのは未解決ということだが、では彼らはどういう状態が「解決」と考えているのか決して明示されない。しかも全国的に濃淡が異なると言っておきながら法律化して「部落問題」を一律化してしまった。

法律に「部落」という名を冠した以上、常識的に考えれば部落問題が固定化してしまう。むしろ差別撤廃と言いつつむしろ「部落差別」が残ることがまるで絶対的な条件のようだ。

そして驚いたのはこのくだり(画像参照)。「部落差別をなくす意志のために部落を残した」というのはまさに本末転倒。むしろ部落という現象を未来永劫、残したいかのようだ。門氏の話によれば和歌山市は「今なお根強い部落差別」というものがあるらしいが、連合自治会長事件はむしろ部落問題、同和行政の闇が引き起こしたものだ。同事件について門氏が何らかの声明を出した痕跡はない。

「根強い差別」と声高に叫ぶ一方でその負の部分に対しては沈黙、だ。

しかも和歌山市、解放同盟に 忖度して 国旗国歌拒否教育を容認!で報じた通り、藤本氏は部落解放杭ノ瀬子ども会で日の丸、君が代を否定する教育を行っていた張本人。門氏はこうした活動も容認するつもりだろうか。不問というならば与党議員失格と言っても決して失礼ではあるまい。

金井被告の還暦パーティーにも出席

二階幹事長と握手する金井被告。右隣に門議員。その後ろに門氏の後援会元副会長、山本房雄氏。その隣が良誠工業の中山勝裕社長。

それにしても和歌山の問題も、現在、報じている三重県津市相生町の自治会長問題といいいずれ「同和案件」でそこにアウトローも絡むから余計に地元でもタブーになっている。

特に和歌山市は同和行政に自民党議員も絡んでおりその有力な一人が門博文衆議院議員というわけだ。現在、業務上横領罪に問われている和歌山市芦原地区、元連合自治会長・金井克諭暉被告と自民党・二階幹事長が握手をしたツーショット写真が話題になった。写真の通り門氏も同席しており、後列右に門氏の後援会元副会長の山本房雄氏、そして左に金井被告と親しい良誠工業(和歌山市松江北)の中山勝裕社長も。

金井氏の還暦を祝う会。中山社長の隣には藤本眞利子県議会議員。右は歌手の山川豊さん。なお藤本県議の夫は解放同盟和歌山県連・藤本哲史委員長。

中央の女性は動画でも登場した藤本哲史執行委員長の妻で、和歌山県議の眞利子氏。中央で指を立てるのがツーショット写真で同席した良誠工業の中山氏。中山氏は金井還暦祝いの発起人であり、金井被告の公判でもこれまで「中山氏は被告側の有力な証人として名が挙がってきた」(地元記者)という関係である。

実はこの還暦パーティーには門氏も出席していた。胸元には来賓のリボンもついている。

中央は中山氏の行きつけの割烹の主人。

不条理なものだ。「根強い差別」の対象であったであろう金井被告が国会議員と有名演歌歌手を招いて派手な還暦パーティーを開いてもらっている。もし金井被告に「同和」「部落」という背景がなければこんな扱いはまずなかったであろう。

というと「部落の一側面を全体のせいにするな」と反論する向きもあるだろう。解放同盟は誰の仕業かも分からない駅や公共施設の落書きに鉄道会社や自治体の首長、幹部職員まで引っ張り出して糾弾してきた。また人権派なる人々もそうした活動を追認してきた。「一つの問題が地域全体の差別体質」と言っておいて、部落問題をバックに行政、公共事業にまで介入した人物に対しては「個人の問題」という。こうした問題を引き起こしたのは紛れもなく同和であり、和歌山市、津市とこう連続も類似した問題が発覚しては「個人の問題」では済まされない。

幹部だけが着る法被を門が着た

一方、地元業者からはこんな不満も出ているのでこれも紹介しておきたい。

毎年5月、和歌山市では紀州東照宮の大祭、通称「和歌祭り」が開催される。同祭の運営にも関わっているのが門氏と記念撮影をしていた良誠工業の中山社長なのだ。

「下請け企業にも強制的に参加や手伝いを求められます」(地元業者)ということで由緒正しい祭りであっても、当事者には面倒な行事のようだ。

前列右から二番目に中山氏。
幹部法被を着る門氏。

全体写真を見てもらうと法被の色が異なるのがお分かりになるだろう。門氏の写真を提供してくれた人物によれば法被の色に特徴があるという。

「写真は初当選当時のものです。法被は役職ごとに色が分けられているのですが、紫は最高幹部が着ます。幹部でもない門氏が紫色の法被なのは議員という立場以上に中山氏との関係で着せてもらったのでしょう」

それに加えてこんな気になる証言も。

「この色による格付けは、和歌山市の旧不良グループのランクでもあるんですよ。そんな場所に門さんが参加して大丈夫でしょうか(笑)」

当サイトが今年1月に報じた同和減免、人権資料館…「芦対協」が和歌山市に仰天要求!という記事をご覧になっているだろうか。中山氏が和歌山市西高松の飲食店で忘年会を開催するというので本人に連絡してみた。この飲食店の店名というのが和歌山市の旧暴走族グループ名にちなんだもの。そして和歌祭にもこのメンバーたちが参加しており、中山氏はリーダー的存在というわけだ。

詐欺、業務上横領の罪に問われる金井と懇意にし、かたや同和人脈、それから和歌山市のアウトロー人脈にも通じる門氏。自身の地盤、和歌山一区ではライバルの国民民主党・岸本周平氏に勝てず比例近畿ブロックで復活当選が続く。選挙の弱さに協力者ならば藁をも掴みたい心境だろうが、掴んだものがアレではこの先もしがらみだらけに違いない。

追記

黄色い法被を着るのが門氏の現秘書。当時は中山氏らが中心となって活動する地元グループの一員でもあった。地元と門をつなぐ役割を担うと見られる。

三品純 について

フリーライター。法政大学法学部法律学科卒。 月刊誌、週刊誌などで外国人参政権、人権擁護法案、公務員問題などをテーマに執筆。「平和・人権・環境」に潜む利権構造、暴力性、偽善性を取材する。

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二階氏側近、門博文衆議院議員が着た 紫法被の怪」への1件のフィードバック

  1. とおりすがり

    門議員は故中川議員の奥様の件もありましたし、二階議員の覚えめでたくても小選挙区では今後も厳しいでしょうね。
    岸本議員は国民ですが保守寄りなのも保守票を持って行かれていると思います。

    藤本議員のツイッター非公開ですね(笑)

    返信

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