今度は熱海市の「くろんぼ」にやってきた。同じ静岡県でもクロンボは洋食レストランだったが、こちらのくろんぼは喫茶店だ。
熱海市の中心部にあり、見ての通りレトロなたたずまいである。
メニューはフルーツパフェ、厚切りのピザトースト、スパゲティと、これも昭和の雰囲気が残っている。
店は地下にあるのだが、熱海市の市街地は急峻な場所にあるので、地下と言っても言わば半地下である。建物の土台が崖の下にあって、2階が出入り口になっているのである。なので、ちゃんと携帯の電波も通じるので、ビジネスで来た人が時間をつぶす場所としても支障はない。
とりあえず、コーヒーとケーキを注文して一息ついた。
熱海と言えば温泉。宿泊するまでもなく、通りがかりに温泉に入りたければ、今ではどこの旅館にも日帰りプランがあって気軽に入浴できるそうだ。
さて、なぜ「くろんぼ」なのか?
店ができたのは40年以上前。当時「ダッコちゃん」が流行っていたので、そんな感じで抱きしめるようなあったかい店をということで付けられたという。
「黒人差別をなくす会」について聞いてみると、「そんなのあったんですか?」というような反応だった。
やはり、静岡はくろんぼ安全地帯だったのだろうか。