【愛知維新の会⑧】「ド迷惑かかっとるわ」岬麻紀、秘書吊し上げ “パワハラ音声”を公開!

カテゴリー: 地方, 政治 | タグ: , | 投稿日: | 投稿者:
By Jun mishina

衆院選愛知5区から立候補した日本維新の会、岬麻紀氏。「美魔女」との呼び声の一方、元秘書らからパワハラ告発を受けるなど粗暴な性格が指摘される。それを裏付ける岬氏のパワハラ音声を独自入手した。名古屋弁でまくしたてる岬氏に萎縮する秘書という残酷物語。パワハラ問題を放置してきた維新本部は責任大だ。

岬氏が再び週刊文春のターゲット

再び文春砲が岬氏を直撃。

愛知維新の会に所属する国会議員、岬氏、杉本和巳両氏がいずれも週刊誌ネタになったのは過去記事でも指摘した通り。岬氏はパワハラ、経歴詐称問題などスキャンダルは多数。すでに話題になっているが今度は『週刊文春』(10月14日号)で岬氏が秘書に対立候補のポスター破りを命じたと報じられた。ご存知の通り、本衆院選では各地の維新候補が劣勢と伝わる。同誌の報道によって岬氏は窮地といってもいいだろう。

同記事ではLINEの画像まで掲載。こうした内部情報が流出するのは岬氏への反発が強い証左だ。新たなスキャンダルの渦中、岬氏周辺から筆者の元にも「パワハラ音声」が提供された。まずは迫力ある音声をお聞きいただこう。

元関係者が動画についてこう説明する。

「昨年11月に岬氏の元秘書で小村貴司現北名古屋市議がパワハラを党本部に告発。同年12月に岬氏のパワハラに関する告発記事が『週刊文春』に掲載されました。音声は記事が掲載された後、秘書のX氏とのやりとり。実は告発した小村氏や他に名前が挙がった人物はX氏が岬麻紀事務所に紹介したのです。業務上のことで岬氏は怒っているようですが、要は“X氏が小村氏を連れてきたから告発された”ということ。まあ八つ当たりですよね」

音声を聴くとパワハラ報道後、岬氏が日本維新の会党本部に出向いたことが分かる。岬氏にすれば面子を潰されたというわけだ。

そんな岬氏は名古屋市出身の元アナウンサー。さすがによく声が通る。それから地元民が聞けばそのイントネーションから即座に名古屋弁と分かるだろう。「なっとるわ」「ねえんだわ」とまくしたてるのは「美魔女」というよりも「名古屋のおばちゃん」そのものである。

なにしろ過去には1年で8人もの秘書が退職したという岬事務所。

「この音声がいわゆるパワハラに該当するのか分かりません。なぜならこれぐらいのやり取りは日常茶飯事だからです」(前出元関係者)

こんな証言からしても秘書が長続きしないのがよく分かる。

ハラスメント委員会、藤田幹事長からは 回答なし

事務所開きには石井苗子参院議員も訪れた。

岬氏のパワハラを追及した先の小村北名古屋市議は除名、また同調した愛知7区支部長だった鷲見洋介氏は同職を解任された。しかし当の岬氏の処分についてはまるで聞こえない。

箕面市長選挙期間中に 藤田、音喜多、阿部3氏が 宮古島で バカンス疑惑! 維新内部からも 怒りの声

宮古島への旅行問題の際、藤田文武幹事長には同時にハラスメント委員会の開催の有無についても質問していたが結局、回答はなかった。いずれにしても岬氏は日本維新の会公認で本衆院選に立候補している以上、お咎めなしとみる他ない。

パワハラについては押し切った結果になるが、かといってこの衆院選、岬陣営は厳しい選挙を余儀なくされるだろう。

地元支援者はこう打ち明けるのだ。

「11日の事務所開きには愛知自民のドン、水野富夫県議の兄で後援会長の水野恵一氏、選対本部長の大塚祥之清須市議、石井苗子参院議員、また小牧市役所労働組合委員長が推薦状持参で訪れました。ところが愛知維新の会からは一人の参加もありません。それから岬さんは“文春の取材を受けた”という話をしていましたが、まさかポスター剥がしとは思ってもいませんでした」

後援会長、選対本部長、いずれも維新の人脈ではない。確かに水野一族は“太い味方”ではあるが、地元維新からは総スカン状態というわけだ。

自民党の水野県議が支援者。

もっとも当の日本維新の会自体が岬氏をサポートするだけの余裕、余力はないだろう。

かつての維新は吉村洋文共同代表らが応援演説に立てばかなりの聴衆や支持者を見込めたもの。ところがそんな神通力ももう過去の話。ただでさえ維新には逆風の総選挙だが、岬氏の場合はパワハラに加えてポスター剥がし疑惑まで加わった。しかも地元、愛知維新の会からの協力もない。完全に孤立してしまった状況である。

本来は党が公認するにしても何らかの処分を下すか、またはハラスメント委員会の結果を当事者らに示すべきだった。とはいえパワハラ処分以前に衆院選後、岬氏は“ただの人”になる可能性は高いが…。

Jun mishina について

フリーライター。法政大学法学部法律学科卒。 月刊誌、週刊誌などで外国人参政権、人権擁護法案、公務員問題などをテーマに執筆。「平和・人権・環境」に潜む利権構造、暴力性、偽善性を取材する。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

wp-puzzle.com logo

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)