AIRDO“マスク拒否 ”呉市議を 直撃      「ワクチンに 監視用ナノチップが 入っている」

カテゴリー: 地方, 政治 | タグ: , , | 投稿日: | 投稿者:
By 三品純

飛行機でマスク拒否男がまた出没! 今月6日、釧路発羽田行きのAIRDO(エア・ドゥ)72便へマスク無しで搭乗した呉市・谷本誠一市議と知人男性に乗務員が着用を求めたところ拒否。このため離陸が約1時間15分も遅れる事態に。谷本市議は前日、釧路市内でコロナワクチン関連の講演会に出席し呉市への帰路だった。谷本市議はメディアの取材に対し、マスク拒否の正当性を主張。実は“反マスク界隈 ”で名うての人物であり、コロナウイルスに関する「陰謀論」の支持者なのだ。そこで谷本市議を直撃すると「国際金融資本」「Qアノン」定番のフレーズが飛び出した!

神真都Qとは距離を置く、Qアノンは支持

飛行機内で遅延トラブルといえば2020年9月、ピーチ航空でマスクを拒否し、威力業務妨害で逮捕された東大卒 “マスクおじさん ”こと奥野淳也が記憶に刻まれる。

今回の“マスクおじさん ”は呉市・谷本誠一市議。自然共生党党首。

中川秀直元幹事長の秘書を経て現職。昨年6月、新型コロナワクチンに警鐘を鳴らす意思と議員の会450人から連なる発起人となり、嘆願書を厚生労働省に提出。同年12月反ワクチンパスポート、ワクチン強制接種化反対12万人の国民による嘆願書を提出。

2月5日、釧路市交流プラザさいわいで開催されたシンポジウム『こども達を守る為に知らなければならないこと』プロフィールより抜粋。

本件について呉市に約450件の苦情が寄せられたという。しかし谷本市議は動じずマスコミ取材に対して自説を主張してきた。同氏の発言を検証すると現在、当サイトが取材する神真都Qとの共通点も。そこで興味を持ち取材を申し込んだ。まずは同市議のインタビューをご覧いただこう。

―谷本先生はノーワクチン、ノーマスクの運動をなさっています。私は同様の活動を行う「神真都Q」について取材しています。先生は同団体と交流がありますか。例えば講演会とか。

ないです。でもおかしいっていう話は聞いていますね。だから神真都Qから“ こういうのやるよ”という案内メールが来ましたが応じていません。  

ー過去の主張を拝見すると神真都Qの考え方と似ていたものですから。お考えの「陰謀論」とはどのようなものでしょうか。

国際金融資本家が裏でお金を投資して製薬会社やメディアを操っていると、それは資本家だけではなくキリスト教会、バチカン系、各国の王族、いわゆる金持ち族ですよね。それらが操っていると。自分たちが富を一手に独占していて、ワクチンを打たせるのは儲けるため。そしてワクチンの中にナノチップを仕込んで監視社会を作ろうとしているんです。

―え? ワクチンの中にナノチップがあるんですか。

あるという噂は絶えないんですよ。これはまだ決め手はないんだけど。おそらくあるだろうといわれているんです。それで5Gを照射してコントロールできるというようなこと、これも可能性が十分あるというような「見方」ですよね。これが陰謀論といわれる大きな流れですよ。

ーそれを先生は信じてらっしゃる、と。

ある程度はそうだろうと思っていますよ。ほとんど。今いったことは陰謀論の中でもいろいろ派が分かれていますからね。だけどこの分(監視説)は受け入れています。

ー神真都Qも近い主張ですけど、考え方自体は支持されていますか。

神真都Qの考え方はよく知らないから。アメリカのQにつなげようとしているでしょ。これが陰謀論の最たるものとしてYOUTUBEとか抹殺(アカウント停止)されているわけです。アメリカ版のQを模倣するような立ち位置が神真都Qだと思っているわけ。

ーということは先生もQアノンを信じるお立場ですか。

そうですね。Qは存在するとみているし。昨年3月に産経新聞が一面でQアノンの批判記事を出したのはご存じ? Qアノンを信奉した女性がトランプ大統領の選挙戦に参加したけど幻滅を感じたからやめました、という記事ですよ。女性は「Qがおかしい」と語ってますが、たった一人のインタビュー記事です。全国紙の産経が一面でやるわけ。ありえないことでしょ。これはQを潰すためにやったことですよ。フジサンケイグループは外国資本の株主比率が一番多いから。金融資本も株主にいますからね。日本のマスコミは牛耳られているわけです。だからウソばっかり流すわけ。「谷本は悪い奴だ」という市民の意見は出すけど、「谷本議員頑張ってください」という意見もあります。でもそういう声は報道しないでしょ。

同氏が指摘した産経新聞(2021年3月5日号)。

ーなるほどQアノンを支持されると。ホワイトハット(*秘密結社、参考記事)とか

そうですね。存在しますね。

ホワイトハットの信奉者、望月龍平氏もFBで谷本市議を擁護。東京新聞・望月衣塑子記者の実弟だ。

ーただし神真都Qとは距離を置くという感じですか。

まだイチベエ(岡本一兵衛リーダー)さんとも話したことがないですし。趣旨がよく分からないです。ただデモに参加した方から話を聞くと参加者は「飛び入り」を許さないと聞きました。あらかじめ名簿登録しないとダメよ、と。

ーそうです。

ここが私が引っかかるわけよ。

―個人情報収集目的だという話が寄せられていましてね。

私もそうだと思ってるよ。だから深入りしないしデモにも参加しない。名簿登録していろいろな所に持っていかれる。今の陰謀論でいえば「闇の勢力」、それが神真都という正義の形でやらせて情報収集する。こんな風にいわれても仕方ないよな、というのはあります。

デモグループの間でも神真都Qは注意喚起されていた。SNS投資詐欺で逮捕された女性の参加も拡散中だ。

ーそれでもノーワクチン、ノーマスク活動自体は続けていきますか。

もちろんです! これはもう大変なことだから。反ワクチン、反マスクの分断工作をしようと金融資本からお金が流れているという見方をしてるわけ。アメリカでもBLM(Black Lives Matter)やANTIFA(anti-fascist)があったでしょ。あれと同じで反ワクチンも分断させるというのが私の見方です。

ー議会では議員辞職勧告も予想されていますが?

17日に政治倫理審査会があります。どういう対応なのかは大方、予想できます。2つあるわけ。谷本は反省していないというのが一点。今回の事件ね、私は被害者の立場だけど、みんなに迷惑をかけたのに反省していないといってくるでしょう。それから議会に泥を塗ったというのが二点目。その後で議員辞職勧告がくると予想しています。

なお谷本市議が登壇した講演会主催団体に確認したところ、谷本市議の主張に賛同しており「ワクチンのナノチップ」も存在する説を支持していた。

賛否はともかく都合が悪いことに沈黙する国会議員もいる中で、取材に応じてもらったことは感謝したい。ただ眉唾な陰謀論の信奉者であったのも事実だ。またマスクについても完全に拒否しているのかといえば議会で登壇した際はマスク着用である。発言している時は外すというスタイルだ。ならば搭乗の際も装着しても良かったのではないか。そうした疑問も残る。

ただしマスク着用の法的根拠が薄いという訴えも一面、理解できる。

例えば飛行機と状況が近い高速バスの場合。JR系バスの運転手はこう指摘した。

「会社で対応はまちまちですが、うちは現場任せです。“ 乗客にお願い”という立場。国がそうですから。マスクをつけない方にお願いをしたことがありますが、それは他の乗客が“マスクをつけさせろ ”というクレームがついたからです。要するに場の空気というか、その他乗客の反応次第というのが実態です。結局は“お願い ”で強制力はありませんよ。(口元が)過敏症で着用できないといわれたらどうしようもないですしね」

コロナ禍でマスク着用は今や衣類と同等になってしまった。法的根拠はないが事実上の義務化という位置付けだ。“お願い ”という極めて日本的な対応が引き起こしたトラブルともいえる。

公共スペースにおいては“大人の対応を”という他ない。

「コロナ陰謀」3Gサービス終了で スマホ乗り換えも一因!?

情報過多の時代だけあって様々な説があるものだ。こう痛感する。谷本市議が支持する「Qアノン」には様々な階層の信奉者がいる。谷本市議は中川秀直元自民党幹事長の秘書を務めるなど高度な政治現場に関わった人物。対して申し訳ないがいわゆる“メンヘラ ”と思しき人々も。

現在、各地で開催される「ノーワクチン・ノーマスク」にも陰謀論支持者は少なくない。

だが信条は近くとも一枚岩ではないようだ。団体間に軋轢や対立があるのも確認できた。しかし共通するのは米・トランプ前大統領応援デモの流れから派生したことだ。

通称「世界同日デモ」と称するが全て神真都Qではなく、複数のグループがある。「幸福の科学」、統一教会の分派「日本サンクチュアリ協会」の信者も散見された。これら宗教団体もトランプ応援デモに参加しており、コロナ謀略デモへスライドした構図だ。

世界同日グループラインより。団体間の対立がある。

しかしトランプ応援デモ以来、団体問わず根底には「国際金融資本が世界を支配しQが対抗する」という思想がある。政府、大手製薬メーカー、国際機関が関わるコロナウイルス対策の裏には「国際的な支配者」が存在するというわけだ。

著者の立場を明かせばワクチン、マスクは絶対条件というよりも「公共のため」と考えている。また取材活動上、人と対面する機会も多いためワクチン、マスクは最低限のマナーだ。とはいえワクチンに関しては拒否する権利もあり、いわゆる“マスク警察 ”的な過度の要求は控えたい。

しかしながらデモ一派の言説の妥当性は別問題だ。「ノーワクチン・ノーマスク」という主張に対して疑問というよりも、内容の異様さ、不気味さである。

先のアメリカ大統領選の際、「投票用紙にGPSが埋め込まれている」という説が流布したのを覚えているだろうか。日本の著名人の中にも提唱者が存在したが、根拠や証拠が示されたことはない。先の「コロナワクチンにマイクロチップ」との説も相通じるものがある。面白いもので谷本市議も「噂は絶えない」「決め手はない」と述べるに留まった。

これらは右派・保守派が支持した説だがSNS上で「ネトウヨはバカ」といった揶揄も。しかし日本の集票機器が自民党有利に操作されているという陰謀論は2021年総選挙で、旧日本未来の党(嘉田由紀子代表)支持者らが叫び始めたこと。こればかりは「陰謀論に左右なし」という他ない。

しかし厄介なのはSNSなどネットを通じて「珍説」が拡大することだ。そこにはいくつかの傾向が見て取れた。

神真都Q元参加者は自戒を込めて証言する。

「とにかく影響されやすいのです。イチベエが“ 菅(義偉前首相)はゴムを被っている”と主張すると、政府要人はゴムを被った偽者と信じて疑いません」

こうした言説はSNSや動画で流布されていく。恥ずかしながら「ゴム説」なるものは初耳。正直、「どうでもいい」というのが本音だが。つまり菅前首相あるいは岸田首相、バイデン大統領らはクローン人間がゴムマスクを被っており「世界の支配者」の傀儡であるという趣旨だ。実際に検索してみると確かに支持者はいる。本気か、冗談なのか判断つかないが真に受ける人は散見された。

カンニング竹山氏が逆手にとってネタにしていた。

また同様に問題意識を持つ元関係者はこう分析した。

「若者は“ガス抜き ”としてネタ参加だったり社交場として捉える風潮もありますが、問題は高齢者なんです。というのは携帯電話の3Gサービス終了で、ガラケーからスマートフォンに変更した高齢者がネットにアクセスするようになって各種の陰謀論に触れるのです」

行動制限で社交場を求めるのは心情的に理解できるが…。

ネット耐性がない層にとって「国際金融資本」「闇の支配者」といった主張は不安定な世相の中で一種の「解答」になったかもしれない。

遅れてきた“ネットで真実 ”ではあるまいが、コロナ陰謀論拡大の裏には“残念なスマート社会 ”があるようだ。

冒頭の谷本市議の政治倫理審査会はネットでも閲覧可能。発言次第でまた陰謀論者が小躍りすることだろう。

三品純 について

フリーライター。法政大学法学部法律学科卒。 月刊誌、週刊誌などで外国人参政権、人権擁護法案、公務員問題などをテーマに執筆。「平和・人権・環境」に潜む利権構造、暴力性、偽善性を取材する。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

wp-puzzle.com logo

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

AIRDO“マスク拒否 ”呉市議を 直撃      「ワクチンに 監視用ナノチップが 入っている」」への5件のフィードバック

  1. うましかの一つ覚え

    航空機の安全を阻害する行為、機内の乗客・乗員に危害を及ぼす行為、機内の秩序を乱す行為、又は機内の規律に違反する行為は、航空法により禁止されています。

    ってどこも書いてるように、機長や航空会社の命令に従わないから降機させられただけなんだけど、それが分からない頭の残念な議員さん
    マスクの有無で降機させられたわけじゃないのになぁ
    こういう人当選させるそこの市民のレベルがこれってことだよね?

    返信
  2. 菅四ジャイアンツ

    https://twitter.com/footfoot7

    同和とは関係ない話ですが、明らかに統合を失調している人が町田市長選挙に複数回出馬し、不可解な公約を掲げ、最下位で落選しています。

    このような、精神を病んだ立候補者は他の自治体にもいると思います。一般のマスコミが取り上げない社会の闇です。示現舎向けのテーマではないでしょうか。

    返信
  3. 匿名

    谷本市議は故・中川秀直元自民党幹事長の秘書を務めるなど・・・とありますが、中川秀直さんは故人じゃありませんよ!

    返信

関連記事

【熱海市土石流】前所有者、現所有者が 百条委員会の証言に 立った(後編)「同和の名刺」の 影響は?

12日、熱海市百条委員会で証人尋問を受けた前土地所有者。もうご存知だろう。かつて同市議会で「同和系列の会社」と答弁された人物である。約2時間に及ぶ証人喚問の中で焦点はやはり“ 同和の名刺”がどの程度、行政に影響したのかと […]

【前所有者余話】熱海市百条委員会 トホホ後日談

【熱海市土石流】前所有者、現所有者が 百条委員会の証言に 立った(前編) 後編の前所有者証言。これは強く思うところがあり、気が滅入る部分もあった。そこで読者諸氏におかれても気分転換をして頂く意味で余話。トホホな後日談をど […]

【伊豆市】「平和寺」不法投棄事件も 行政の不作為?元役員が 激白「裸で静岡県庁を歩いてやった」

川端康成の『伊豆の踊子』の舞台、松本清張の小説や演歌にもなった天城峠、富士山と駿河湾が一望できる静岡県伊豆市の景勝地。西伊豆スカイラインを進むと達磨山山頂付近に怪寺と囁かれる「宗教法人平和寺本山」(伊豆市大平柿木)がそび […]

【緊急告発】「お前、コラァ!」橿原市 維新議員が市長に 放った“ドン引き ”恫喝音声

奈良県第二の都市、橿原市。東に香久山、西に畝傍山、北に耳成山、『万葉集』でも歌われた大和三山、神武天皇を祀った橿原神宮―――。古(いにしえ)の風を今に留める古都だ。歴史ロマンの地の“ 代表”である市議会で橿原運動公園(雲 […]

【Youtube企画】「行政、報道もおかしい!」 天野二三男氏 特別インタビュー(熱海土石流編)

当サイトも長らく報じてきた昨年7月3日の熱海土石流。土砂崩落地付近造成地の「元所有者」こと旧新幹線ビルディング元代表、自由同和会神奈川県本部前会長、天野二三男氏に責任を求める声が強く、ここにきて行政側は天野氏に責任転嫁す […]