学術・研究:部落探訪(179) 横浜市都筑区池辺町

アバター By 鳥取ループ

今回訪れたのは非常に少戸数の部落である。1934年の記録では6戸とされている。そして、全戸が農業をやっていたらしい。

ここでも参考にしたのは『人権のとも』2008年12月15日号である。「横浜市D地区」として紹介されている。

十日市場よりも少しだけ横浜市の中心街に近いが、それでもご覧の通りの田舎である。

広々としており、車を停める場所には困らない。

そして、トラックの駐車場となっている場所のこの風景、見覚えがある。

『人権のとも』 によれば昔白山神社があったとされる場所の写真と一致しているように見える。

何か神社の痕跡が残っていないか調べてみたが、全く何もなかった。

『人権のとも』によればここが部落への入り口である。

ここが部落ということは、もはや知られていないと考えられる。無論、差別されているとは考えられない。このアパートは満室である。

周辺は新しい家、アパート、事業所があるのだが、ここだけぽっかり穴が空いたように畑がある。

記録にある通り、ここには農家がいくつかあって、それがそのまま残っているように見える。

3軒家があり、それぞれ広い庭があり、大きな木が生えている。古くからの村がそのまま残っている証拠である。生活程度は下だったとされるが、これを見る限りは昔から広い土地を持っていたように見える。

どん詰まりまで行くと、墓地があった。墓石を見ると、昔から浄土真宗であったことが分かる。「四家」は「よつや」と読む。住宅地図を見ると、この辺りには4軒 四家 という家がある。昔は6軒だったというが、さらに昔は4軒から始まったことが名字の由来ではないだろうか。

地方によっては屋敷の近くに墓を作ることが忌み嫌われるが、ここではそれぞれの家の敷地に墓地がある。これは部落だからということではなくて、かつて都筑群だったこの地域一帯の慣習であるようだ。

『人権のとも』によれば、これらの家のうちどれかの敷地内に白山神社があるという。

それらしいものが見えた!

住民の許可を得て撮らせていただいた。

『人権のとも』の写真と一致する。赤い方は稲荷神社だ。

そして、これが白山神社。平成に入って間もない頃に、トラックの駐車場があった場所からこの場所に移された。当時は杉山神社の神主が祭祀を行ったとのこと。しかし、白山神社の由来は分からないそうだ。

学術・研究:部落探訪(179) 横浜市都筑区池辺町」への10件のフィードバック

    1. アバター鳥取ループ 投稿作成者

      それはないと思います
      関東には四ツ谷という地名が複数あるので
      地名由来で字が違っているだけという可能性もあります

      返信
  1. アバター横浜住民

    港北区に「四ツ家」バス停があります。(港北区新吉田東4丁目、5丁目)
    隣接した地域ではないので偶然かもしれませんが、何かの参考になればと思います。

    返信
    1. アバターhama

      関西には、部落を表すヨツという隠語があるのですか?また、他にも俗語があればご教示お願いします。

      返信
  2. アバター猫鍋

    ヨツと言うのは、四足の獣を扱う職業を差別する用語との認識ですが。関西のみでは、無いのでは。

    返信
  3. アバターhama

    猫鍋さん、ありがとうございます!四つ足という意味があったのですね。そういった用語が地名に残されていると考えると興味深いです。

    返信
  4. アバターhama

    へぺさん、そうすると、三重・滋賀・京都より西の沖縄を除く地域で使われるということでいいですか?それとも愛知や岐阜、福井なども入るのでしょうか。アホなこと聞いてすんません、少し気になって。

    返信

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