金の貸し借りをめぐり虚偽の登記を行ったとして大阪府警は9日、「絆會」会長の織田絆誠(本名=金禎紀)、「池田組」組長の池田孝志(本名=金孝志)を電磁的公正証書原本不実記録・同供用容疑で逮捕した。両トップが逮捕という衝撃的ニュースだが、織田氏の登記をめぐり「意外だ」と妙な関心を寄せる声があるのだ。
山口組の 分裂メンバーが 結成
2015年、指定暴力団「山口組」が分裂し、一部組員らが「神戸山口組」を結成したことは当時、大きく報道された。さらに翌年、神戸山口組から「任俠団体山口組」が分派した。
その後、「俠」の文字が正確に表記されないことを理由に「任侠山口組」と改称。2020年に「絆會」となった。2023年に今回の虚偽登記の現場である、大阪市中央区島之内1に本部事務所が移転されたが実際には本部として機能していない。
絆會と池田組はいずれも「特定抗争指定暴力団」。池田組については2020年7月に神戸山口組から独立しており両団体は友好関係にある。
織田容疑者は2017年、神戸市長田区の路上で襲撃を受けた。織田容疑者は無傷だったがボディガードが1名死亡。また2023年4月に長田区のラーメン店主で六代目山口組傘下の弘道会系暴力団組長を殺害したとして絆會幹部5人が組織犯罪処罰法違反で逮捕された。
今年5月には水戸市の暴力団幹部の射殺事件で絆會幹部、金成行が逮捕。金は2020年、長野県宮田村で暴力団幹部を拳銃で撃ち大怪我を負わせ重要指名手配されていた。
血で血を洗う抗争を続けてきた武闘派集団である。そんな修羅のトップ、織田容疑者を逮捕するには微罪過ぎる。もちろん他の事件の捜査を目的にした別件逮捕であるのは明白だ。
そもそも逮捕の一報を聞いて事態が飲み込めなかった関係者も多いと聞く。アウトロー事情にも精通する不動産会社経営者が解説する。
「絆會が所有する土地建物に設定された抵当権登記が虚偽だったという話ですね。池田容疑者の親族が絆會の土地建物を担保に1億円を貸したと嘘の登記をしました。実際は池田本人が金を貸しているから池田容疑者の名義で抵当権が設定されていなければなりませんね」
実際に登記簿を取得してみると根抵当権設定は令和2年2月18日設定。つまり池田組が独立した前に登記されたもの。7月9日の読売新聞は神戸山口組側に絆會との連携を隠すため、親族名義を使用したと大阪府警の見方を報じている。
すでに抵当権は 抹消されているが?
絆會トップ逮捕は衝撃的だが、そもそもこの事件に被害者がいない。この点も注目だ。しかもすでに昨年8月20日に根抵当権は解除されている。それがこのタイミングで逮捕というのはもちろんターゲットは虚偽登記などではなく組織的な暴力犯罪の解明、追及だろう。
ここ数年、絆會が起こした凶悪犯罪が多発していただけに大阪府警も相当な覚悟で逮捕に踏み切ったはずだ。
さて一方で、織田容疑者逮捕を受けて一部では妙な感想が漏れてきた。織田容疑者は本名、金禎紀。言うまでもないく在日コリアンだ。つまり織田絆誠は通称名ということになる。
しかし上に掲載した登記簿の該当部分を見てほしい。通称名で登記されていた。
「通名(通称名)で登記ができるのか」
こうした感想を著者は複数人から聞いたものだ。筆者の経験上、通称で登記事項をみると本名だったというケースはあったものだ。
通称名でも登記が可能なのか、登記簿謄本を管轄する東京法務局に確認してみると
「在日コリアンの方など通称名でも登記することは可能です。住民票などに登録された氏名であれば問題ありません」
との回答だ。この事実に意外と感じる人も少なくないだろう。また長年、暴力団社会における在日コリアンの割合は高いと言われてきたが、絆會・池田組両トップ逮捕で改めて「暴力団と在日」の関係が浮き彫りになったのである。
この「童話」のサイトに、なぜ「暴力団と在日」の記事を載せるのか?
つまり、「暴力団=在日+童話」ということを言いたいのか?
すみません弊社サイトで同和記事の割合は確かに多いです。しかしご覧になっているか分かりませんが政争、中国問題、フェミ、公共事業など多岐に及びます。暴力団問題と深刻な社会問題であってニュース性があります。
むしろ発作的に反応してくる貴方こそ同和や在日を暴力団と直結して考えていませんか?