ネットの電話帳の裁判は結局その後どうなったのか? といった質問をしばしば頂きます。
去る9月5日に最後の口頭弁論が行われ、11月16日の大阪高裁判決を待つ状態になっています。
最後に双方から出された書面はこちらです。
一審原告(島崎弁護士)の理由書・答弁書
原告準備書面-H29-9-4.pdf
一審被告(ネットの電話帳)の理由書
準備書面(1)-H29-8-28.pdf
証拠説明書-H29-8-28.pdf
答弁書-H29-8-28.pdf
主な主張は次のとおりです。
大阪高裁は、電話帳への掲載件数は数千万規模であることから判決の影響の大きさを懸念しています。それに対し、島崎弁護士は、ざっくり言えば「ネットの電話帳は大した金は持っていないし、弁護士として割に合う裁判ではないから、消費者金融の過払い金返還請求のように、同種の訴訟が殺到するようなことはない」ということです。
島崎弁護士は、過去の裁判例を挙げて、単に氏名連絡先の情報の公開でも人格権侵害を認めた例があると主張しています。それに対するネットの電話帳側の主張は「いずれも双方が真正面から争わず地裁で終わっているし、昨今は登記簿等の掲載情報をネットで提供するサービスが登場しており、単に有料ならよいけど無料なら駄目だといった問題に陥っているのではないか」ということです。
どのような結果が出るか分かりませんが、いずれにしても電話帳の存続の是非にも影響する裁判であると言えるでしょう。
地裁の前所長の貝阿彌さんは西日本の部落の頭じゃないのか?