【津市議会】北海道視察中、同僚市議に 不同意わいせつで 書類送検!証拠は“青アザ写真”だけ?

カテゴリー: 地方, 政治, 社会 | タグ: , | 投稿日: | 投稿者:
By Jun mishina

昨年7月、津市議会総務財政委員会の北海道視察中、同僚女性市議へわいせつ行為をしたとして25日に男性市議が書類送検されたことが判明した。事件は昨年7月20日、宿泊先ホテルのエレベーター内で男性市議が女性市議にキスしたり体に触ったというのだが、関係者の証言を集めると複数の疑問点が浮かび上がる。

昨年7月の 出来事に対して なぜ2月に 被害届?

指導力が問われる前葉市長。

「津市議会で全国ニュースになる話がある」

こんな情報を得たのが今年7月末。調べてみると市議間のわいせつ行為に関することで、すでに複数の市議が事情聴取を受けているということだった。

市議の間でかん口令が敷かれたが、8月に当事者が判明すると加害者、被害者双方に取材依頼。いずれもコメントできないという結果だった。

同時期には津市水道局の随意契約問題もあり、本件も三重県警が捜査してきた。ところが「警察は被害者がいないから立件できないということです」(津市関係者)という謎理論で水道局問題はフェードアウト。

水道局問題をめぐっては津市議会9月定例会と建設水道委員会で被害女性市議が所属する会派が質問市議を妨害したという話も伝わった。何らかの関係を疑いながら警察発表=マスコミ報道に至る。

事件は昨年7月19、20、21日に行われた北海道視察でのこと。津市議会総務財政委員会6名に市職員3名が同行した。わいせつ行為があったとされるのは20日の深夜ということだが、被害届が提出されたのは翌年2月。

「なぜ7月の出来事を2月に出すのか」

時期についてもこう疑問に思う市議、事情通は少なくなかった。

筆者は書類送検の一報後、Ⅹ上で本件について政治的背景の可能性を指摘し単純に「性被害」と断定するのは危険だと訴えた。2月は同市議会の議長選が行われておりそのことを示唆したものだが詳細は後の話になる。

まずは舞台になった北海道視察に関する検証から始めよう。

19、20日は一行で カラオケに行く

総務財政委員会の北海道視察についてのスケジュールは以下の通り。関係者から提供された行程表をもとに作成した。

21日朝は小樽駅前の三角市場で朝食会。

同市議団の北海道視察は過去も行われたが、市議会内部からも「親睦旅行になっている」「視察の成果が見えない」などと疑問視されてきた。

視察当時について、ある関係者A氏はこう話す。

「19、20日の両日にカラオケに行きました。初日(19日)夜はボウリングに行こうという話になりましたが、閉まっていたためカラオケになったのです。誰ともなく“また津に戻ったら親睦ボウリング大会をやろう ”ということで被害者市議も盛り上がっていましたね。なのでそんな被害があったとは驚きました。

また後のことですが、実はある市議が“裸踊りをした ”という話が出回ったのです。カラオケの時にズボンからシャツが出ていただけの話ですが、尾ひれがついて津市に戻った後、ベテラン女性市議がオーバーに言いふらしました」

問題は20日。

「この時はカラオケに行った後、かなりタクシー組と徒歩組でホテルに戻りました。加害者市議、被害者市議の2人ともう1人の男性市議がタクシー。問題の男性市議が女性市議にからむ姿は目撃されましたが、“じゃれ合う ”という雰囲気でしたよ。そのホテルに戻った時も特にトラブルはありません。朝食はホテル近くの『小樽三角市場』(同市稲穂3)に行くということでこの夜は解散しました。時間? 深夜で確か日付は変わっていたと記憶しています」

そしてホテルのエレベーター内で事が起きたというわけだ。そして翌21日朝。

「三角市場の朝食会に被害者市議だけが来なかったのです。寝坊したということでしたが後々、傷ついたから起きられなかっただとか憶測がありましたね」(以上A氏)

6月20日の定例会で 声を詰まらせる

津市に戻った後は何事もなかったが、問題の議長選以後、状況は変わったという。

関係者B氏の話。

「2月に被害届が出され、同行した市議も事情聴取がありました。しかし決定的な証拠というのが被害者側が提出した“青アザ写真”というのです。加害者側市議にも家宅捜索が行われましたが、物証などは出ていません。エレベーター内部には防犯カメラもあるはずですが、動画や写真が証拠として提示されたという話は聞きませんよ」

水面下で捜査が進む中で一部市議が驚いたのは津市議会6月20日の本会議。

「被害者市議が性被害問題について“ セクハラ特に性暴力については声が挙げられる人はほんの一握りであり、暴力につい ては声が上げられる人は一握りです”などと声を震わせながら取り上げたのです。私には涙ぐんだようにも見えましたね。それだけ性被害問題に思いがあるのか、それともご自分の被害について感情が高ぶってしまったのか意味深でしょう」

6月といえばすでに捜査中。あるいは加害者市議に向けた“圧”という解釈も成り立つ。

報じるに当たって非常に難しい問題だ。マスコミ報道のように警察発表のみを根拠にしたくはない。それに性被害をめぐっては被害者側の主張を検証すると「セカンドレイプ」という批判が起きるものだ。もちろん被害者側の主張をないがしろにするつもりはなく後は捜査状況を見守る他ないが、同時に疑問を呈さざるを得ない。

  • 動画、写真など性被害を決定付ける物証を加害者にすら提示されていないこと          
  • 7月の出来事をなぜ2月に被害届を出したのか                        
  • 2月の議長選との関係性

この3つの観点から単純に「性加害事件」と報じることは難しい。次回は問題の背景、2月の議長選の観点から検証してみる。

Jun mishina について

フリーライター。法政大学法学部法律学科卒。 月刊誌、週刊誌などで外国人参政権、人権擁護法案、公務員問題などをテーマに執筆。「平和・人権・環境」に潜む利権構造、暴力性、偽善性を取材する。

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【津市議会】北海道視察中、同僚市議に 不同意わいせつで 書類送検!証拠は“青アザ写真”だけ?」への1件のフィードバック

  1. 匿名

    新聞報道もありました。テレビでもやってました。
    三重新聞他も取材してるでしょうし。
    独自の憶測や論評的記事も面白いですが、津市は飽きた感があります。三品さんへの強力な情報提供者が津市にいるのでしょう。示現舎への情報提供者の数が全国的に少ないからでしょうかね。
    #3bdbc3e04d6d95655fa8c45e578c70b3

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