【岸田首相 暗殺未遂事件】左派に 蔓延する「テロリスト賛美」は 左翼マスコミの 責任!

カテゴリー: 地方, 政治 | タグ: , | 投稿日: | 投稿者:
By Jun mishina

15日、和歌山市雑賀崎漁港で発生した岸田首相暗殺未遂事件。逮捕された木村隆二容疑者の人物像が徐々に報道されているが、並行して左派、反自民からは同容疑者を称賛も見逃せない。昨年7月の安倍元首相を銃殺した山上徹也被告にも向けられた“テロリスト賛美 ”に通じる。こうした風潮の裏にはマスコミ、特に活動家記者が影響してはいないか。

事件の裏で見えた 二階派の痛い エピソード

事件後に和歌山駅前で街頭演説する岸田首相。(読者提供)

同日の事件については前回記事もご参考に。衆院和歌山一区補選に立候補した自民党、門博文氏の応援演説に訪れた岸田首相を狙った暗殺未遂事件。安倍元首相の惨劇からわずかのうちに再び要人へのテロが起きてしまった。

事件当時、昼のNHKニュースをご覧になった方はいるだろうか。事件現場の映像でなぜか青い服の人物にボカシが入った。これは補選候補の門博文氏。別の写真と比較すれば一目瞭然だ。

NHKニュース映像(右)。読者提供の写真(左)

なにしろ門氏は選挙に弱い。人脈も怪しい。当サイトも長らく報じた芦原地区連合自治会をご存じだろうか。和歌山市内の同和地区の連合自治会長による詐欺事件だ。同自治会長と二階幹事長(当時)、門氏らによる自民党幹事長室での記念撮影は弊社だけではなく、フライデーも報じた。門氏とのつながりで実現した面会だから二階氏とってみればとばっちりだ。

伝統ある自民党の幹事長室だが…。

【連合自治会長事件】和歌山政財界に蠢く地元グループに迫る!

門氏がこうした怪しげな人脈を持つのは無論、「票」を意識してのことだ。芦原地区は世帯数が多い。

だが前回の総選挙では比例復活もできない大敗。現在は維新の新人候補と接戦中だ。そんな門氏はスキャンダルも多い。特に故・中川昭一衆院議員の妻、中川郁子衆院議員との路上キスはあまりに有名。

検索してもキーワードに「路チュー」が浮上してしまう。このため本来は支持層であるはずの創価学会、特に婦人部からの反発が強い。だが岸田首相暗殺未遂事件の目撃者はこう感心する。

「爆音がした時に門さんは岸田首相を覆うようにしたんや」

和歌山政界ウォッチを始めて以来、門氏の男気を感じる唯一のエピソードだ。一方で今月14日、路チューの相手、中川郁子氏は二階派を退会。

事前に中川事務所に確認したところ「把握していない」との回答だった。関係者によれば「いつまでも路チューと揶揄されるので距離を置いたのでは?」と推測するが、さもありなんというものだ。

現在の二階派といえば元は二階グループが志帥会に合流した。その後、拡大を続け旧民主党議員らも受け入れている。現在の岸本周平和歌山県知事も衆院議員時代に、二階派入りが囁かれた。

志帥会といえば本来はタカ派色が強い派閥だったが、昨今はスキャンダルやトラブルが目立つ。「寄せ集め集団。派閥の勉強会でも週刊誌を騒がせる“ あの有名経営者”の名前も挙がっています。二階派らしくて(笑)。こういう点からしても政策や主張の派閥ではありません」(政界通)

路チューが代名詞になった門氏はある意味で派閥を象徴しているようだ。果たして岸田首相が命がけで応援演説に立つほどの政治家なのかは判断できない。その価値は有権者に委ねるのみだ。

ともかく岸田首相をはじめ関係者、有権者が無事だったのは幸いである。だが一方で「テロリスト賛美」という悪しき風潮は見逃せない。

私的制裁化する マスコミ報道に 警戒すべき!

昨年の安倍元首相暗殺事件の山上徹也被告へ減刑を求める署名が1万3千筆、まるで英雄視するかのような映画『REVOLUTION+1』、これらを嬉々として喧伝する左派文化人、マスコミ関係者、そして有象無象のいわゆる「アベガ―」たち。

どうみても英雄視。

特に「朝日新聞阪神支局襲撃事件」(1987年)で記者2名が殺傷された朝日新聞はよりテロ行為に厳格で報道でも慎重であるべきではないか。

和歌山の事件を受けて安倍元首相の妻、昭恵さんに見解を問う神経が理解できない。また朝日新聞に限らずマスコミ関係者の直接行動化、復讐代行化という意識や風潮を感じている。これがテロ賛美とリンクしてはいないだろうか。

その取材、一体何の 意味がある?

手前味噌になるが弊社は近年、全国的に大きな事件、地方でも関心が高い問題に関わってきた。このためマスコミ各社の行動もつぶさにウォッチしてきた。

会社・地域・事案を問わずそこにはある傾向がある。それは「行動」の割に「記事化」がされていないこと、また取材というよりも「私的制裁」になっていること。いくつか例を挙げよう。自称女性が女子トイレ、女子風呂など女性スペースに侵入するリスクについて問題提起をした「女性スペースを守る会」の会合は印象的だ。同会はLGBT活動家や左派からの反発が強い。女性スペースを守るという意見がトランスジェンダー差別と考えるからだ。

【暴走する性自認①】女性スペースを 守れの声を「分断」する 朝日新聞記者の正体

同会のシンポジウムを取材した朝日新聞・二階堂友紀記者の取材は「質問」というよりも「詰問」だった。あまりの粘着ぶりに参加者から怒声が飛んだほど。

それでも記事にして社会に問うならば分かる。しかし一字たりとも報じていない。その態度は明らかに「私がとっちめる」というものだ。この一件に限らずマスコミ各社の取材はなにしろ疑問が多い。

津市相生町自治会長事件においては新聞・テレビが報道しない以前、同市長宅に深夜、直撃取材をした地元紙。心意気は結構だが、しかし同和行政が絡む厄介な問題を深夜、自宅前で市長が「このような次第でございます」と説明するだろうか? それに以前に同和が絡めば「報道しない自由」の発現だ。

あるいは熱海市土石流問題。

土石流の起点、熱海市伊豆山の元所有者である天野二三男氏に恨みを持つ地元住民に先導されて事件とはまるで無関係の経営者、家族宅に迫るマスコミ陣。精神的に追い込まれたという悩みはいくつか聞いた。強引に押しかけ、そこでどんな情報が得られたことか。

天野氏が所有した小田原市内のビルにはデリバリーヘルスの元事務所があった。そこに侵入した人物からデリヘル嬢の履歴書を入手し持ち帰った記者も。何に使用したのか聞いてみたい。

また天野氏企業で短期間だが勤務し、現在は飲食店を営む女性にも記者らが執拗に狙った。この女性、地元では“ 美人ママ”で通る人物。どう考えても盛り土を知る由もない女性に接近するのは“やましい目的か”と嫌味も言いたくなる。

小田原市といえば今や直接行動、復讐代行で名うての神奈川新聞も印象的。公共事業に絡む問題で病気療養中の副市長のもとに押しかけた。これも津市の例と同様にそんな状況で説明できるはずがない。書面のやり取り、別の市幹部への取材など方法は他にあるはず。しかも記事になった痕跡がない。

要するにいずれも“ 仕事をやっている感”と“ 懲罰報道”という性質のものだ。やった本人たちは“夜討ち朝駆け ”と悦に入ったことだろう。だが何のことはないただの「私的制裁」である。しかも相手は「反論できない相手」ばかり。これがジャーナリズムとは思わない。

テロリストに 通じる「目的が取材を 浄化する」

こうした取材スタイルの思想性を端的に物語る材料がある。

ご丁寧にも朝日新聞記者が「目的が取材を浄化する」とマスコミに蔓延する「懲罰報道」のメンタリティーを教示してくれた。目的があれば手段は問わないという考え方は恐ろしい。テロリストに通じる発想だ。

「目的が取材を浄化する」という大マスコミの行動様式。そして日常的に記者が“ 寄り添う”左翼活動家たちの思想性も見逃せない。

左翼団体、反差別団体ではしばし内部での暴力事件、性的トラブルが発生する。

ある被害者はこう怒りを露わにした。

「被害を訴えても“’(加害者は)今まで人権問題に貢献してきた人だから ”と許せ、黙認せよ、というのです」

この証言もまた「目的が浄化する」という考え方に通じてはいないか。もっとも事件化してもマスコミはまず及び腰だろう。人権問題に貢献した人物だから「不問」にするマスコミ関係者の態度は目に浮かぶ。

マスコミ、活動家がこぞって大義があれば手段は選ばずというのは恐ろしい。また名うての活動家にはおおかた大手マスコミの“担当記者 ”がいるものだ。「活動家番」とは面白い! なぜか担当記者&活動家はSNSに飲み会風景を投稿するものだ。仲間と隠さないのはある意味の誠実さ、か。

活動家の直接行動というスタイルをマスコミ記者が影響を受けたのか、あるいはマスコミの直撃取材を活動家が模倣したのか? 「鶏が先か、卵が先か」論争になるがともかく両者は共闘、共犯関係にある。

いずれにしても社会的に影響があるマスコミ、活動家(インフルエンサー)の主張を支持する人々が「目的が浄化する」=「大物政治家・大政党を倒すならばテロも浄化する」という発想に至るのは十分、考えられる。

巷に蔓延するテロ賛美の声。その根底にはマスコミまたは左翼活動家の「私的制裁化」の風潮、そして「目的が手段を浄化する」という思想性を感じずにはいられない。

Jun mishina について

フリーライター。法政大学法学部法律学科卒。 月刊誌、週刊誌などで外国人参政権、人権擁護法案、公務員問題などをテーマに執筆。「平和・人権・環境」に潜む利権構造、暴力性、偽善性を取材する。

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【岸田首相 暗殺未遂事件】左派に 蔓延する「テロリスト賛美」は 左翼マスコミの 責任!」への5件のフィードバック

  1. 匿名

    >「目的が手段を浄化する」という思想性を感じずにはいられない

    全くもって仰る通りですが、その前提は統一教会の実態を知りつつ敢えてスルーしてきた右派マスコミにも適用される訳で、そこを指摘できなければ片手落ちかと。

    三品さんにしても、大手マスコミでタブーとされてきた統一教会の内幕や自民党との深い関係は銃撃事件の前からご存知だったでしょうし。

    あと、暴力事件やセクハラ問題についても、左派や反差別団体に限った話ではなく、右派や民族系団体や宗教団体でもよくある話なので、イデオロギーで捉えると本質を見誤るような気がします。
    #586880e7c2e104c3788d9fa6bcefa06a

    返信
    1. Jun mishina 投稿作成者

      ありがとうございます。
      もちろん自分自身も戒める所存です。

      しかし反差別団や人権団体は事情が異なります。女性の人権、非暴力を訴えてきた
      活動家の人々はより慎重であるべきではないでしょうか。
      特に「人権活動に関わる」ことがトラブルの禊ぎになってはいけませんから。

      返信
      1. 匿名

        こちらこそお返事ありがとうございます。

        ふだんの主張との矛盾/乖離という意味では、私も左派マスコミや左派系団体への指摘は仰る通りだと感じます。

        禊という意味では、一部右派系議員のブルーリボンバッジも似たようなものでしょうね。

        三品さんの仰るように山上報道の中にアレな目的の記事が存在することは事実ですが、大半の国民はそこは冷静に見極めてるのでは?と思います。

        おそらく「たしかにカルトはヤバいし、そんな連中と関係が深かった安倍さんも脇が甘いけど、だからと言ってテロはあかんわな、あとマスコミはホンマに事件があるまで教団と自民党の関係知らんかったん?」てな感じの受け止めが大半じゃないでしょうか。

        #586880e7c2e104c3788d9fa6bcefa06a

        返信
  2. 匿名

    右であろうと左であろうとメディアのやってることは変わらん。己に甘い。
    #3686b60c0357e1a9bcfd9eef15f4c743

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