奥サマのNHK? 和歌山知事選 自民候補を報じない NHK和歌山は“ 岸本周平妻デスク”への 忖度だ!

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By Jun mishina

「忖度」の二文字に小躍りする日本のマスコミ。森友・加計学園問題の渦中で多用されたのは記憶に新しい。その実、「忖度」を最も体現するのがマスコミ諸氏かと。当サイトが昨年から注目する和歌山県知事選でも露骨なのだ。すでに同知事選に出馬表明している岸本周平前衆議院議員の対立候補として今月3日、自民党は青森県庁総務部長で総務省官僚、小谷知也氏の推薦を決定した。だがNHKは一秒一字たりとも報じていない。もしや岸本氏妻が同局報道局経済部デスクだから「忖度」したとか?

梯子を外された 岸本氏、二階派議員は 沈黙

自民党・政界のドン、二階俊博元幹事長の今後の影響力を左右する次期和歌山県知事選。二階元幹事長と近い前衆議院議員、岸本周平氏は二階派グループの後押しもあり自民党候補として有力視された。県内首長選でも岸本氏は自民系候補の応援にかけつけ懸命のアピール。それも知事選を想定しての活動だった。そして今月3日、自民党は和歌山市内で知事選候補者を選出する総会を開催した。

自民党に接近した岸本氏だったが。

ところが自民党和歌山県連が白羽の矢を立てたのが、総務省大臣官房秘書課課長補佐・内閣事務官で青森県庁総務部長の小谷知也氏。

「小谷氏擁立は石田真敏衆議院議員、世耕弘成参議院議員が中心で進めました。二階派対岸田派・清和会という構図ですよ。小谷氏は京都大学法学部を卒業後、02年に総務省に入省。和歌山出身の有望官僚で父親が同県庁OBという点も高ポイントでした」(党関係者)

著者は事前に「自主投票」との情報を得ていたが結果は小谷氏。岸本氏にすれば“ 梯子外し”もいいところだ。先の関係者も苦笑する。

「岸本氏をプッシュした県連会長代行・吉井和視かずみ県議は“ 自主投票にすべきだ”と強く主張していました。それに対して岸本擁立に最も積極的に動いた鶴保庸介参議院議員は沈黙でしたね」

ドンの隣に吉井県議、隣に仁坂知事、右が鶴保参議院議員。

岸本氏にとっては青天の霹靂。だが「過去、二階派特別会員入りした上で知事選出馬という青写真もあったがタイミングを逸しました。和歌山一区の議席を守り抜いた実績からして本来は国民民主党の重鎮になるはずが存在感が薄かったでしょ。要するに優秀でも政局に弱いということですよ」(地元記者)との岸本評も頷ける。

ところが鶴保氏らが白旗を挙げた中で、密かに抵抗したのが「NHK和歌山放送局」なのだ。新聞・テレビ各社が報じる中でNHK報道が確認できない。

NHK和歌山視聴者センターに問い合わせると「報道していません」とあっさり。同和の不祥事ならいざしらず全くスルーなのは不自然だ。自民党の知事選候補者決定はニュースバリューが十分のはずだがどうしたNHK?

岸本氏妻は NHK報道局経済部デスクの 飯田香織氏

なぜかNHKが伝家の宝刀の“報道しない自由 ”を発動!  その理由について先の地元記者は推測する。

「岸本氏の妻がNHK報道局経済部デスクの飯田香織氏だからでしょう」

政治的な理由ではなく単に身内贔屓だった? 飯田氏は慶大卒業後1992年にNHKに入局し、旧経団連、旧通産省、財務省などを担当。ワシントン支局特派員、ロサンゼルス支局長を経て現職。局内きっての経済通で『Bizスポ』のキャスターを務めた。

岸本氏が自民党候補から外れたのは、妻としても不快情報に違いない。そこで周囲が飯田氏に配慮して小谷氏推薦を報じないというのはありえる話。“ 間接的内助の功”だ。逆にそれ以外の根拠や理由があれば示してもらいたい。

それにしても不思議だ。飯田氏が配偶者というのはWikipediaレベルでも把握できる話。疑惑の目が向けられると考えなかったのだろうか。

先の地元記者も憤る。

「結局、視聴者をバカにしているんですよ。“ 分かりゃしないだろう”とタカをくくっているんです。確かにNHKの視聴者層がネットで検索して岸本氏妻、NHKデスク・飯田香織にたどり着くとは思えませんしね」

さらに問題は尽きない。

「放送法4条2項には『政治的に公平であること』と明記されています。明らかに不公平な報道ですよ。民放ならまだしも受信料で成り立つNHKなのに言語道断でしょう」(政治記者)

なにしろ戦争報道、歴史認識、SDGSにご執心のNHKだが、局員夫の選挙に手心とは情けない。小谷氏擁立を報じないか現在、NHK広報局に確認中だ。回答が届き次第、追記する。

「みなさまのNHK」とは伝統のキャッチフレーズだが、実は「奥サマのNHK」だったとは驚き。これじゃあ受信料支払いも拒否したくなるものだ。

Jun mishina について

フリーライター。法政大学法学部法律学科卒。 月刊誌、週刊誌などで外国人参政権、人権擁護法案、公務員問題などをテーマに執筆。「平和・人権・環境」に潜む利権構造、暴力性、偽善性を取材する。

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