甘利明幹事長、石原伸晃元幹事長、当選16回の野田毅氏ら自民党大物議員が落選した先の衆院選。全国的にはニッチな話題だが和歌山一区、門博文前衆議院議員も落選組の一人だ。過去の三選も全て比例復活。にも関わらず2019年に国土交通省政務官に抜擢されたのは自民党のドン、二階前幹事長の子飼い議員というバックボーンがあってのこと。この通り二階王国の申し子、門氏の落選はドンの威光にも陰りか? と思いきや地元では門氏の“大チョンボ ”と囁かれていた。なんでも10月の 六十谷水管橋 崩落も関係しているというが…。(タイトル画像は視察に訪れた二階氏と門氏(Facebookより)。
「必ず獲得します!」横断幕の 二重線が命取りだった
和歌山県と奈良県を横断する紀の川。川を隔てた和歌山市内中心部と北部地区をつなげる六十谷橋と六十谷水管橋が並行して架かっている。余談だが六十谷橋については自由同和会和歌山県本部会長と紀州のドンファンこと野崎幸助氏の因縁を取材した際に歩いたことがあった。橋北側すぐの場所が同本部事務所だったからだ。
水管橋は市北部市民の重要な水インフラである。ところが10月3日、橋の一部が崩落し約6万世帯が断水となった。天災ではないが事実上の「災害」と考えるべきだろう。給水場に多くの市民が殺到するシーンは全国ニュースでも大きく報じられ10月15日、門氏は二階俊博前幹事長と現地視察した。
その後、17日に門氏は自身のFacebookで復旧対策について政府関係者との協議を報告した。
私は災害級の事が起こったということで国土交通省の力を借りましょう。このことを市長にご進言申し上げ、当時の赤羽国土交通大臣に私の携帯電話から電話をさせていただきました。二年前、私は赤羽大臣のもと大臣政務官として仕事をさせていただきましたのですぐ携帯電話がつながり、大臣にこの事態を説明したところ「それは大変なことだ」と国土交通省をあげて今から幹部に連絡をするから国土交通省あげて対応するそのような力強い言葉をいただきました。さっそく近畿地方整備局に連絡がいき災害復旧のエキスパートこのテックフォース(*緊急災害対策派遣隊)の先遣隊が夜中のうちに和歌山市に緊急派遣してくれることになりました。そして夜明けを待ち起こった状況を専門家の方に見ていただきこの状態ではこのルートを仮設復旧するのは難しい。ではどんな方法で早期に復旧をできるかという協議に入っていただきました。
昨今、政界関係者、報道関係者の間で「建設土木を公明党に、観光部門を二階さんがとった」と囁かれる。このことはGo Toトラベルキャンペーンでも二階氏の意向が強く影響した点からも透けて見える。とはいえ「国土強靭化」は二階氏にとって重要なスローガン。
加えて門氏も政務官経験者の人脈を活かして国土交通省に働きかけた。その成果もあって水管橋に必要な計100本の特殊な配管を確保でき一週間程度で復旧できたと門氏は説明している。あれだけの大惨事を前に国が放置ということもないだろうが、二階ー門両氏の働きかけは少なからず影響にしたに違いない。
という訳で水道インフラ整備は衆院選にも格好のPR材料になった、はずだった。その通り水管橋を意識して
水道復旧の予算を必ず獲得します!
と門氏事務所前に横断幕が設置された。かねてから六十谷水管橋は老朽化が指摘された上、そもそも南海トラフ地震に対する警戒心が強い和歌山市だけにインフラ整備、強靭化を望む声は多い。水道復旧予算の獲得というスローガンは有権者も期待値も高かったという。
ところが目論見が外れてしまう。こんな理由だ。
厚生労働省は先の崩落事故を受けて新たに40年以上経過した水管橋の補修、改築の補助事業を開始した。同事業は補修等に必要な費用の40%を補助するという制度。和歌山市は橋の復旧費用16億円を見込み、40%に相当する国費約6億円を活用するとの方針だ。
ところが門氏、この6億円をもって「水道復旧の予算を獲得しました」とご丁寧に二重線まで引いてアピールしてしまった。先述した通り、地元ではさらに大きな予算が国から降りるものだと考えていた。となると
「なんだ結局、6億円止まりか? と落胆する市民が増えたのです。特に断水にあった紀の川北部住民にはそっぽを向かれたといいます。選挙だから大風呂敷を広げておけばいいもの(笑)。だけどこんなことは知恵が働く側近がいれば逆効果だと意見できたでしょうにね」(地元記者)
衆院選初挑戦の2012年、わずか300票程度の僅差で敗れた門氏。一票でも欲しい状況だ。そんな中で北部住民の票を逃したのは大きい。4年前の総選挙の時よりも得票数は伸びたにも関わらず比例復活もできずに落選してしまった。当初、国政で失脚した二階氏の威光も失墜したのか? と考えたが地元関係者らが指摘するのはどうも「水道復旧予算」の一件が大きく響いたようだ。
芦原地区連合自治会長人脈を留める選挙戦
これまで門氏が厚遇を受けたのも父、三佐博氏が二階氏県議時代からの盟友という点にある。だが二階氏ー父の関係であって自身の人脈は乏しい。
2019年、公共事業の受注業者から協力金などを詐取したとして芦原地区連合自治会長 、金井克諭暉氏(本名/金正則)が逮捕された。当サイトも密着取材した「芦原地区連合自治会長事件」だ。全国的には金井氏と二階幹事長(当時)がツーショット写真を撮影していたことも話題になった。
同席していた良誠工業・中山勝裕社長(写真、後方左)は金井氏の還暦パーティーの発起人で門氏の支援者でもある。同社は和歌山市役所前の公園整備事業も請け負うなど地元の公共事業に強い。
昨年12月、門氏の公設秘書が酒気帯び運転で逮捕されたがその秘書というのは中山氏がリーダー格の地元グループ一員。中山氏の親族企業勤務を経て門事務所入りだから面目を潰された格好だ。中山氏はFacebookを頻繁に更新し門氏の選挙活動も報告していたというが、このところ写真を削除しているとの情報が寄せられた。中山氏によれば「選挙が終わったからその分は削除した写真もありますけど。(門氏の)落選の原因? それは分かりませんが残念でした」と語っていた。
門氏は先述した元芦原地区連合自治会長、金井氏の関連パーティーにも出席していた。芦原地区は多数の市営住宅が並びとにかく世帯数が多い。そのため「票田」としては有力で中山氏を通じて金井氏と交流を深めたという事情がある。芦原地区からの支持は門氏にとって貴重な存在だ。決して筋の良い支持者でもないが、それでも頼みにしたのは地元人脈、支持層の乏しさにあったかもしれない。
二階氏が目をかけた門氏だが総選挙に再チャレンジというのは「まずありえない。むしろ地元市長選に鞍替えというのは密かに話題になっている」(自民党関係者)という。
関係者がいうところの地元市長選というのが「紀の川市長選なんですよ」(前出記者)という予測がある。紀の川市といえば中国資本のサンアースソーラーパワージャパン株式会社が2017年、同市に大規模な太陽光発電を設置したが中村市長も竣工式に出席。また二階幹事長も竣工前夜祭に駆けつけた。
「紀の川市・中村愼司市長というのがやはり二階氏の盟友です。しかしそんな中村市長も高齢だから門氏に“ (市長を)禅譲してやってくれ”と依頼するのはありえます」(同前記者)
同市長選はすでに中村市長が五選を目指し出馬を表明。また保守系市議も立候補しており12年ぶりの選挙戦になる見通し。いずれにしても11月28日告示だから門氏が出馬をするのはもう時間がない。仮に中村市長が再選した場合、次回に門氏を候補という推測が伝わる。
しかしそれも門氏本人の力量というよりもあくまで“二階パワー ”ありき。「落日の二階王国? とんでもない。それは政権の中枢から外れただけで和歌山県ではまだ圧倒的な存在ですよ」と反二階陣営も嘆息していた。「盆暮れには官公庁の部課長級に丁寧な挨拶状を送り、地元の陳情は幹事長室に招いて丁寧に話を聞く。この蓄積は大きいですよ」と先の自民党関係者も二階氏の影響力に自信を持つ。
となると“ 紀州のドン”二階氏が健在のうちに自身の処遇を確実にしたい関係者はさぞかし多いことだろう。
この選挙区に世耕さんが出るという話は結局立ち消えになったのでしょうか?
鋭いですね。しかしまだ一悶着ありますよ。
https://www.google.com/amp/s/www.jiji.com/amp/article%3fk=2021110501161&g=pol
内閣元参与の本田悦朗さん、安倍さんの知恵袋ですけど和歌山県副知事に起用です。
これは明確な二階切と考えます。
となると世耕さん一区の足がかりとも言えますが
ただ二階派も黙っておれんと。
和歌山はここから面白いですよ
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