全国部落調査事件横浜地裁で4回目の保全異議審尋が行われる

By 鳥取ループ

本日、横浜地方裁判所では通算4度めの審尋が行われました。現在、横浜地方裁判所では本の復刻・全國部落調査の出版禁止と同和地区Wikiの件が審理されていますが、今回は復刻・全國部落調査の件です。

示現舎側の主な主張は次の通りです。

債務者準備書面2-H28-11-14.pdf

  • 全國部落調査の復刻が業務妨害なら、企業が画期的な製品を発売するようなことも業務妨害と言わなければならなくなる。
  • 解放同盟が業務と言うものは政治的活動であり、出版禁止は政治的な都合で学問の自由を制限することである。
  • 関係者が「被差別部落出身者」であると主張した書面を裁判官が「相当と認め」たことは、昭和8年9月25日付司法次官通達に反する。
  • 全國部落調査の復刻に反対しているのは解放同盟と全国連だけであって、自由同和会等は、同和地区など調べれば分かるのだから部落地名総鑑で大騒ぎする必要はないとしている。
  • 全國部落調査出版の是非は、部落問題を無知と恐怖と不寛容により解決しようとする解放同盟・全国連と、知識と対話と寛容により解決しようとする自由同和会・人権連・全国協の、どちらの勢力が正義なのかという問題。
  • 戸籍謄本の不正取得が部落差別につながる身元調査だというのなら、宮部の戸籍謄本を出すので、これと全國部落調査を使って部落出身と判別できるか試してみろ。
  • 出版禁止は、解放同盟とってだけ都合の良い知識だけを、債権者解放同盟に従順な研究者を通してしか得られないようにする、極めて反民主主義的・反自由主義的な処分。

マナー違反ですが、解放同盟側は、当日になって反論の書面を追加で出してきました。

解放同盟側の主な主張は次の通りです。

  • 前回の審尋で示現舎側が提出した「復刻・全國部落調査」は裁判所提出用の資料だと言うが、バーコード等が付けられているので頒布するためのものである。
  • 「小林健治と有田芳生に対抗する全国部落解放協議会5年のあゆみ」も実質的には「復刻・全國部落調査」と同内容である。
  • 「全國部落解放協議会」は当初は偽装団体で、その後は実際に会員を募って「復刻・全國部落調査」頒布する隠れ蓑となっている。
  • 過去に部落地名が列挙された出版物は頒布対象等が限定されていたが、「復刻・全國部落調査」はそうではない。
  • 示現舎の行為はアウティングである。
  • 宮部の戸籍謄本で部落出身と判別できるかは答えない。
  • 示現舎には真摯さがなく、学問目的とは認められないし、全国部落調査には学術的価値はない。

債権者準備書面2-H28-11-14.pdf
債権者準備書面3-H28-11-30.pdf

解放同盟側がアウティングだと言うので、本物のアウティングはどんなものか説明するために、以下の資料を証拠として提出しました。

outing1

outing2

そして、今回の審尋では裁判官から不思議な質問がされました。以下の冊子の記述について見解を述べてほしいとのことです。

人権教育・啓発白書.pdf

jinken

要は「同和問題をどう考えてるんや」ということでしょう。無論、この冊子の内容は法律とは関係ないし、法務省や文部科学省がどう思っているかは解放同盟にも示現舎にも関係ないことですが、それでもあえて説明して欲しいとのことです。

次回の審尋は、ウェブサイト等の件で12月15日、全国部落調査の出版禁止の件で1月12日を予定しています。

全国部落調査事件横浜地裁で4回目の保全異議審尋が行われる」への9件のフィードバック

  1. 匿名

    >「同和問題をどう考えてるんや」

    私なら、「解放同盟がえせ同和行為を働くから、同和がかえって差別されるのでしょう。解放同盟がどういた暴力行為を、過去に行ってきたか、知っているからこそこういう脅しが出てくる。」と答えます。

    返信
  2. うんじゃらげ

    全国部落解放協議会にも解放同盟側のスパイが紛れ込んでいるでしょうから、幽霊会員のアカウントは消した方がいいかもしれません。あるいは何かの「踏み絵」をさせるとか。

    返信
    1. 鳥取ループ 投稿作成者

      スパイがいるであろうことは織り込み済みです。全国協はやましい事は何もしていないので、解放同盟関係者もぜひ入会してくださいと思います。

      返信
  3. うんじゃらげ

    >無論、この冊子の内容は法律とは関係ないし、法務省や文部科学省がどう思っているかは解放同盟にも示現舎にも関係ないことですが、それでもあえて説明して欲しい

    判事の発言としては異例ですね。「この男、どれぐらい真面目なのかな? ふざけてるのかな」と試しているのでしょう。

    20頁の「本人の意思を無視したアウティングは、…大きな人権侵害をひきおこす」、「被差別部落出身者等であることの情報を暴露することが部落差別を助長する」という記述には大笑いしました。この理屈で行くと、解放同盟は一ツ橋小学校事件の被害者に謝罪し、公に自己批判しなければなりません。しかし解放同盟は表向き一ツ橋小学校事件を「デッチ上げ」と強弁しており、部落解放研究所による『戦後 部落問題関係判例[解説編]』では、解放同盟による「アウティング」が「『反論』ということの性格上、ある程度の限度をこえることはやむをえないであろう」と正当化されています。
    この点を、解放同盟がどのように言い訳するのか興味が尽きません。

    返信
  4. うんじゃらげ

    一ツ橋小学校事件の当時、解放同盟がばら撒いた「アウティング」のビラも、もし入手可能であれば法廷に提出し、判事によく見てもらうといいでしょう。当時の『解放新聞』に載った「アウティング」の記事も。

    解放同盟が言っていることがいかに矛盾だらけでデタラメか、よくわかると思います。

    返信
    1. 鳥取ループ 投稿作成者

      とりあえず、今回はゼッケン登校を見てもらおうと思います。

      解放同盟は部落を明らかにする時は地元の了解をとっていると言いますが、小学生や保育園児に了解もあったものではありません。

      返信
  5. トルネコ

    12月12日の東京地裁の傍聴に伺おうと考えていますが、裁判後にループさん側のインタビューが掲載されている記事をどこかのサイトで見かけたのですが、今回も同様な事は行われるのですか?又、立ち会う事はできるのでしょうか?(オープン?)お時間あれば教えてください。

    返信
    1. 鳥取ループ 投稿作成者

      とりあえず12日は13時に日比谷公園かもめの広場に集合です。
      前回は裁判の後、記者会見をしていたのですが、次回はインターネット放送にしようと思います。詳細は後で告知します。

      返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です