ネットの電話帳が
大阪高裁で完全敗訴!

By 鳥取ループ

個人情報の削除を求められ訴えられていたネットの電話帳ですが、大阪高裁では敗訴しました。地裁では裁判記録のうち原告名の掲載は認められたのですが、高裁ではそれもダメと言われてしまいました。

判決文はこちらです。

判決-H29-11-16.pdf

判決理由はさらなる精査が必要ですが、基本的には「紙はよいがネットはダメ」という理屈です。

そうすると、テレコア登記簿図書館のようなものは軒並みアウトということになりかねないですし、紙媒体よりネットの方が人格権の侵害の程度が高いという理屈であれば、報道においても紙媒体とネット媒体ではネットのほうが報道機関にとってより不利な扱いを受けるということになります。

また、裁判で公開されているとはいえ、原告の氏名がプライバシーに該当するというのであれば、刑事事件では起訴されれば裁判で公開になるからという大義名分でメディアが被告人の実名を報道している現状と、どのように整合性を取るのか気になります。地裁判決は様々なメディアで話題になりましたが、今回の高裁判決については、なぜかどのメディアも報じていないようです。

上告はしてみますが、これで電話帳検索サイトは文字通りアングラな存在になりそうです。

ネットの電話帳が
大阪高裁で完全敗訴!
」への8件のフィードバック

  1. 直哉

    わからないなぁ…電話帳は良いけど、それをネット上に出すのは駄目だと?
    いや、本当にわからない。

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    1. 鳥取ループ 投稿作成者

      ネットと一口に言っても、いろいろあるので、そこをどう考えているのか分からない判決ですね。
      それこそ、有料サイトを含めるなら、個人情報を他人に提供するものがいろいろありますから。

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  2. 長柄東のねこ

    個人的にはお止めになったほうが良いと思います・・・。
    他人の「ネットに掲載されたくない権利」を侵害されておられますし、グーグルアースのように削除要請にそのたびに応じてるのなら認められる可能性はありますが、それをしていたら個人だと身が持たないと思います。
    万一、重大な事件に利用されたら、責任を負うことになる可能性もあると思いますよ。
    (例えばストーカー男が、横恋慕してる女の故郷の、女の姓の家にかたっぱしから知人を装った電話をかけて女の実家を突き止めて待ち伏せして女やその両親を殺したとして、その男が「ネットの電話帳」という便利なサイトで電話をかけるのは容易かった、などと言ったら、賠償責任を負ったり、そうでなくても非常な非難を浴びることは必至です。そんな時に「いや電話帳のデータだし図書館行けば誰でも見られるデータなんで、と言っても、多分その言い分は通らないです。)
    数年前までは、電話帳のデータを収めたCD-ROMも数千円で発売されていましたが、今後は発売予定がない、と販売を止めているのは、そういう際に、責任が発生する可能性があるためということも大きいです。

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    1. 鳥取ループ 投稿作成者

      削除要請に都度応じるのは、実のところそれほど大きな負担ではありません。
      ただ、削除がどれだけ意味があるかですね。
      もともと世の中に広まっているデータですし、すでに同じようなサイトが別にありますし。

      それから、電話帳データのCD-ROMは今でも数千円でアマゾンで買えますよ。

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  3. 長柄東のねこ

    あ、個人的にはねこは鳥取ループさんの書くものは面白くて好きで読んでます。
    それに、意図もわからないでもないですよ。
    でも、それでも、敗訴は妥当かなと思います。

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  4. hiroshi.r.

    あんまり意味のない裁判・・・
    鳥取ループさんは、日本在住なので標的に出来たが、外国サーバーだと、実効性、あるんですかね

    実効性の無い世界に情報が移転していくだけだろうね
    違法じゃない世界で、管轄が日本に取れるかもしれないが、執行力を負わない地でサーバーがあったら、何もできんでそ?

    だいたい、民訴規則にこだわるなら、法人の代表者の名前が分からないと裁判起こせないんだってね。じゃ、a国x法人の代表者がb国y法人でy法人の代表者がc国z法人だったらどーすんのって事。それが鳥取ループじゃなくて永遠ループしていったら・・・裁判は永遠に起こせない。まさに法人版、多段プロキシーってわけ。こういうバカバカしい事にしている日本の司法はオワコンです。削除請求すら出来ない、日本の司法というわけで。無意味司法。

    んで、日本から情報が消える日が近づいているってわけじゃなくて?

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    1. 鳥取ループ 投稿作成者

      児童ポルノなら外国でもFBIが本腰し入れて捜査するかも知れませんが、電話帳だとそうはならないでしょうね。
      いわゆる防弾サーバーに置いておけば手出しできないと思います。

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  5. ハマダ

    この裁判の成り行きに興味があるからブログやWebを見に来るのです。
    お気に入りに登録したり検索してpdf文書のURLをクリックし画面にj表示させる。
    裁判所に傍聴に行くのも記事を探すのも同じ自発的な行為です。
    傍聴も他の裁判の傍聴をしに来た人がついでに傍聴することも有ります。
    ネットを徘徊していてついでに見ることも有ります。
    管理人さんの主張が認められず残念です。

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