記念すべき300回目に訪れたのは、ほとんど知られていないような小さな部落である。これからも本シリーズはメジャーでインパクトのある部落よりも、少戸数部落の特定を大切にしていきたい。
地名で言えば下妻丁、「下町」という部落である。昭和初期の戸数は13、生活程度は悪くなかったようである。

そして、出落ちになってしまうが、当地のこの記念碑が全てを物語っている。現在でもコミュニティの名称として下町が残っており、名字は全て藤本である。しかも、戸数が完全に一致している。

法名があることから浄土真宗であろう。

未指定地区と考えられるが、墓地の擁壁工事が行われたのが昭和60年。その時期であれば同和対策の補助が出ていた可能性もあるが、不明である。

この墓地の隣りにあるのが白山神社だ。

金属製の鳥居が格好いい。

しかし、神社本体は小さな祠である。

それでも、白山神社としっかりと書かれている。

神社から離れると、住民から声をかけられた。実は昨年、賽銭泥棒が出たようで、私も疑われてしまった。別にやましいことはないので問題はないのだが、住民はあまり多くを語りたくないようだった。

こちらが下町集会所。同和対策ではなく、普通の自治会館である。

自動車のスクラップを扱っているような民家があったが、これは外国人の所有になっているようだ。この道の先は、行き止まりになっている。

側溝のあるこの道沿いも部落である。


過去の記録では、農業と草履作りをしていたとのことだが、昔ながらの農家と、それ以外の仕事をしていた家が半々くらいに見える。


気になったのはこのトラック。型式は古いが、朽ちてはいないので、レストアしたら走れそうである。
いくら法律を守っていても、守りながら他人の不利益になるような行為をやっていいのだろうか。撮影許可を取りにいって相手の反応を知ることも部落を知ることになる。部落探訪というなら前もってそれをする義務があると思う。何度同じことを言ったらいいのだろうか。私がそこの住民だったら300%撮影お断りである。
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住民同士をどのように識別していたのでしょうか?
屋号などあるのでしょうか?
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そこまでは聞けませんでした
次回は笠間市笠間かな?
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興味深いのは、すぐ隣に時宗の寺があるのにそこの檀家になっていないことですね。