【和歌山県一区】二階派の スキャンダル議員・門博文は 秘書も トラブルメーカー!

By 三品純

「中川郁子前衆議院議員との路上キス」「詐欺罪の自治会長と同席写真」「秘書がクラスター」。知名度の割に週刊誌報道を賑わす自民党・門博文衆議院議員。比例復活しか当選経験がないものの、「国土交通大臣政務官」という前職は派閥と地元のドン、二階俊博幹事長のご威光の恩恵に違いない。といってもドンの睨みが効くうちに地元で足場固めをしたところだが、本人以上に地元秘書がどうも心許ない。門氏の父は元県議で有力者。このため門氏も本来は地元人脈を持っているはずだが、「信望がない」とみる地元関係者は少なくない。政界、官公庁、地方政界から中国、東南アジアまで幅広い人脈と交流を持つ二階幹事長の側近にしてはスケールが小さいというわけだ。門氏の人脈をたどっていくと面白い!

門氏人脈の裏に地元のアウトローグループ

政治団体「新風会」結成当時。コント55・坂上二郎氏と。二階氏は県議当選以前から存在感があった。

「二階さんの側近? そりゃ鶴保(庸介)さんや秋元(司)さんよりも門さんやろ。親の代からのつきあいだから」と話すのは和歌山の政界通。こういう話だ。

1975年、大橋正雄県知事(当時)の急逝に伴い和歌山県政は動揺した。県議会議員で清新クラブを率いた二階氏は当選同期の門三佐博(門氏の父)らと清新自民党県議団を結成。当時、和歌山自民党会派は県議会で過半数に達しておらず同県議団結成により二階氏は和歌山県自民党の中心人物になる。二階幹事長にとって門氏は盟友の息子だから一層、目をかけたに違いない。

しかしドンの後ろ盾があるものの、和歌山一区では国民民主党・岸本周平衆議院議員に一度も勝てない。当サイトも長らく報じた芦原地区連合自治会長事件金井克諭暉よしゆき(本名・金正則)氏と交流したのも一つに選挙対策があったかもしれない。芦原地区は世帯数が多く、集合住宅の多さには驚いたものだ。また敬老会や夏祭りといった地元の行事もある。顔を売るには格好の場だ。金井氏と二階幹事長、門氏の集合写真は全国週刊誌で大きく報じられた(下に掲載)。

伝統ある自民党の幹事長室に和歌山のアウトローが・・。

この面々はキナ臭い。後列右の門氏の後援会元副会長は覚せい剤で逮捕。左は門氏と親交がある良誠工業の中山勝裕社長だ。昨年11月、門氏秘書(当時)・中野泰寛氏が飲酒運転を起こし先月26日に罰金50万円の略式命令が下った。実はこの中野氏を門事務所に紹介したのが中山社長という。

4月1日のNHKニュースによると中野氏の職業は「土木作業員」。これに対して地元関係者の間では「良誠勤務とちゃうか?」と取沙汰されたが、同社に確認したところ「そのような人は在籍したことがありません」と否定。なお中野氏とは過去、接触する機会があった。先の芦原地区連合自治会長事件裁判で金井氏(写真前列左)所有の車の購入先として自動車販売業「ナンバーワン」の名が浮上した。中野氏は同社の元従業員ということもあり「N氏」として取材したことがある。

この関係を紐解くと

「中野氏は和歌山市内の旧暴走族グループ「オーロラ」の元メンバーです。二階幹事長と金井氏のツーショット写真(後列左)の良誠工業・中山勝裕社長とナンバーワン社長はオーロラのリーダー格でした。中野さんはその後輩。またチーム名は現在、スナック『オーロラ』(和歌山市西高松)に引き継がれています」(事情通)

同店についてはたびたび当サイトでも報じてきた。

「中野さんはナンバーワンを退職後、中山社長の親族企業や飲食店勤務を経て門事務所の公設秘書として採用されたのです。門さんにとって中山社長は貴重な支援者ですし、パイプを深めるためにも良い人材だったはずですが」(地元記者)

しかし生来が和歌山市のヤンチャ仲間。中野氏の飲酒運転もさもありなんといったところ。だが中山氏にすればメンツを潰されたのは間違いない。

「もうオレの前に顔を出すな、と中山さんは中野氏に一喝したそうですよ」(同前)

中央に尾花和歌山市長。左隣が中山社長。

怒るのも無理はない。まさに団の面目丸つぶれというもの。それからこの界隈の人間関係は門氏と直結する。昨年6月、中山社長ら経営者グループが市にマスクを寄贈した内幕を報じた。門氏の平成30年の政治資金収支報告書をみるとマスク寄贈に参加した(有)RISSOHの北谷昌章社長が30万円寄付している。無論、悪事というわけではない。ただ門氏の人脈を掘り下げると中山社長界隈、オーロラ界隈にぶつかる。自民ドンの側近、有力県議の子息で、国土交通大臣政務官という経歴の割に地元人脈の底が浅いのだ。

ライバル議員の秘書が門事務所に転職

公設秘書が飲酒運転で御用とは本来は大恥だ。加えて他秘書が夜の飲食でクラスターというのもイタい話。二階幹事長というバックがあっても、さすがにこう不祥事が続いては門氏本人も苦境か? と思いきや「たいしたダメージでもないでしょう。二階さんも問題にすらしてないはず」とは和歌山政界関係者。こんな裏話を明かす。

「あそこの事務所(門氏の)はもともと人の出入りが激しいから。秘書については何でもアリみたいな雰囲気がありますよ」

“ 何でもアリ”とは意味深だ。

「和歌山一区のライバル、岸本周平(衆議院議員)さんの事務所にいた坂田隆徳秘書は今、和歌山市の門事務所の秘書をやっているんですよ。坂田さんは2019年県議選(岩出市)に国民民主党から出馬して落選。その後、岸本さんの事務所に身を寄せていましたが、どういう経緯か門さんの事務所に移ったのです。よりによって同じ選挙区の対立候補ですよ。選挙に通じる者からすれば“そんなこと普通やるかあ ”と思うはずです」(同前)

秘書は議員本人、事務所内部から支援者、選挙区まで様々な情報を知りえる立場にある。しかも自身も出馬経験がある坂田秘書はの目利きもできるだろう。対立候補陣営に走るというのは「信義にもとる」というレベルではない。

和歌山市の門事務所に連絡してみると「(坂田秘書は)外出中です」というのが重なり接触は叶わなかった。

もっとも考えてみれば自民党内にあって二階派の入会条件はハードルが低く、旧民主党系議員の受け皿になっている。国政がこの調子だから他党の秘書の受け入れなど些細な話かもしれない。

年内の総選挙が取沙汰されるが、数々のお騒がせを跳ね返し選挙区勝利を門氏は勝ち取れるか? 和歌山一区は見ものだ。

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三品純 について

フリーライター。法政大学法学部法律学科卒。 月刊誌、週刊誌などで外国人参政権、人権擁護法案、公務員問題などをテーマに執筆。「平和・人権・環境」に潜む利権構造、暴力性、偽善性を取材する。

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