特集・日韓問題(3)自民党親韓議員は韓国で何を語るか!?

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By 三品純

黄会長との会談の続き。慰安婦問題について深い話に入っていく。

黄会長

金元国務総理は、自分(黄会長)が高校生の時に、既に国務総理をされていた方々なので、そうなのであろう。河村幹事長は、今回、どのような経緯で来られたのか。

河村団長

この訪韓の話が始まった頃は、日米韓三者会談ができるかどうか分からない時期で、日本国会も、日韓議連も、安倍総理も、日韓関係がこのままで大丈夫かという思いがあって、伊吹議長が森元議連会長と相談して、誰かが韓国に出向いて、皆さんとお会いして、いろいろと話を聞いてくるべきだということになって、自分に白羽の矢が立った。それから、自分は、額賀議連会長と話したが、今年の議連合同総会の話もできればと思ってやって来た。

黄会長

日米韓首脳会談の開催を契機に、ぎくしゃくした日韓関係が改善していくことを期待する。

議連間では、両国の未来に向けたしっかりした約束ができるような実質的な議論ができれば良いと思う。

従軍慰安婦問題は、他の日韓間の様々な問題に比べれば、そう難しくはない問題なので、両議連間で、分かりやすい解決策を見いだせればと思う。

同感である。村山総理の時代に、アジア女性基金を作って、相当数の元慰安婦の方々に償い金が渡った。それを今後どうするかについては、役所も協議したいとしているが、我々議連間でも話し合いをする機会があればと思う。

黄会長

昨年の議連合同総会において、河村幹事長には、合意文を作成するに当たり、素晴らしいリーダーシップを発揮していただいた。河村幹事長の指導力の下、韓日間の諸問題を簡単なものから一つひとつを解決していって、両国が過去の問題にとらわれずに、未来に向かって、世界の中で手を結び、活発に活動していく時代が来ることを期待する。

最近、ファン・クムジャさんという元慰安婦が亡くなり、その葬儀に参列した。彼女は、生前から、貧しい若者に奨学金を与えて、支援してきた方で、死後の全財産も奨学金として寄付した。国民から大変尊敬を集めた。また、そのほかの55人の元慰安婦の方々に対する韓国国民の同情も考慮して、この従軍慰安婦問題は解決されなければならないと考える。

河村団長

今日、金元国務総理から、「従軍慰安婦問題はでっち上げだ」と書いた読売新聞社に出向いて、「自分はその事実を体験から知っている。そのような記事は今後なきように」と抗議したことがあると伺った。自分(河村団長)は、そういう事実があったことを全面的に否定するつもりはないし、日本として償うべきことであると思う。ただ、日本としては、日韓条約で、一つの区切りがついたという基本的な認識があるから、それを超えてとなると、元従軍慰安婦の方々の心情、韓国国民の感情を踏まえて、日韓両国民の感情が通じ合うようにするために、どういう解決策があるのかという話し合いをしたい。

黄会長

韓国では、2011年に、憲法裁判所で、政府が従軍慰安婦問題を放置しているのは違憲であるとする判決が出たので、この問題をどのように解決するかについて、慎重に検討する必要がある。

河村団長

その判決を受けて、李明博大統領(当時)がこの問題を我が国に提起してきたが、日本政府としてどのように解決していくか、その方針は固まっていないと思う。未来志向の日韓関係を目指せば、政府はもちろんだが、両議連としても、解決策を模索していく努力が必要と考えている。

黄会長の話に出てきたファン・クムジ氏は日本の運動家の間でも「ファン・クムジハルモニ」として親しまれている。1924年、咸鏡道ハムギョンド生まれ。現在の中国吉林省間島かんとうで慰安婦生活をしたという。戦後、南北分断後は、韓国側に居住。晩年は古紙回収の収入や政府からの生活支援金を貯金し奨学金として利用するように寄付をしていた。

三品純 について

フリーライター。法政大学法学部法律学科卒。 月刊誌、週刊誌などで外国人参政権、人権擁護法案、公務員問題などをテーマに執筆。「平和・人権・環境」に潜む利権構造、暴力性、偽善性を取材する。

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