いわゆる同和部落に関しては既に改善された地域が多いが、朝鮮部落に関しては自然な状態で残っている場所も存在する。
その中でも代表的なのが、神奈川県川崎市川崎区にある池上町である。
池上町について周辺事情を調査しようと思ったら、既に地元のウェブマガジンが詳細に調査していた。ということで、手っ取り早くリンク先を読んでいただくのがよいだろう。
朝鮮部落は同和部落ほどのタブー感がなく、オープンなのがよい所である。「部落を晒し物にしている!」などと憤怒する人々は、もっと朝鮮部落の寛容さを見習うべきではなかろうか。
池上町はあまり交通の便がよくない。とりあえず、桜川公園から徒歩で向かった。池上町はこの高架下の道路を渡ったところにある。
最初に見たのは、釣り船屋さんである。近くに激安自販機があるので、そこでドリンクを補給する。
アパートが売りに出されていた。興味がある方はいかがだろうか。
中に入ると、建物の間を縫うように路地がある。この街頭のポールは錆びているので、本当は倒れる前に交換しないと危ない。
この焼肉屋は、日本初の焼肉屋と言われる名店なのだそうだが、残念ながらやっていなかった。
迷路のようになっていて、袋小路もあり、どこが道なのか家の中なのか分からない。スラムは人口が増えるにしたがって、軒先のひさしを伸ばして、道の幅を犠牲にして居住面積を増やしていくという特徴があるので、こうなってしまったのだろう。
路地に囲まれた中心部に町内会館がある。掲示板はごく普通。
また、ここに来るまで空き家がちらほらあったが、極端なあばら屋はなかった。元スラムだったところが、全く区画整理がされないまま時が流れて現在に至ったという感じだ。貧困地域というわけでもなく、自営業者が多くてむしろ住民は比較的裕福に見える。
猫が多いのも特徴だ。5匹位は見かけただろうか。
以下は部落内の360度パノラマ動画である。ぜひ、臨場感を味わって頂きたい。
家が建て替えられていて経済力を感じるのは、川崎には工場が多く、仕事があるからなのでしょうね。
周辺はJFEの工員っぽい人だらけでした。工業地帯なので、下請けの仕事もいろいろとありそうです。